2008年のベータ・テストを経て、2009年より公式にモバイルサイト m.wikipedia.org が、当初は英語版とドイツ語版で用意されました。2011年には、MobileFrontendという拡張機能が[1]、モバイルに対応するために用意されました。ウィキペディアに何の機器のブラウザでアクセスしているかを自動判別する機能も備わっています。また次に説明する公式のアプリは、2012年に公開されています。ウィキペディア日本語版では、2015年6月にモバイルからのアクセスが過半数を上回りました[2][3]。
ウィキメディア財団では、モバイルから編集できることにも力を入れており[4]、それには写真のアップロードも含まれます[5]。
公式アプリウィキペディア公式モバイルアプリの歴史と一覧については「ウィキペディアのモバイルアプリケーション一覧」を参照「ウィキペディアモバイル (アプリケーション)」も参照
公式のアプリケーションソフト(アプリ)はWikimedia Foundation(ウィキメディア財団)から提供されています。(各アプリストアのアプリページはウィキメディア財団以外が運営する外部リンクです) iOS用の公式アプリ「ウィキペディア」が提供されています。通信料金以外、無料でダウンロードが可能です。
iOS
言語版をまたがった検索、記事の閲覧、編集が可能です。おまかせ記事や秀逸な記事を表示したり、地図で記事を探したり、記事を保存したり、閲覧履歴を表示したりすることができます。ウィキペディア アカウントでログインすることも可能で、iOSのダークモード(dark mode
)や触覚タッチ、ホーム画面(home screen)に表示されるウィジェット(→ウィジェットエンジン)にも対応しています。ウィキメディア・アプリ/iOS よくある質問 (MediaWiki) にさらに説明があります。 Android用の公式アプリ「ウィキペディアモバイル」が提供されています。通信料金以外、無料でダウンロードが可能です。
Android
閲覧および編集に使用出来ますが、ウォッチリストが使用不能なほか、自身の会話ページへのアクセスに不便があります。
ウィキメディア・アプリ/Android よくある質問 (MediaWiki) にさらに説明があります。 Windows 8およびWindows 10用の公式アプリが提供されています。 ウィキペディア上の記事は、デスクトップ[注 1](パソコン)とモバイルそれぞれに最適化した形で表示されます。つまりクロスプラットフォームに対応することを目的としています[6]。モバイル向けの表示がされています[7]。
Windows
モバイルとデスクトップの表示の違い