Haswell
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Haswell生産時期2013年6月2日から
生産者インテル
プロセスルール22 nm
アーキテクチャx64
命令セットx86-64, Intel 64
コア数2から18
(スレッド数:2から36)
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LGA 1150

LGA 2011-v3

前世代プロセッサIvy Bridge
次世代プロセッサBroadwell
ブランド名

Core i3

Core i5

Core i7

Celeron

Pentium

Xeon

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Haswellマイクロアーキテクチャ(ハズウェル マイクロアーキテクチャ)とは、インテルによって開発されたマイクロプロセッサマイクロアーキテクチャである。

第4世代Intel Coreプロセッサとして製品化され[1]、2013年6月2日から一般向けに販売された[2]。その後、Sandy BridgeIvy Bridgeに続く製品として、2013年6月4日COMPUTEX TAIPEI 2013で正式発表された[3][4]
概要

Haswellマイクロアーキテクチャの開発は、前々世代のNehalemマイクロアーキテクチャを開発したオレゴン州ヒルズボロチームが担当した。様々な省電力技術が導入され、インテルが普及を進めるUltrabookに最適化されたプロセッサだと考えられている[5]。ただしインテルは、タブレット、ノートパソコン、デスクトップ、サーバーという幅広い機器に最適化できるようHaswellを開発したことも表明している[6]。IDF2011で実働デモが行われ、IDF2012で更なる詳細が発表された。

Ivy Bridgeと同じクロック数で比べた際、10%以上の速度向上が見込めるとしている[7]

グラフィックス性能にも力を入れており、上位内蔵GPUであるGT3e(Iris Pro Graphics 5200)及び一部のGT3(Iris Graphics 5100)に関しては、Iris(アイリス)というブランド名が付けられた[8]Iris Pro Graphics 5200 は Ivy Bridge の Intel HD Graphics 4000 に比べ、実行ユニット数が16から40に増え、2倍以上のパフォーマンス向上となっている[8]
特徴
Ivy Bridgeから引き継ぐ特徴


トライゲート22 nmプロセス
[9]

14段のパイプライン

1つのコアの余剰リソースを2つ目のコアに仕立てるハイパースレッディング・テクノロジー

ターボブースト・テクノロジー

新規に確認されている特徴

CPU部


演算処理のためのポート数が6個から8個へ拡充[10]

分岐予測の精度向上による、パイプラインストールの減少[10]

AVX2 (Advanced Vector Extension 2)[11]FMA3(Fused Multiply Add)、BMI(Bit Manipulation Instruction Sets(英語版))などの拡張命令の追加[12]

トランザクショナルメモリのハードウェアサポート

L1データキャッシュの帯域倍増(ロード64Bytes/cycle、ストア32Bytes/cycle)

L2キャッシュの帯域倍増(64Bytes/cycle)

L2 TLB(Translation Lookaside Buffer)エントリ数の増加およびラージTLBのサポート[13]

リオーダバッファのエントリ数の増加(168→192)

物理レジスタファイルの増加(整数160→168、浮動小数点144→168)

リザベーションステーションのエントリ数の増加(54→60)

GPU部


GT1(HD Graphics)、GT2(HD Graphics 4200、4400、4600、P4600、P4700)、GT3(15 W版 HD Graphics 5000、28 W版 Iris Graphics 5100)、GT3e(Iris Pro Graphics 5200)と、性能別に4種類のGPUを提供[8]

4K解像度への対応[14]

Direct3D 11.1、OpenCL 1.2、OpenGL 4.0への対応[15]

組み込みGPUで3画面出力時の組み合わせ制限撤廃[16]

新規に見込まれている特徴


スタンバイ時の待機電力をUltrabookでシステム全体で 1/30(3 W→0.1 W)に減少[17][18]

電力管理機構全体の組み込み[19]

Thunderboltテクノロジ[20]

製品構成

[21][22][23]
デスクトップ向け

型番の末尾が「R」の CPU は Intel Iris Pro Graphics 5200 (GT3e)[24]、それ以外はIntel HD Graphics *( 無印 - 4660 ) を搭載。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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