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「HTF」はこの項目へ転送されています。方面艦隊の略号については「北東方面艦隊」をご覧ください。
Happy Tree Friends
ジャンルフラッシュアニメ
ダークコメディ
スプラッター
原作Kenn Navarro
Rhode Montijo
『Happy Tree Friends』(ハッピーツリーフレンズ)は、Mondo Media製作によるフラッシュアニメ作品。略称は「HTF」[1]「ハピツリ」[2]。
作品は一見コミカルで可愛らしいが、内容は極めて残虐なスプラッターアニメである。日本ではPG-12指定だが、海外ではR15+やR18+相当のレーティングが指定されていることがほとんどである。
本編は公式サイトにおいて公開されている他、YouTubeのMondo Mediaのチャンネルにて視聴することができる。 この作品の特徴を簡単にまとめると、血と臓器にまみれたシュールでグロテスクなギャグアニメというものになる。一見するとかわいらしい動物達が登場するコミカルなアニメだが、最後には登場キャラクターのほぼ全員が凄惨な死に方をして終わる[注 1]。 一話完結形式のため、別の話に怪我や死が持ち越されることはない。映像だけを見るならばかなり残酷であるが、現実世界ではありえないような原因で死ぬなど唐突で残酷なシーンそのものがギャグになっているのに加えて、ストーリーには「棒を持って走り回ると危険」「悪い事をすれば罰が当たる」などの寓話的要素も含まれている。 各エピソードには教訓メッセージが存在し、例えば虫歯の治療から事故に発展する話の場合では「Brush after every meal!(食事の後には歯磨きをしよう)」といった具合でエンドクレジットの後に表示される。 Mondo Mediaが制作する他のアニメーションと異なり、銃が登場せず[注 2]、暴力描写以外のブラックユーモアやアダルトな表現も皆無である。 ある日、Mondo MediaでRhode Montijo
概要
歴史
始まり
1999年、Mondo Mediaはこのウサギを使って何らかのショートムービーを作るチャンスを与えた。担当に当たったAubrey Ankrum、Rhode Montijo、Kenn Navarroの3人は『Banjo Frenzy』という名前のムービーを作り上げた。このムービーは恐竜(後のランピー)がバンジョーを演奏している途中に弦が切れ、それを見ていた三人の動物たち(後のカドルス、ギグルス、トゥーシー)がそれを嘲笑ったことに腹が立ち、殺害してしまうという内容のものであった。そしてMondo Mediaは『Happy Tree Friends』という名前を付け、シリーズ作品としての本格的な制作に着手した。 Mondo Mediaは暴力的でグロテスクな表現を使用する理由について宝島社のインタビューで次のように答えている[4]。
制作意図
「トムとジェリーのトムがジェリーをぺしゃんこに押しつぶしても、ただ意味もなくおかしいと思えるように『実際にこんなことはありえない』とか『こんなこと、ばかげている』と思えるものは、ユーモアの一部になりえます。アニメだから行き過ぎると面白い」(Kenn Navarro/監督)
「かわいらしいキャラクターが登場して物語がスタートし、それぞれのキャラクターの個性を生かしたユーモアとジョークが満載のストーリーが展開される。『楽しかったね、はい、おしまい』。そんな感じで、とにかく楽しんでもらいたい。ただそれだけです」(Warren Graff/脚本家)
「暴力とは神経質になり、不快だという意味合いがあると思いますが、私たちのストーリーで使用する暴力は、ただの副産物でパンチラインのひとつに過ぎません。特にメッセージ性があるわけではなく、何かのレッスンがあるわけでもありません。ユーモアをベースに作っている私たちが、楽しくて笑っているから、視聴者たちにも楽しく笑ってもらいたい。そんな純粋なエンターテイメントです。また、私たちは大きな子どもで、決していじわるが好きな集団ではありません」(Ken Pontac
また監督のKenn NavarroについてKen Pontacは「ネガティブなことがあっても、必ずポジティブに捉える、いい意味でとても楽観的な人です。温厚でとても素敵な人格者ですね」「彼は小心者なんです。目玉が2つに割れた時の中身をアニメに描写するために写真のリサーチをしていましたが、吐き気を催して、リサーチが続行できなくなりました」「ストーリの源がやさしい心を持つ人にあること、それがクオリティにつながるのだと思います」と評している。 デビュー直後の2000年、Happy Tree Friendsは予期せぬ大ヒットとなり、アクセス数が月に1500万回以上まで膨らんだ[5]。
成功