IMI タボール TAR-21TAR-21
IMI タボール TAR-21
種類軍用小銃
製造国 イスラエル
設計・製造IMI/IWI
仕様
種別アサルトライフル
口径5.56mm
銃身長460mm
ライフリング6条右回り・7インチ一回転
使用弾薬5.56mm NATO弾
装弾数30発(湾曲箱形弾倉、M16系STANAG マガジン)
作動方式ロングストロークピストン方式
全長725mm
重量3,300g(オプション装備時)/2,800g(オプション非装備時)
発射速度700-1,000発/分
銃口初速950m/秒
有効射程300-500m
歴史
設計年1997年-2001年
製造期間2002年-
配備期間2006年-
配備先#タボールの採用状況
関連戦争・紛争イスラエル:ガザ侵攻 (2006年)、レバノン侵攻 (2006年)、ガザ紛争 (2008年-2009年)など
グルジア:南オセチア紛争 (2008年)
タイ:カンボジア・タイ国境紛争 (2008年)
IMI タボール TAR-21(IMI Tavor TAR-21)は、イスラエルのIMI社の小火器部門が最初に設計し、その後小火器部門が分離独立した民間銃器メーカーであるイスラエル・ウェポン・インダストリーズ社が生産・販売する、元はイスラエル国防軍向けに開発したブルパップ方式アサルトライフルであり、同社の主力製品のひとつである。目次 「タボール」(ヘブライ語:????「変貌」)とは、旧約聖書に登場し、新約聖書においてもイエスが昇天したと伝えられているガリラヤ地方のタボール山(Mt.Tavor、Taborとも表記されるが、これはヘブライ語のVとBはほぼ同じ発音であることに起因する)から取られた。機種型式(基礎モデル)名および通称として使われる「TAR-21」とは「Tavor Assault Rifle - 21st Century=21世紀のタボール・アサルトライフル」の略である。 ちなみにタボールと同時期に登場したアサルトライフルには、21世紀を目前に設計されたことから、タボールと同様に次世代の軍用小銃という意味合いで「21」を付けたアサルトライフルが数種存在する。有名なものでは、シンガポールSTK社設計のSAR21、イスラエル設計のガリル・アサルトライフルをライセンス生産している南アフリカデネル・グループ・ベクター設計のCR21がある。 タボールが設計された背景には、アメリカ軍から格安で購入してイスラエル軍に支給されていたM16A1、CAR-15、そして軍の一部に支給されていたガリルを置き換えることと、輸出用が主体として設計されていたガリルが旧式化したことにある。 このため、イスラエル軍の近代化と現代の兵器マーケットに対応するため、新型アサルトライフルの開発をイスラエル軍はIMI社の小火器部門(当時)に命じた。その後、IMI社のデザイナーであったポーランド出身のザルマン・シェベス(Zalman Shebs)を開発責任者とするチーム「フォームテック」が組織され、1994年より試作品「AAR90」(アドバンス・アサルト・ライフル90)として5世代に渡り研究開発が続けられた[1]。 当時のイスラエル軍が主として提示した"車両からの出入りや市街戦を容易に行うべく全長は短く、だが野戦時でも平坦な中東の戦場に対応するため射程や威力は十分に確保する"と言う条件を満たすライフルはブルパップ方式であるとチームは判断し、彼らが他の各国のアサルトライフルを比較・研究して開発し、1997年に基礎を確立させた結果が、この「タボール」なのである。 完成型は1999年のミリポル
1 概要
2 開発された背景
3 特徴・基本仕様
4 バリエーション
4.1 TAR-21(タボール・スタンダード・モデル)
4.2 CTAR-21(コンパクト・タボール)
4.3 STAR-21(シャープシューター・タボール)
4.4 GTAR-21(グレネードランチャー・タボール)
4.5 MTAR-21 (マイクロ・タボール)
4.6 X95
4.7 タボール7
4.8 ジッタラ(Zittara)
4.9 シビリアン・モデル
4.10 フラットトップ
4.11 タボール TS-12
5 タボールの採用状況
5.1 イスラエル国内
5.2 イスラエル国外
6 トイガンのタボール
7 登場作品
7.1 映画
7.2 アニメ
7.3 漫画
7.4 小説
7.5 ゲーム
8 脚注
9 参考文献
10 関連項目
11 外部リンク
概要
開発された背景 タボールを使用するイスラエル軍女性兵士
特徴・基本仕様 マイクロタボールを使用するイスラエル軍特殊部隊エゴズ大隊の兵士 タボール(CTAR-21)を携帯するイスラエル兵 M203グレネードランチャー付タボールを持つカラカル大隊の女性兵士
ステアー社で設計されたAUGの初期型のストックにハンドガードを追加し、なおかつ「ごつく」したような、イスラエル製らしい外見をしたブルパップ方式のスタイルである。トリガーガードと一体化したグリップ上部にはバレルを冷却させるための通風孔がある。肩付けする部分のバットプレートは開閉可能で、内部にあるボルトを取り出して掃除することが可能である。