IPhone_3GS
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iPhone 3GS
iPhone 3GS ブラック
開発元Apple
製造元フォックスコン (OEM)[1]
種別スマートフォン
世代第3世代 (3G)
発売日2009年6月19日 (2009-06-19)[2]
売上台数最初の週末までに100万台以上[3]
OSiPhone OS 3.0(初期搭載)
iOS 6.1.6(最終版)
SoCSamsung S5PC100
CPU600 MHz ARM Cortex-A8[4]
メモリ256 MB eDRAM
ストレージ8、16、32 GB フラッシュメモリ
ディスプレイ3.565インチディスプレイ(対角線上)
解像度320×480ピクセル、163 ppi
アスペクト比2:3
24ビット(1676万色)LCD
入力機器マルチタッチパネルディスプレイ
3軸加速度計
デジタルコンパス
近接センサー(英語版)
環境光センサー
マイクロフォン
ヘッドセットコントロール
デジタルカメラ3.0 MPビデオ対応 (VGA、30 fps)、ジオタギング、オートフォーカスホワイトバランス露出
外部接続クワッドバンド(英語版) GSM/GPRS/EDGE
(850 900 1,800 1,900(英語版) MHz)
トライバンド UMTS/HSDPA
(850 1,900 2,100(英語版) MHz)
Wi-Fi (802.11 b/g)
Bluetooth 2.1+EDR
USB 2.0/Dockコネクタ[5]
電源内蔵再充電リチウムイオン電池[6]
3.7 V 1219 mAh
オンラインサービスApp Store, iTunes Store, iBooks Store, MobileMe
サイズ縦 115.5 mm (4.55 in)
横 62.1 mm (2.44 in)
奥行 12.3 mm (0.48 in)
重量135 g (4.8 oz)
前世代ハードiPhone 3G
次世代ハードiPhone 4
関連商品iPad, iPod touch(一覧(英語版))
ウェブサイトアップル - iPhone (Archive)

iPhone 3GSは、Appleが開発・販売していたタッチスクリーンスマートフォンである。iPhoneの第3世代でiPhone 3Gの後継機種。2009年6月8日にサンフランシスコのモスコーニ・センターで開催されたWWDC 2009で発表された。

解像度でビデオ撮影機能が付いたカメラや、ボイスコントロール(英語版)[7]、下り7.2 Mbit/s HSDPA対応(ただし、HSUPAプロトコルをAppleは実装しなかったため上りは384 kbpsまで。)[8]といった主なパフォーマンス(英語版)を改善した機能を実装した。2009年6月19日にアメリカ合衆国、カナダ、欧州六ヶ国で[2]、26日にオーストラリアと日本で、8月に世界各国で発売された。
歴史

アメリカ合衆国とカナダ、欧州七カ国で予約が始まったのが2009年6月8日で、19日に発売された。オーストラリアとイギリスでは26日発売だった。発売一週間で100万台以上の売り上げを見せた。そして7月から8月にかけて世界中で発売されるようになった。

当初は「iPhone 3G S」として発表されたが、実際には「iPhone 3GS」として発売された。しかし、その後は、Apple公式サイトで「iPhone 3Gs」の名称が使われるようになった。
機能

iPhone 3Gsの新機能は主に処理速度に関して内部に変更がなされており、「iPhone 3Gs」の「s」は「Speed」を意味する[9]。iPhone 3Gsのアップグレードはパフォーマンスに関することが主体だが、いくつかのソフトウェア機能も独占的に導入され、後にiPhone 4にもそれらのすべての機能が導入された。
ディスプレイ

搭載液晶ディスプレイはAppleが設計し、LGエレクトロニクスが生産している。3.5 in (8.9 cm)のタッチスクリーンで163 ppiの解像度は480×320。前機種のディスプレイからの改善点として、より色豊かに表示させるための24ビットカラーエミュレーション(18ビットカラーディスプレイでディザリング)[10]や、ディスプレイ上での指紋を軽減するための疎油性コーティングが挙げられる。またタッチスクリーンは何も装着していない指や複数の指によるマルチタッチを検知するために設計されている。
カメラ

