第5世代と比較すると、本体からはスピーカーやビデオカメラ、マイク、機能ではビデオ再生機能が廃止され、「音楽を持ち運ぶ」iPodの原点に戻ったといえる。本体背面にはクリップが付けられ、iPod shuffleのように服の裾などにつけて音楽を聞くことも可能となった。ちなみに搭載されているOSはiOSではなく、iPod nano用に新しく開発されたものである。ホームボタンはiOSデバイスとは異なり搭載されていない。ホームに戻るには画面を数秒タップしたままにするとホームに戻る。アクセシビリティ性も高くなり、iPhone等のように、黒地に白の表示やモノラルオーディオ、VoiceOverジェスチャーベースの画面リーダも行える。
2011年10月5日に新モデルが発表された。外観や容量に変更はないが、よりアイコンが大きくなったインターフェイスや、16種類の時計表示などの機能が加わった。価格は8GBが10,800円($129)、16GBが12,800円($149)に引き下げられた。また新モデル発売以前の第6世代の本体もシステムソフトウェア・バージョン 1.2にアップデートするとこれらの機能が加わる。
第6世代のiPod nanoは、Nike+iPodによるワークアウトの機能に加えて、腕時計のアクセサリーが多く発売されていたこともあり、現在のApple Watchの事実上の前身ともいえる製品である[19][20]。 2012年9月12日(現地時間)にiPhone 5・第5世代iPod touchと同時に発表された[21]。 マルチタッチディスプレイを搭載しつつ、第6世代で廃止されたビデオ再生機能が復活、写真の閲覧もできる。ビデオはSD画質に対応しレンタル映画も同期できる。HD画質には対応していない。iOS同様写真の拡大、縮小方法が同一になった。加速度センサーは搭載しているが、Cover Flowには対応していない。デザインも縦形に戻り、本体サイズは76.5mm(縦)×39.6mm(横)×5.78mm、重量31gである。モニターは2.5インチのフルワイドQVGA(240x432ピクセル)を搭載。ラインナップでは、8GBモデルが廃止され、16GBモデルのみとなっている。価格は前モデルと同じく12,800円($149)。 新たにBluetooth 4.0を搭載したほか、コネクターが30ピン Dockコネクタからより小型化された「Lightning」に変更された(アダプターを用いることでDock端子にも接続可能)。Nike+と歩数計も組み込まれ、フィットネス用途としても用いることができる。 2013年5月31日に、日本市場での値段が14,800円に引き上げられた[22]。値上げ理由は、NHKなどの取材で「円安ドル高による改訂」としている[23]。アメリカ市場では値段は据え置かれている[24]。また2015年3月10日には、さらに16,800円へと値上げされた。Appleの広報は価格改定の理由について「為替市場の状況に応じた価格調整」としている[25]。 2015年7月16日、カラーバリエーションがスペースグレイ、ゴールド、シルバー、ピンク、ブルー、(PRODUCT)REDの6色に刷新され、同時に17,800円へと値上げされた。ただし本体色以外の仕様に変更はない。 2017年7月27日、iPod shuffleと共に販売を終了した[26]。 2006年10月13日、AppleはProduct Red
第7世代
iPod nano (PRODUCT)REDSpecial Edition
第2世代 iPod nano版
第3世代 iPod nano以降第3世代iPod nano (PRODUCT)RED
第2世代iPod nanoのモデルチェンジ(販売終了)後も、この企画は続けられており、第3世代・第4世代iPod nanoではモデルチェンジの発表と同時にこの限定カラーもお披露目された。第3世代iPod nanoでは第2世代の原色的な赤色から『ワインレッド』のような色合いに変更されたが、第4世代では再び原色的な赤色に戻されている。
脚注^ 『 ⇒AppleはiPod NanoとiPod Shuffleを撤退させる』 2017年7月28日 Onebox News
^ “Apple Watch designer reveals the device’s origins on its fifth birthday” (英語). TechCrunch. 2020年5月10日閲覧。
^ 縦×横×厚さ、単位はmm。
^ ⇒iPod nano 発表(第1世代)
^ ⇒New nano Records Audio: Welcome, Podcasters 。iLounge Article
^ ⇒消費生活用製品の重大製品事故に係る公表 経済産業省 2008年8月19日
^ 第1世代 iPod nano バッテリー問題について アップル 2008年8月20日
^ ⇒消費生活用製品安全法第40条第1項の規定に基づく報告の徴収について 経済産業省 2010年7月29日
^ ⇒Apple - サポート - iPod nano 交換プログラム
^ 携帯型音楽プレーヤー「iPod nano(第一世代)」 (2005年9月?2006年12月に販売) - 交換
^ 有限会社アップルジャパンホールディングス(現 Apple Japan合同会社)が輸入した携帯型音楽プレーヤーについて(管理番号:A201700559)
^ ⇒新しいiPod nanoを発表(第2世代)
^ ⇒まったく新しくなったiPod nanoを発表(第3世代)
^ ⇒新しいiPod nanoを発表 (第4世代)
^ ⇒Apple Earphones with Remote and Mic
^ ⇒Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic
^ Apple、ビデオカメラ内蔵の新しいiPod nanoを発表 (第5世代)