2017年5月に実施したシステム移行の影響で一時的に有料会員数減少が生じたものの[63]、日本でもSVODが急速に普及した事に加え、日本テレビ主導によるHuluオリジナル番組や地上波連続ドラマのスピンオフ作品配信が好調だった事もあり、2018年度前期に初の黒字化を達成[64]。後期に有料会員数200万人を突破した[51]。
2017年7月に行われた第三者割当増資により、米国Hulu社との資本関係が復活した[22]。
2020年6月5日、Huluで都度課金(TVOD)サービス「Huluストア」を6月10日から開始すると発表した。Huluストアは、アカウントの作成が必要ではあるものの、SVODの契約有無に関わらず、同サービスの利用が可能で、映画・ドラマの最新作品やイベントのライブ配信を作品単位で課金する仕組みとなっている[65][66][67][68]。これに伴い、讀賣テレビ放送は「ytvオンデマンド」の直営による動画配信サービスを終了し、Huluストアにサービスを移行した[注 7]。
2023年7月12日、ウォルト・ディズニー・カンパニーの日本法人であるウォルト・ディズニー・ジャパンとの間で協業を発表し、ディズニーの定額制動画配信サービスであるDisney+とのセットプランの提供を同日から開始した[69][70]。 パソコン・スマートフォン・タブレット端末や、インターネットに接続可能なテレビ・ブルーレイディスクレコーダー・ゲーム機・デジタル音楽プレーヤー・セットトップボックスなど、多くのデバイスで日本国内向けのサービスを視聴できる。 4K映像作品は一部のテレビとメディアプレーヤーに対応し、2022年9月時点でパナソニック・シャープ・ソニー・LG・東芝・アイリスオーヤマ・船井電機製のテレビとAmazon Fire TV・パナソニック製セットトップボックスの一部機種のみ視聴可能である[81]。
沿革
2011年
9月1日 - 日本向けのサービスを開始[17]。
2014年
4月1日 - 新会社・HJホールディングス合同会社へHuluの日本向けサービスの権利義務を100%承継[20]。
2016年
2月18日 - HBOと日本国内独占配信契約を結び、配信を開始した[71]。
2017年
4月1日 - HJホールディングスを合同会社から株式会社に改組[72]する。
5月18日 - 日本版Huluはドメインを「hulu.jp」から「happyon.jp」に移行し、同時にシステムも一新した。システム強化とダウンタイムのないシステム移行が目的としている[21]。
7月26日 - HJホールディングスはHulu,LLC(米国Hulu社)、ヤフー[注 5]、東宝、讀賣テレビ放送、中京テレビ放送の5社を引受先とする第三者割当増資を実施[22]。
2018年 - HBOとの独占配信契約が終了。『ゲーム・オブ・スローンズ』などのHBO作品は引き続き配信している[73][74]。
2019年
5月23日 - 2018年度後期に日本の登録ユーザー数が200万人を突破したと日本テレビホールディングスの決算説明会で発表[51]。
9月3日 - 日本版Huluはドメインを「happyon.jp」から「hulu.jp」に戻した[75][76]。
2021年
1月26日 - 複数のユーザーと同時視聴しながらチャットができるウォッチパーティ機能(ベータ版)の提供を開始[77]。
3月5日 - 一部オリジナルドラマや映画作品の4K・HDR映像と5.1chサラウンドに対応[78][79]。
2023年
7月12日 - ウォルト・ディズニー・カンパニーの日本法人であるウォルト・ディズニー・ジャパンとの協業を発表し、Disney+とのセットプランの提供を開始[69]。
12月6日 - 1アカウントで最大4台のデバイスから同時視聴[注 8]可能となる[80]。
対応デバイス
料金
月額1,026 円(税込)。iTunes Store決済[注 9]の場合は月額1,050 円(税込)、Disney+とのセットプランは月額1,490円(税込)[注 10]となる[69][83]。