多くのネットワーク・プリンタと少し旧型のIP電話はIEEE 802.1Xに非対応のため、そのままではこれらの機器がネットワークに接続できなくなる。対症療法的にLANスイッチのMACアドレス・フィルタ機能を使ってこれらの機器をネットワークに参加させることができるが、LANスイッチのポートが固定となるため設定の手間がかかるだけでなく、MACアドレスを偽装した不正接続に対して大きなセキュリティホールとなり推奨できない。ネットワーク・プリンタ等のセキュリティの確保できない端末機器だけのネットワークをVLANによって分割するなどの工夫が求められる。 Windows 2000 SP4以降、EAP-TLSとPEAPに対応しており、Windows XP 以降、EAP-MD5、EAP-TLS、PEAPにも対応している。 macOSはサプリカント機能を標準で内蔵している。 本規格は2001年に初版が発行された。それ以降も追加拡張を経て改版されており、2023年現在、以下の版がある。
OS
標準化
IEEE 802.1X-2001[1]: "Port-Based Network Access Control" として初版リリース
IEEE 802.1X-2004[2]: (タスクグループP802.1aaの反映)
IEEE 802.1X-2010[3]: MACsec
802.1Xbx-2014: MACsec
802.1Xck-2018: YANG対応
IEEE 802.1X-2020[4]: (上記Xbx, Xckの反映)
出典
「IEEE 802.1Xの全貌」日経NETWORK 2004年12月号 p.82?p.95
^ IEEE 802.1X-2001
表
話
編
歴
IEEE標準
現行
488
730
754
854
828
829
896
1003
1014
1016
1076
1149.1
1154
1164
1275
1278
1284
1355
1394
1451
1497
1516
1541
1547
1584
1588
1596
1603
1613
1666
1667
1675
1685
1800
1801
1815
1850
1888
1900
1901
1902
1904
1905
2030
11073
12207
14764
16085
16326