HomePod_mini
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AirPlay 2によって他社のストリーミングサービスの音楽も高音質で聴けること、Apple TVと接続できること、HomeKitのハブになるという他社製品には無いHomePod独自の機能が支持されている。

第7世代iPod touch 32GBモデルは、Amazon Music HDやmora qualitasがサービスを開始し、Apple Musicも空間オーディオとロスレス対応したお陰で、低価格で買える音楽プレーヤーとして再評価されている。
特徴
音楽再生
HomePodでは
AirPlay 2をサポートしており、Apple Musicは勿論のこと他社のストリーミングサービスやPC・スマートフォンに保存されている音楽ライブラリの再生、Radikoなどの一部のオーディオ機器ではサポートされていないインターネットラジオの番組もAirPlay 2によって高品質な音楽再生が可能である。
ステレオペア機能
HomePodを2台用意して、ステレオペアによる音楽再生が可能である。ただし、ステレオ再生されるのは一部のApple純正アプリで再生した場合だけであり、それ以外のアプリでの再生はモノラル再生となる。
Apple TV拡張スピーカ機能
HomePodでは、Apple TVのスピーカーとして使うことも可能である。Apple TV 4K (第2世代)ではeARC機能に対応しており、テレビ音声を流すことが可能になった。
音声認識・連携機能
HomePodはスマートスピーカとしての性格を持っており、HomeKitのハブとしての機能を有しているだけでなく、Siriによる音声認識にも対応している。
HomePod mini

2020年10月13日に行われたAppleのスペシャルイベントで発表された[12]。価格は99ドル、10,800円(税別)[13]

筐体が小型化され、Apple S5を搭載。基本的な機能はHomePodとほぼ同じ。Apple TV拡張スピーカー機能には発売当初は非対応だったが、2021年の春のイベントで対応が発表された。電源ケーブルは先端がUSB-Cとなっており、専用のACアダプターが必要(同梱されている)。

2021年10月19日に行われたAppleのスペシャルイベントでいままでのホワイト、スペースグレイに加えて新たにイエロー、オレンジー、ブルーを追加した[14]

2022年7月1日、14,800円(税込)へ価格改訂[15](米国で99ドルを維持)。
他社製品との比較

アマゾンのAmazon EchoではAmazon Music HD、GoogleのGoogle HomeではGoogle Play Musicでの音楽再生に対応しているが、これらのスマートスピーカーでは、サポートされていない他社のストリーミングサービスでの音楽再生時や、PCやスマートフォンに保存されている音楽ライブラリの再生時は、Bluetoothでの接続が必須になるという致命的な欠点を抱えている。それに対して、HomePodではAirPlay 2をサポートしており、iOSやMac、PCがサポートしているほぼ全ての音声を再生することが可能である。

AppleはEcho ShowやGoogle Nest Hubのような製品を発売していないため、音楽再生時の曲名・ジャケット表示は、原則Apple TVを使用するか、他社のネットワークオーディオプレーヤー等を使用することになる。AirPlayではEcho ShowやGoogle Nest Hubでは対応していない他社ストリーミングサービスの曲名・ジャケット表示もサポートしているので、HomePodにてAirPlay 2経由で音楽再生し、他社のネットワークオーディオプレーヤー製品を併用することで、曲名・ジャケット表示の補完が可能である。
Amazon Echoシリーズとの比較
アマゾンはAmazon Music HDを開始し、Echo Studioを発売したことにより、Alexa対応製品の多さ、サービス面や音質面ではHomePodを凌駕していたが、Apple Musicの空間オーディオ及びロスレス化、Apple TV 4KのeARC対応によって、SONY 360 Reality Audioとハイレゾに対応しているEcho Studio以外は、HomePodと比べて機能面や音質面での優位性は事実上無くなったといえる。Echoシリーズには音声出力端子があるのに対して、HomePodには搭載されていない。また、Echo Studioでは光ミニ入力端子を搭載し、Echo Linkでは光デジタル入力端子を搭載したことにより、HomePodと同様に他社ストリーミングサービスの音楽再生にも対応することが可能になったが、この場合はEcho Showの強みである曲名・ジャケット表示機能を失ってしまう。Echo Showの曲名・ジャケット表示機能については、Amazon Musicなどの対応サービスのみに適用されるが、AirPlay 2では自社他社サービス問わず曲名・ジャケット表示機能に対応している。Radikoの場合は、Echo Showでは放送局名のみ表示されるが、AirPlay 2では放送局名だけでなく、番組名とジャケット表示にも対応している。Echo Studioではハイレゾに対応しているが、HomePodやAirPlay 2では対応していない。両者ともドルビーアトモスには対応しているが、HomePodではSONY 360 Reality Audioには対応していない。HomePodは、Echo PlusやEcho Studioとは異なりZigBee規格には非対応。但し、ZigBee規格に対応したフィリップスのHueシリーズ等はHomeKitに対応しているため補完は可能である。HomePodには無いオプション製品として、サブウーファーのEcho Sub、車載用のEcho Auto等がある。
Google Homeシリーズとの比較
音声認識やスマートフォンの普及台数、対応製品などはAppleを大きく凌駕したシェアを持っており、シリーズ製品も多く発売されている。Chromecast Audio等の製品やMiracastはハイレゾ対応により伝送レートにおいてAirPlay 2よりも優位性はあるものの、Apple Musicとは異なりGoogle Play MusicやYouTube MusicではCD品質及びハイレゾはおろか3D音声にも対応していない。また、AppleのMusicアプリは、Apple TVやAirMac Express等を触媒に使用してAirPlay 2機能を使って音質向上させる裏技があり、Apple Musicの空間オーディオ及びロスレス化も相まって、音楽再生機能や使い勝手、音質面、スピーカーのスペックについてはHomePodに優位性がある。HomePod miniについては価格帯や機能面等において競合している。Google Nest Hubは、Echo Showシリーズと同様にHomePodには無い画面表示機能が搭載されており、曲名・ジャケット表示機能は勿論のこと、YouTube再生にも標準で対応している。HomePodには無いオプション製品として、メッシュWi-FiルーターのGoogle Nest WiFiがある。尚、Appleは過去にAirMac Extreme、AirMac Express、Time MachineといったWi-Fiルーターを販売してきたが、2021年現在では販売終了しており、これらの製品ではメッシュWi-Fi機能や音声認識機能には非対応である。
Sonos Oneとの比較
価格面やコスパについてはHomePodを大きく凌駕するような機能を持っているが、HomePodよりも劣る点は幾つかあり、Sonos Oneでは5GHz帯のWi-Fiには非対応、2Wayモノラルスピーカーのため単体ではステレオ再生と3D音声には対応していない。AirPlay 2に対応しているため、曲名・ジャケット表示機能などの音楽再生機能はHomePodとほぼ同じ機能を持つが、5GHz帯のWi-Fi非対応のため、グループ化可能な機種は限られる。HomePodには無い固有機能として、Sonos Portを使用してアナログ音源の再生に対応している点である。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 太平洋標準時
^ 2014年11月発売
^ 2016年11月発売

出典^ アップル、米英豪でAIスピーカーを2月発売へ 産経新聞(2018年1月23日)2018年1月24日閲覧


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