ICO_(ゲーム)
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ICOジャンルアクションアドベンチャーゲーム
対応機種
PlayStation 2
PlayStation 3
開発元ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売元ソニー・コンピュータエンタテインメント
プロデューサー海道賢仁
ディレクター上田文人
デザイナー上田文人
音楽大島ミチル
人数1人[注釈 1]
発売日PlayStation 2
2001年9月26日
2001年12月6日
アジア2002年1月13日
2002年3月20日
2004年1月1日
PlayStation 3
2011年9月22日
2011年9月27日
2011年9月28日
2011年9月29日
対象年齢CERO:B(12才以上対象)
ESRBT(13歳以上)
OFLC:G
PEGI:7+
コンテンツ
アイコン暴力
売上本数PlayStation 3
24,031本[1]
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『ICO』(イコ)は、ソニー・コンピュータエンタテインメントにより開発・発売された日本のアクションアドベンチャーゲーム2001年12月6日PlayStation 2用ソフトとして発売され、後に「PlayStation 2 the Best」として廉価版が発売された。また、2011年9月22日にはPlayStation 3用のHDリマスター版が発売された。
概要

角が生えたために生贄として謎の古城に閉じ込められた少年イコが、そこで出会った言葉の通じない少女ヨルダの手を取り、彼女を守りつつ共に古城から脱出する内容のアクションアドベンチャーゲーム。

キャッチコピーは「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから」[2]。この「手を繋ぐ」という動作は本作を特徴づけるゲームシステムとして組み込まれ[3][4]、本作の基幹となるビジュアルイメージにもなっている[5][6]。プレイヤーは必要に応じて「手を繋いでヒロインと共に先へ進む」状況と、「手を放して主人公を自由に行動させる」状況を切り替えながらゲームを進めていく。

ゲームの根本的な部分はパズル的な要素を含んだ仕掛けを解きながら道を切り開き先へ進んでいくという、従来のアクションアドベンチャーゲームの形式を踏襲するものであるが[4]、本作の開発は「単なるビデオゲームではないものを作る」という発想から出発しており、従来のビデオゲームにおける約束事として定着していた諸要素、例えば勝ち負けを競う要素や、キャラクターの強さやヒットポイントなどを示す画面上のパラメーターやアイコン類の表示、その他数々のゲーム的な演出といったものが排除されている[5][6]

その一方で本作では、長大なムービーを用いて映画に似せるのではなく、かと言って膨大な作り込みによって大作感を出すのでもなく、あくまでプレイヤー自身がヒーローとなり、美しく作り込まれた世界の内側にいることを実感できるような方向での娯楽性が模索されており、ビデオゲームの双方向性を生かしつつの、目的に沿って絞り込んだ規模での世界の構築が行われている[2][4][5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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