搭載カメラは3メガピクセルでオムニビジョン・テクノロジーズ(英語版)が製造している。より高いメガピクセルカウントに加えて、オートフォーカス、ホワイトバランス、オートマクロ、そしてVGAビデオの録画に対応している。

iPhone 3Gsのカメラアプリケーションにはスライダー機能があり写真撮影とビデオ撮影を切り替えることができる。さらにタップでのフォーカス設定も可能で、5倍のデジタルズームで撮影エリアをオートフォーカスしたり(iOS 4と5)、エリアを押さえてオートフォーカスと自動露出ロック(iOS 5のみ)をしたり、被写体のグリッドライン表示(iOS 5のみ)が可能である。
プロセッサーとメモリ

サムスン電子設計製造のSamsung APL0298C05が搭載されている。他の搭載チップで、CPUは833Mhzから600MhzにアンダークロックされたARM Cortex-A8、GPUはPowerVR SGX 535である。

前機種iPhone 3Gの2倍の容量である256MBのeDRAM搭載によるパフォーマンスの向上やマルチタスキングを可能にしている。

Appleは、iPhone 3Gsは前機種の2倍速いとしており数種類のアプリケーションのローディング時間が前機種の半分だったと発表している。
ストレージ

過去の機種のようにすべてのデータはフラッシュメモリに保存されておりSIMには無く、ストレージの増量もできない。当初は16GBと32GBモデルのみの発売だったが、大容量モデルでiPhone 4を選んだり過去モデルとなった3GSを買う需要があったのか後にその16GB、32GBの2モデル販売終了と同時に8GBモデルも発売された。
電源とバッテリー

3.7V、1219mAhの内蔵再充電可能リチウムイオンポリマーバッテリーが搭載され、フル充電と放電が400回繰り返されても元容量の80%を保持できるように設計されている。バッテリー残量のパーセンテージ表示が初めて搭載された。

Appleは、3Gsで10時間のビデオ再生、9時間のWi-Fiを使ったウェブブラウジング、12時間の2G回線を使った通話、5時間の3G回線を使った通話、30時間の音楽再生が可能でスタンバイ状態では300時間持つとしている。
磁気センサ

iPhone 3Gsには磁気センサも内蔵されていて、端末の周辺で磁場の方角や強度を測定するのに使用される。時々特定の端末や無線信号が妨害することがあるためユーザーは干渉場所から移動するか、端末を8の字に動かして再調整する必要がある。また発売時にコンパスアプリケーションが搭載されており、磁場の方角をコンパスで表示させることができる。
接続

iPhone 3GでのトライバンドUMTS/HSDPAとクワッドバンドGSM/GPRS/EDGEに加え、3GSでは下り7.2Mbit/sのHSDPAで高速ダウンロードが可能になったが、アップロード速度はAppleがHSUPAプロトコルを実装しなかったため変化はない。他のアップデートとしてNike+iPodセンサーが内蔵されていて、外部センサーの必要性が無くなり、Nike+iPodにネイティブ対応するようになった。またiPhone 3GsでのBluetoothサーバーはBluetooth 2.1の対応によって改善されている。
ボイスコントロール

ボイスコントロールはiPhone 3Gsで初搭載された機能で、声で電話機能や音楽機能が操作できる。この機能を有効にするにはホームボタンを長押しする必要がある。
アクセシビリティ機能

VoiceOver、色反転、テキストズームもiPhone 3Gsで初搭載された機能で、VoiceOverは音楽の詳細、システムメニューやテキストなどを音声再生する機能であり、最初に搭載されたのはiPod shuffleの第3世代である。色反転は配色において白を黒に、黒を白に反転する機能で、テキストズームはディスプレイでテキストを拡大する機能である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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