Iモード絵文字
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.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(Unicode6.0の絵文字)が含まれています(詳細)。

iモード絵文字(アイモードえもじ、i-mode絵文字、モード絵文字)は、iモード対応の携帯電話およびこれに互換する携帯電子端末機器類に搭載される外字文字セット、もしくはその文字の総称。
概説

iモードで利用可能な外字の文字セットであり、未定義領域を除き271文字からなる。絵文字と呼ばれるように、記号類のみで構成されており、電子メールでの使用を想定している顔文字(例:=わーい)やスケジュールなどで使う多くのピクトグラム(例:=電車、=電話)を中心としたものとなっている。

iモード立ち上げメンバーである栗田穣崇が開発した[1]。栗田によれば、絵文字のデザインをまとめたのは建築家青木淳だという[2]

元はiモード用に開発されたNTTドコモによる独自仕様の機種依存文字であり、パソコンなど、他の環境で使われている文字セットとは基本的に互換性はなく、そのため一般にはiモード端末同士での利用に限られる。

ただし、2005年から2006年に掛けてNTTドコモと、auKDDI沖縄セルラー電話連合)・ソフトバンクモバイルの端末間で相互に絵文字変換機能が実装されたため、利用者は通常の方法で絵文字を含むEメール送受信が可能となった。PHSコンピュータ端末との間では互換性はないが、ウィルコムとは2008年1月22日に絵文字変換を相互に開始し、またPC環境向けに開発されたフォントが有償もしくは無償で提供されており、インストールすることで表示が可能になる。

収録されている文字や記号の中には既存の文字セットにも見られるものがいくつか含まれているが、,,といった四角の中に数字を書いたものが含まれている文字コードは他にはAdobe-Japan1-4以降のみである(CID 10764から、四角中に数字・ひらがな・カタカナ・アルファベットが含まれたグリフが定義されている)

2016年にはニューヨーク近代美術館で1999年にNTTドコモの「iモード」で使われた176種類の絵文字の展示がされた[3][4]
文字集合

iモードの絵文字には、基本絵文字セットと拡張絵文字セットがある。拡張セットに対応しているのはHTML4.0対応バージョン以後の機種(504i/212i/251i=一部除く= と、FOMA2051・2102以降)である。拡張セットの文字は古い機種では表示できない。

また、文字には色も定義されている。前出のものでは、「わーい」が紫、「電車」が緑、「バス」が赤とされている。もちろん、カラー表示のできない501iといった初期の機種では、すべて黒で表示される。
TRONコード

BTRON仕様のオペレーティングシステムを対象とした大規模文字セットであるTRONコードには第9面Bゾーンにiモード絵文字領域があり、収録されている。具体的には第9面9121番?917E番、9221番?927E番、9321番?937E番に定義され、未定義領域も含めて再現されており、デコーディングを行うことでiモード文書を読み込むことが可能である。

以下にTRONコードにおけるiモード絵文字のコード表を示す。

0123456789ABCDEF
9-9120
9-9130
9-9140
9-9150
9-9160
9-9170
0123456789ABCDEF
9-9220
9-9230
9-9240
9-9250
9-9260
9-9270
0123456789ABCDEF
9-9320
9-9330
9-9340
9-9350
9-9360
9-9370

なお、iモード絵文字がTRONコードに収録された当初、割り当てられたコードにバグがあり、2003年7月9日の改訂で29文字分のコードが差し替えられている[5]。上記に掲げた文字コード表は改訂後の修正されたものである。
Unicode

2010年10月にUnicode 6.0が公開された。このバージョンで正式に他のキャリアの絵文字と一緒にiモードの絵文字が採用された。

Unicodeで表現したiモード絵文字の一覧を下記に示す。(表は、iモードのShift_JISの配列)[6]

0123456789ABCDEF
F89☀
F8A☁☔⛄⚡🌀🌁🌂♈♉♊♋♌♍♎♏♐
F8B♑♒♓🎽⚾⛳🎾⚽🎿🏀🏁📟🚃Ⓜ️🚄🚗
F8C🚙🚌🚢✈🏠🏢🏣🏥🏦🏧🏨🏪⛽🅿🚥🚻
F8D🍴☕🍸🍺🍔👠✂🎤🎥↗🎠🎧🎨🎩🎪🎫
F8E🚬🚭📷👜📖🎀🎁🎂☎📱📝📺🎮💿♥♠
F8F♦♣👀👂✊✌✋↘↖👣👟👓♿
F94🌑🌔🌓🌙🌕🐶🐱⛵🎄↙ぴあチケ?チケ先
telP
コード
F95🎬👝✒🎦ぴ?👤💺🌃ぴ⃝ぴ⃞C!⃞🔜🔛🔚⏰F⃣
F96D⃣S⃣C⃣R⃣◪◼▽††††††††††I⃣M⃣E⃣VE⃣🔵
F97💳⃠❎📲📩📠ℹℹ✉ĐⒹ💴🆓🆔🔑↩
F98🆑🔍🆕🚩➿#⃣Ⓠ1⃣2⃣3⃣4⃣5⃣6⃣7⃣8⃣9⃣
F990⃣❤💓💔💕😃😠😞😖😵⤴🎵♨💠💋✨
F9A💡💢👊💣🎶⤵💤❗⁉‼💥💦💧💨〰➰
F9B🆗αα⃣👕👛💄👖🏂🔔🚪💰💻💌🔧✏👑
F9C💍⏳🚲🍵⌚😔😌😅😓😡😒😍👍😜😉😆
F9D😣😏😭😢🆖📎©™🏃㊙♻®⚠🈲🈳🈴
F9E🈵↔↕🏫🌊🗻🍀🍒🌷🍌🍎🌱🍁🌸🍙🍰
F9F🍶🍜🍞🐌🐤🐧🐟😋😁🐴🐷🍷😱

iモード絵文字を内包する絵文字

iモード絵文字を表示できる絵文字集合。但し、一部のロゴなどは収録していない場合がある。
Lモード絵文字
iモード絵文字を絵柄を変えずに収録している
WILLCOM絵文字・Y!mobile絵文字
iモード絵文字をweb絵文字という名前で絵柄を変えずに収録している
イー・モバイル絵文字
iモード絵文字を独自に描き替えた絵柄で収録している
脚注[脚注の使い方]^ Shigetaka Kurita: The man who invented emoji CNN style, 2018-05-23
^ 「MoMAに収蔵された事が話題となっている携帯電話の「絵文字」のデザインを手掛けたのは、建築家の青木淳だった」[1]。
^ 世界の「emoji」 MOMAで展示開始[リンク切れ]
^ ニューヨーク近代美術館に「絵文字」展示
^2003年7月9日付 文字セット改定のお知らせ[リンク切れ]
^EmojiSources.txt

関連項目ウィキメディア・コモンズには、iモード絵文字に関連するメディアがあります。

iモード

iモードメール

絵文字

携帯電話の絵文字

SoftBank絵文字

EZweb絵文字


Unicode6.0の携帯電話の絵文字の一覧


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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