IPhone
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

アイホン株式会社が『アイホン』を商標登録し(第5147866号ほか)、Appleがアイホンに年間約1億円の商標使用料を払うこととなった[198][補足 5]

中華人民共和国:漢王科技[199]

ブラジルグラジエンチ・エレクトロニカ

シスコシステムズやアイホンからは、使用許諾を得て共存することになったが、漢王科技からは同意を得られていない。また、ブラジルではグラジエンチ・エレクトロニカとの間で係争状態となっており、ブラジル国立工業所有権院は、「グラジエンチ社が2018年まで独占使用権を有する」との判断を示した[200]
出荷台数四半期毎の世界の売上(単位:100万台)。 Q1は10?12月  初代 iPhone  iPhone 3G  iPhone 3Gおよび3GS(Appleは両者を区別していない)  iPhone 4

この節の加筆が望まれています。
主に: 2015年以降のデータ (2019年10月)

2007年9月10日には、前日の時点で累計出荷台数100万台となったことが発表された[164]。2008年5月末現在、欧米など6か国での累計出荷台数は600万台に達した[170]。Appleは2008年末までに累計出荷台数1,000万台を目指していた。

米市場調査会社IDCによると、2008年第1四半期の米国スマートフォン市場におけるAppleのシェアは19.2%。ちなみにカナダのリサーチ・イン・モーション (RIM) が販売する「BlackBerry」(ブラックベリー)のシェア44.5%には及ばないが、パームのシェア13.4%を上回る[201]

2008年10月22日、Appleは2008年度第4四半期にiPhoneを689万2,000台とRIMよりも多くの台数を販売したと発表[202]。目標より3か月以上早く累計で1000万台を超えたことが判明した。

2008年7 - 9月の米国内での販売台数でも、それまで3年間首位を維持してきたモトローラのMotorola RAZRを初めて抜き、首位に躍り出た[203]

日本においては、iPhoneの新規発売に際しては、折からの話題性の高さもあったにせよ、Appleが予約販売を認めなかったために、全国各地で購入希望者の行列が作られ、携帯電話の新機種発売としては異例の盛り上がりを見せた。ソフトバンクモバイルの販売ランキングでは、iPhone 3G (16 GB) が2008年9月14日時点までは10週連続首位であった[204]

2009年6月19日から米国などで販売が開始されたiPhone 3GSは、発売から3日で100万台以上出荷された[205]

なお、日本単独での出荷台数は公開されていないが、市場調査会社MM総研は、2009年度の国内出荷台数はシェア4.9%で約169万台、累計出荷台数は約230万台としている[206]

2011年以降はソフトバンクだけでなく、au、ドコモ、さらにはSIMフリーMVNOサブブランド楽天モバイル向けと販路が拡大し、iPhoneを主力機種として販売に力を入れた大手キャリアでは、各社で新規契約・番号ポータビリティ時のキャッシュバックや旧機種下取りなど、さまざまな販売奨励策が取られた。また、iPhone発売以前からデコレーション携帯電話が人気のあった日本では、iPhoneの人気に合わせ、サードパーティーによるケースなどのiPhone専用グッズも拡充された。こうしたことで、iPhoneは、日本のスマートフォン市場で圧倒的な人気を誇っており、Appleは携帯電話メーカー別出荷台数シェアで2012年に1位に躍り出てから、2021年まで10年連続で1位を記録している[207]

一方、Appleなど外資系メーカーに先を越された日本メーカーは、2010年ごろから、おサイフケータイワンセグ対応、防水・防塵、テンキーなど、当時のiPhoneにはない機能を搭載させながら、Androidスマートフォンへと進出したものの、Androidの開発ノウハウが未熟だった2012年ごろまでの黎明期の機種は致命的な不具合が多かった。そして、ソフトバンクだけでなく、auやドコモがiPhoneを販売するようになるにつれ、Android離れが進み、動作が安定していて、セキュリティ対策やOSのアップデートが手厚い、iPhoneに人気が集まった。こうして、日本メーカー離れが進んだ結果、フィーチャーフォンの時代にはシェアの高かった日本メーカーのシェアは大きく低下し、多くのメーカーが携帯電話事業から撤退した。そして、Appleは日本の携帯電話業界のメーカー勢力図を大きく塗り替えていった。

期間世界日本
出荷台数累計出荷台数出典出荷台数シェア出典
2007年4 - 6月27万27万 ⇒[3]
7 - 9月111万138万 ⇒[4]
10 - 12月231万369万 ⇒[5]
2008年1 - 3月170万539万 ⇒[6]
4 - 6月71万610万 ⇒[7]
7 - 9月689万1,299万 ⇒[8]
10 - 12月436万1,735万 ⇒[9]
2009年1 - 3月170万1,905万 ⇒[10]
4 - 6月520万2,425万 ⇒[11]
7 - 9月740万3,165万 ⇒[12]
10 - 12月870万4,035万 ⇒[13]
2010年1 - 3月875万4,910万 ⇒[14]
4 - 6月840万5,750万 ⇒[15]
7 - 9月1,410万7,160万 ⇒[16]106万12.2%[17]
10 - 12月1,624万8,784万 ⇒[18]6位以下[19]
2011年1 - 3月1,865万10,649万 ⇒[20]99万11.4%[21]
4 - 6月2,034万12,683万 ⇒[22]99万12.1%[23]
7 - 9月1,707万14,390万 ⇒[24]大きく減少(IDC) ⇒[25]
10 - 12月3,704万18,094万 ⇒[26]283万26.6%[27]
2012年1 - 3月3,510万21,604万 ⇒[28]226万22.2%[29]
4 - 6月2,603万24,207万 ⇒[30][31]148万18.8%[32]
7 - 9月2,691万26,898万 ⇒[33][34]199万18.0% ⇒[35]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:384 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef