バージョンのアップデートは無料で行えるが、アップデート後に古いバージョンへ戻す行為(いわゆるダウングレード)を行うことはできないことには多くの批判がある。なお、Appleの公式サポートページには、「ソフトウェアを常に最新の状態にしておくことは、Apple製品を安全に使うための最も重要な方策の一つ」との記載がされている[3]。 AppleのスマートフォンであるiPhoneや、PDA機能を持つデジタルメディアプレーヤーのiPod touch(iOS 15以前)、タブレット端末のiPad(iOS 12以前)に搭載されているモバイルオペレーティングシステム(OS)である。 iPadにはiOS 13以降は搭載されず、iPadOSが搭載されることがWWDC 2019で発表された。このためiPadで利用できるiOSはiOS 12以前のみとなっている。 2007年のリリース当初は本OSに正式名称はなく、Appleのマーケティング資料にはiPhoneにApple製デスクトップOS Mac OS X(現:macOS)を搭載しているとだけ記載されていた[4][5][6]。2008年5月13日、Appleは本OSの正式名称をOS X iPhone とした[7][8]。Appleは、2009年5月13日にWWDC 2009でiPhone OS 3.0[9]、2010年4月28日にWWDC 2010でiOS 4[10]を発表するとプレスリリースを出した。2010年6月7日に発表したバージョン4.0から現在のiOSという名称を用いている[11]。 セットトップボックスのApple TVには、iOSをベースにしたtvOSと呼ばれるOSが採用されている。また、Apple Watchには、同じくiOSをベースとしたwatchOSが採用されている。 SHSH Microsoft WindowsやiOSデバイス以外のApple製ハードウェアと異なり、iOSの各バージョンに対するサポート終了時期は明示されていない。一部例外もあるが、出荷時のOSバージョン+4回のメジャーアップデートとメジャーアップデート終了後1年のセキュリティアップデートが慣例となっている。(例外の例として2024年5月iOS12は発表から5年弱立ってるのに対しiOS13に対応しないiPhone5s、iPhone6、6Plus、iPod touch6世代、iPadAir初代、等はまだサポートされている。2024年5月現在のiOS12の最新バージョンは12.5.7(2023年のバージョン)だ。 同じく、サードパーティアプリ側のiOSサポート期間は一概には決まっていない。2018年11月に、当時の最新バージョンiOS 12から3世代前のiOS 9がインストールされた端末について『ポケモンGO』などの人気サードパーティアプリが動作対象外となったケースがある[13][14][15]。 日付は現地時間(日本時間は+1日)。 バージョン配信日最終更新日最終バージョン新たにサポート対象外となった機種
概要
サポート期間
バージョン一覧
12007年6月29日2008年7月15日1.1.5
22008年11月10日2009年5月13日2.2.1
32009年9月19日2011年2月21日3.2.1
42010年9月18日2011年7月1日4.3.5iPhone(初代)
iPod touch(第1世代)
52011年11月10日2012年5月25日5.1.1iPhone 3G
iPod touch(第2世代)
62012年9月19日2014年2月21日6.1.6iPod touch(第3世代)