iOS 15
開発者Apple
OSの系統iOS
ソースモデルオープンソースのコンポーネントを使用したクローズドソース
製品出荷版 (GA)iOS 15(19A341) iPhone 13 mini、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max
最新安定版15.8.2(19H384) / 2024年3月5日
使用できる言語[注 1]
プラットフォームiPhone
iPhone 6s
iPhone 6s Plus
iPhone SE (第1世代)
iPhone 7
iPhone 7 Plus
iPhone 8
iPhone 8 Plus
iPhone X
iPhone XS/XS Max
iPhone XR
iPhone 11
iPhone 11 Pro/11 Pro Max
iPhone SE (第2世代)
iPhone 12/12 mini
iPhone 12 Pro/12 Pro Max
iPhone 13/13 mini
iPhone 13 Pro/13 Pro Max
iPhone SE (第3世代)
iPod touch
iPod touch (第7世代)
カーネル種別ハイブリッド(XNU)
既定のUICocoa Touch (マルチタッチ, GUI)
ライセンスプロプライエタリソフトウェア
先行品iOS 14
後続品iOS 16
ウェブサイトApple - iOS 15
サポート状況
サポート中
(iOS 16以降に対応しない端末向けのセキュリティアップデートのみ)
シリーズ記事
iPadOS 15(iPad用の派生OS)
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iOS 15(アイオーエス フィフティーン)は、Appleが開発しているモバイルオペレーティングシステムiOSの15番目のメジャーリリースである。 開発者向けベータ版は2021年6月8日(日本時間)に配信され、パブリック・ベータ版は同年7月1日(日本時間)に配信され、正式リリース版は日本時間2021年9月21日午前2時に配信された。 2021年6月7日、COVID-19感染拡大防止の観点からオンラインで開催されたWWDC 2021で発表された[2]。 対応端末はiPhone 6s/6s Plus以降のiPhoneと、iPod touch (第7世代)。iOS 13およびiOS 14でサポートされたモデルに引き続き対応[3]。 iOS 15までサポートされたモデルのうち、iOS 16以降に対応しないiPhone 6s/6s Plus・iPhone SE (第1世代)・iPhone 7/7 Plus・iPod touch (第7世代)向けに、セキリュティアップデート限定でサポートが継続している。また、iOS 15.7.1までは、iOS 16へのアップデートを保留しているiOS 16対応の端末もセキュリティアップデートの対象となっていた。 iOS 15では、FaceTime通話中の他のユーザーに音楽を聴いたり、映画を見たり、画面を共有したりすることができる機能「SharePlay」が導入された[4][5][6][注釈 1]。 iOS 15では、FaceTimeにグリッド表示とポートレートモードが追加された。また、空間オーディオや雑音を減らす機能も追加された。Appleは、新たに追加されたリンクとカレンダーイベントにより、WindowsやAndroid端末のウェブブラウザからFaceTimeの通話に参加することが可能になった[7][8]。 「集中モード」は、通知を後回しにしてフィルタリングするためのもので、睡眠時や仕事中など、さまざまな場面で集中モードを有効にすることができる。有効にしている間に表示されるAppや通知は、利用者が個別に選択できる。また、集中モードを有効にすると、仕事などに関連するウィジェットやAppを表示することができる[9]。 カメラApp、または写真Appから画像にあるテキストや物などをスキャンし、情報を摘出できるようになった[10]。また、表示されているランドマークや花などを直接調べることが可能になった[11]。 Safariは再設計され、「タブグループ」機能が追加された。これにより、タブを整理したり、タブグループ全体を共有することが可能になった。これまでmacOSのSafariで使用できたブラウザの拡張機能は、iPhoneとiPadの両方で初めて利用できるようになった。また、新しいスタートページが追加された[12]。 マップAppでは、ランドマークや交通信号機、バスレーン、自転車レーン、横断歩道などの都市の3Dモデルがより繊細になり、拡張現実を使用したナビゲーションにはARが使われている[13]。また、特定の公共交通機関のリアルタイムの時刻表をピン留めすることが可能になった[9]。 天気 Appは、ユーザインタフェースが一新され、新しいアニメーションやフルスクリーンでの天気図が表示されるようになった[10]。 ウォレット Appは、米国の一部の州で発行された運転免許証などの身分証明証を追加できるようになった。この情報は暗号化され、Apple Payと同じくSecure Element内に保存される。自宅やアパート、ホテル、オフィスなどのデジタルキーに対応した[11]。 またこのバージョンより[注釈 2]、SMART Health Cardの仕様に基づいた、検証可能なCOVID-19のワクチン予防接種または検査結果の記録をウォレットAppにダウンロード可能になるとの発表がされた[14]。 通知センターのユーザインタフェースが新しくなり、アイコンが大きく表示される仕様になった。新たに「通知要約」機能が追加され、特定の時間に緊急性がない通知をまとめて表示することができる[11]。 メッセージAppでは、一部のユーザインタフェースが再設計された。これによって、複数の画像を送受信する際、スワイプやタップなどのジェスチャー操作で画像をすり替えたり、選択なった。また、新たなMemojiが追加された。 その他、以下の機能が追加された[8][11]。
概要
新機能・変更点
SharePlay
FaceTime
集中モード
テキストの認識表示
Safari
マップ
天気
ウォレット
通知センター
メッセージ
その他
「探す」ネットワークがAirPods ProとAirPods Maxに対応
「iCloud+」が登場
「あなたと共有」機能が追加
翻訳Appがライブ翻訳に対応
Appのデータ追跡情報が一目で確認できるように
「メールプライバシー保護」機能追加
Siriが端末上のみで処理が可能に
「AppStore」や「探す」や「Game Center」「睡眠」などのウィジェットが新たに追加。
バージョン
Size:71 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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