iOS(アイオーエス)とは、Appleが開発および提供する、iPhoneとiPod touch向けのモバイルオペレーティングシステム(組み込みプラットフォーム)であり、BSD系UNIXから開発されたNeXTのOPENSTEPを起源とするMacintosh専用のmacOSをモバイル機器用途に改変したものである。2023年9月時点で、最も新しいバージョンであるiOS 17は、iPhone SE(第2世代)やiPhone XS/XS Max/XRとそれ以降に発売されたiPhoneに対応している。
バージョンのアップデートは無料で行えるが、アップデート後に古いバージョンへ戻す行為(いわゆるダウングレード)を行うことはできないことには多くの批判がある。なお、Appleの公式サポートページには、「ソフトウェアを常に最新の状態にしておくことは、Apple製品を安全に使うための最も重要な方策の一つ」との記載がされている[3]。 AppleのスマートフォンであるiPhoneや、PDA機能を持つデジタルメディアプレーヤーのiPod touch(iOS 15以前)、タブレット端末のiPad(iOS 12以前)に搭載されているモバイルオペレーティングシステム(OS)である。 iPadにはiOS 13以降は搭載されず、iPadOSが搭載されることがWWDC 2019で発表された。このためiPadで利用できるiOSはiOS 12以前のみとなっている。 2007年のリリース当初は本OSに正式名称はなく、Appleのマーケティング資料にはiPhoneにApple製デスクトップOS Mac OS X(現:macOS)を搭載しているとだけ記載されていた[4][5][6]。2008年5月13日、Appleは本OSの正式名称をOS X iPhone とした[7][8]。Appleは、2009年5月13日にWWDC 2009でiPhone OS 3.0[9]、2010年4月28日にWWDC 2010でiOS 4[10]を発表するとプレスリリースを出した。2010年6月7日に発表したバージョン4.0から現在のiOSという名称を用いている[11]。 セットトップボックスのApple TVには、iOSをベースにしたtvOSと呼ばれるOSが採用されている。また、Apple Watchには、同じくiOSをベースとしたwatchOSが採用されている。 SHSH
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