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iOS 8
開発者Apple
OSの系統iOS
ソースモデルオープンソースのコンポーネントを使用したクローズドソース
初版2014年9月17日 (9年前) (2014-09-17)
最新安定版8.4.1 (12H321) / 2015年8月13日 (8年前) (2015-08-13)
プラットフォームiPhone

iPhone 4S

iPhone 5

iPhone 5c

iPhone 5s

iPhone 6

iPhone 6 Plus

iPod touch

iPod touch (第5世代)

iPod touch (第6世代)

iPad

iPad 2

iPad (第3世代)

iPad (第4世代)

iPad Air (第1世代)

iPad Air 2

iPad mini (第1世代)

iPad mini (第2世代)

iPad mini 3

カーネル種別ハイブリッド(XNU
ライセンスプロプライエタリソフトウェア
先行品iOS 7
後続品iOS 9
ウェブサイトApple - iOS 8(ウェイバックマシンによるアーカイブ)
サポート状況
終了
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iOS 8(アイオーエス エイト)は、Appleが開発しているモバイルオペレーティングシステムiOSの8番目のメジャーリリースである。2014年9月17日にリリースされた[1]
概要

2014年6月2日WWDC 2014の基調講演でiOS 8が発表され[2]、同年9月17日に一般配信が開始された[1]

対応端末はiPhone 4S以降、iPad 2以降、iPad Air (第1世代)以降、iPad mini (第1世代)以降、iPod touch (第5世代)以降。

iOS 7までサポートされたモデルのうちiPhone 4がiOS 8以降においてサポート対象外となった[3]

デザイン面では変更は無いものの、Appや各種機能の強化、サードパーティーの開発者向けに多くのAPIの開放を実施したことが大きな特徴となっている[2]。リリース当初はバグが多く、動作も特に旧機種を中心に重くなるという事態が続発した。Appleはそれらを改善するためにiOS 8.0.1とiOS 8.0.2を立て続けにリリースし、その後、iOS 8.1がリリースされた[4]

iOS 8の評判は上々だった。批評家は、さまざまなアプリケーションや端末間での操作を容易にする主な機能として、連係機能を高く評価した。また、QuickTypeキーボードの単語候補も好評で、Spotlight検索機能の拡大は、iPhoneを「ほとんどすべてのものを検索できる検索ポータル」にしていると評価された[5]。しかし、iOS 8の可能性を最大限に発揮するには、サードパーティーの開発者が自分のアプリケーションを統合して新機能、特に通知センターのウィジェットをサポートする必要があると指摘している[6]

リリースからおよそ1週間後、iOS 8のiOS利用シェアは46%に達していた。2014年10月には、導入率が前月から1ポイントしか増えず、停滞していることが報じられた。この状況は、アップグレードをインストールするためには大量の空きストレージ容量が必要であり、特に最大ストレージ容量が8ギガバイトまたは16ギガバイトで販売されているiPhoneでは困難であることが原因とされた[7]。翌12月には、iOS 8の利用率は63%に達し、10月の測定値から16%も増加した[8]
新機能・変更点

iOS 8では、MaciPadでiPhoneの電話に出たりSMSに返信したりできるなど、製品カテゴリーの異なる端末間でのコミュニケーションを可能にするクロスプラットフォームシステムである「連係」機能を導入した[9]。連係には、ある端末で作業を開始し、別の端末で継続することができる「Handoff」機能がある[10]。その他の変更点としては、より詳細な検索結果を提供するSpotlight検索機能の拡大、家族がそれぞれのアカウントを連結させてコンテンツを共有し、親の一人が権限を持つ管理者となる「ファミリー共有」、文脈に応じた予測単語の提案を提供する「QuickType」を備えたキーボードなどが挙げられる[11][12][13]。サードパーティーの開発者は、自分のアプリケーションをオペレーティングシステム (OS) により深く統合するために、通知センターでのウィジェットのサポートや、iOSのデフォルトキーボードを置き換えることができるキーボードの作成機能などの追加機能を得た[14][15]

また、さまざまなフィットネスAppのデータを集約できる新しいヘルスケアAppや、緊急時にロック画面でアクセスできる「メディカル ID」の有効化、写真を同期してクラウドに保存できる写真Appの「iCloud写真」のサポート、ファイルをクラウドに保存して端末間で参照できる「iCloud Drive」など、さまざまなアプリケーションのアップデートが行われた[16][17][18]。iOS 8.4では、AppleはミュージックAppをアップデートし、「Apple Music」というストリーミングサービスと、「Beats 1(現Apple Music 1)」という24時間ラジオ局を追加した[19]
システム
連係

iOS 8では、異なる製品カテゴリーのデバイス間での通信を可能にするクロスプラットフォームシステム「連係」機能を導入した。iPhoneにかかった電話をiPadとMacで受け、iPhoneを経由して通話が可能になった。また、iPadおよびMacでは、従来のiMessageの機能を拡張し、iPhoneに届いたSMSの表示にも対応した[9]

連係機能の一環で、「Handoff」と呼ばれる機能が追加され、iPhoneでメールを作成し、Macで送信する前にiPadで続きを行うといったように、ある端末で作業を開始し、別の端末で継続することが可能になった[10]。Handoffと連係を使用するには、Macが2014年10月にリリースされたOS X Yosemiteを搭載し[20]、さらにBluetooth Low Energyに対応している必要があった[9]
Spotlight

iOS 8では、多くのウェブサイトやサービスと連携し、Spotlight検索機能が拡大された。この機能には、ウィキペディアの記事の抜粋、地方ニュース、端末にインストールされているアプリケーションの起動、iTunesのコンテンツ、映画の上映時間、付近の場所、さまざまなウェブサイトの情報などが含まれている。Spotlightは、iOSのホーム画面や、Safariの検索バーで利用できる[11][21]
通知

通知センターのデザインが変更され、ウィジェット機能が追加された。サードパーティーの開発者は、自分のアプリケーションにウィジェット機能を追加することで、利用者がそれぞれのアプリケーションを開くことなく、通知センターの情報を見ることができるようになった。例として、天気Appで現在の天気を表示したり、カレンダーAppで今後の予定を表示したりすることができる[22][15]

インタラクティブな通知機能になり、メッセージに通知から直接返信することが可能になった[23][24]
キーボード

iOS 8には、QuickTypeと呼ばれる新しい予測入力機能が搭載され、キーボードの上に単語の予測が表示される仕様になった[25][13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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