Havok SDKのバージョン1.0は2000年のGame Developers Conferenceにて公開された。それ以来改良が加えられ、Havokバージョン5.0は2007年9月にリリースされた[5]。このエンジンのソースコードはライセンス締結の後に配布され、Windows、Xbox、Xbox 360、Xbox One、ニンテンドーゲームキューブ、Wii、Wii UおよびSwitch、ソニー・コンピュータエンタテインメントのPlayStation 2、PlayStation 3、PlayStation 4、PlayStation 5、PlayStation PortableおよびPlayStation Vita、アップルのMac OS X、そしてLinux用のソフトウェアで採用が知られている。 2000年にSDKが立ち上げられて以来、150を超えるビデオゲーム、コンピュータゲームで使用されている。それらのうちで主になるのはファーストパーソン・シューティングゲーム(FPSゲーム)であり、次のような使用例がある。 FPS以外のジャンルのものとしては次のような使用例がある。
採用実績
Monolith ProductionsのF.E.A.R.
2K MarinのBioShock2
エレクトロニック・アーツのバトルフィールド1943
任天堂のゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(アクションアドベンチャーゲーム)
THQおよびRelic Entertainment
ユービーアイソフトのアサシン クリード(ステルスゲーム、アクションアドベンチャーゲーム)
ブリザード・エンターテイメントのスタークラフト2(リアルタイムストラテジー)[7]
2K Gamesおよびベセスダ・ソフトワークスのThe Elder Scrolls IV: オブリビオン(ロールプレイングゲーム)
フロム・ソフトウェアのDemon's Souls(アクションロールプレイングゲーム)
カプコンのデッドライジング2(アクションゲーム)およびロスト プラネット エクストリーム コンディション(サードパーソン・シューティングゲーム、アクションゲーム)
エレクトロニック・アーツのDead Space 2(サードパーソン・シューティングゲーム)
Valve CorporationのSource Engine
オートデスク 3ds Maxに搭載されているreactorプラグイン
オートデスク Mayaのプラグイン
Adobe Director - Shockwaveのためのxtraプラグイン[8]
Second Life - 2008年4月にHavokバージョン4、2014年にバージョン2011.2を導入した[9]。仮想空間の中で物理エンジンにより動作するオブジェクトの作成が可能となっている。
脚注[脚注の使い方]^ Business Wire (via Yahoo press) (2012年). “ ⇒Havok? to Showcase Full Technology Suite for Windows 8, Windows RT and Windows Phone 8 at Microsoft’s Build 2012”. Yahoo press. 2012年11月7日閲覧。
^ Engadget (2011年). “ ⇒Havok physics engine comes to Android 2.3, demoed on Xperia Play”. Engadget. 2011年3月5日閲覧。
^ [1]