HOTEL_(テレビドラマ)
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後者では赤川から「立場が上になることに伴う責任を自覚しろ」と言われる。第4シリーズでは仕事でミスをして落ち込んだ徳大寺を励ますため、客を装って匿名でサンキューレターをホテルに送るなど、仲間思いな面もある[注 4]。周囲からは「明」と名前で呼ばれている。客を疑ってかかることが多く、年齢差のある夫婦仲が悪い女性(演 - 大沢逸美)をホテトル嬢呼ばわりしたこともあり、その客は備品を持って帰ったが、翌日に夫と共に返却に来た際は、「僕からのお詫びの印なんでどうぞ持って帰って下さい」と言っている(第3シリーズ・第4話)。赤川や北山らに頼み事をされるときは「明ちゃん」と呼ばれることが多い。第3シリーズには「(同シリーズで共演した)津村が好き」という設定があった。
東京プラトン
持田 健一(もちだ けんいち)
演 -
小林稔侍フロント・オフィスマネージャー。フロント課など宿泊部門の責任者で、赤川たちの直属の上司にあたる。フロントのほか(第1シリーズ・第4話)、営業を担当していたこともあり(90秋)、その後、フロントオフィスマネージャーとして東堂や佐伯とともに宿泊部門の管理の中枢を担っている。2児の父親だが、妻は既に他界している。第1シリーズでイギリスに本社を置くホテルグループからヘッドハントの話を持ちかけられるが、赤川たち従業員から嘆願書が出されたことなどもあって最終的には思い留まる(第1シリーズ・第3話 - 第4話)。第3シリーズ第22話では長期休暇を取って子供とグアム旅行を楽しんだ。なお、この時演じた子供(演 - 小林健小林千春)は小林の実子でもある。その後、第4シリーズ冒頭でシンガポールプラトンの宿泊支配人として異動するも、2000年のスペシャルで帰国して東京ドームプラトンの総支配人になる。
佐伯 真理(さえき まり)
演 - 紺野美沙子社長秘書。バンケットで開かれる企画や企業の大口契約なども担当し、英語、フランス語でも会話が出来るトライリンガルでもある。元々は香港プラトン勤務で、ベルガール、バンケット、フロントクラーク、ルームクリーニングなどあらゆる職務を経験し、最終的にはVIPを主に応対する役職にまで昇進(91年春での回想)。その後、ニューヨーク・プラトンではマネージャー秘書を務めており東堂の部下であった。東堂が東京プラトンに異動となった4年後、大原に見込まれて東京プラトンに転属となり社長秘書となる(第1シリーズ・第1話)。92春では影山とともにフランスのホテル・クリオンに派遣されている。その後、第4シリーズ冒頭で再び香港プラトンへ異動。社長から「佐伯君」と呼ばれているが、それ以外は後輩も含めて「真理さん」と名前で呼ばれている。
小島 ティナ(こじま ティナ)
演 - 川村ティナフロントクラーク。赤川と同期。もともと海外に住んでいたため英語は堪能。しかし、怒ると日本語と英語が混じってしまうこともある。 なお、第1シリーズには(同シリーズで共演した)水谷に英語で話し掛けるシーンが数回ある[注 5]お菓子が好きで、第3シリーズ・第10話で神崎が持っていたキャンディ[注 6]を食べた後、フロントで眠くなってしまうことがあった[注 7][注 8]。周囲からは「ティナ」と名前で呼ばれている。
水谷 杏子(みずたに きょうこ)
演 - 菊池桃子フロントクラーク。第1シリーズ。東京プラトンで料理人をしていた父から話を聞いて憧れを抱くようになり、学生時代はブランケットでアルバイトをしていた。その後、採用試験を受けるものの不合格となってしまう。翌年(つまり赤川が新人ホテルマンとして入社した日)、試験に落ちたことへの憂さ晴らしとして田中律子名義でプラトンのスイートルームで宿泊し、ドアノブのプレートを使ってイタズラを仕掛ける。その後イタズラを誤魔化すために仮病を使うが、佐伯が宿泊している部屋で手当てを受ける。それに転じて起きた騒動後、事情を聞いた東堂に特例で入社試験の機会を与えられて見事に合格(第1シリーズ・第1話)。中途採用の赤川たちと同期となる[注 9]。赤川の友人・宮沢(演 - 嶋大輔)の商談を行うための打開策を相談すべく自ら社長室に駆け込んだこともある(第1シリーズ・第9話)ほか、ブライダルフェアの模擬結婚式では花嫁役を演じたこともある。赤川とは恋人寸前の仲にまでなったが、その矢先に香港プラトンへ異動したため実現しなかった(91秋)。赤川の部屋のベッドで一緒に就寝した森を敵視し、赤川を『不潔』呼ばわりした。第1シリーズ・第10話で推理小説家ジョン・ベーカーの妻、アガサが襲われたときは「一平君にもしものことがあったら」と話し、赤川が拉致されたときは「(赤川を)探してきていいですか?」と話すなど、赤川のことを他の誰よりも心配している[注 10]。同話でアガサがチェックアウトしてタクシーに乗る前に英語で「好きな人がいなくなったから」とアガサに話した[注 11]。アガサがタクシーで帰った後、赤川に聞かれた時は「英語の『ラブ』には深い意味はないから」と話している。ミステリー小説が好きで、第1シリーズ・第10話で赤川に『ホテル殺人事件』(著・ジョン・ベーカー)の話をし、アガサが宿泊したときは赤川に「ジョン・ベーカーの奥さんよ」と話している。
影山 涼子(かげやま りょうこ)
演 - 伊藤かずえ男女雇用機会均等法改訂による初のべルガール。第2シリーズでは父の十三回忌だった。実家は京都の老舗料亭・桂屋(第2シリーズ・第3話)。幼少時に父を亡くしたが、その父は東堂と旧知の仲であった。母親・奈津子(演 - 江波杏子)の相談を受けた東堂の意向で、オーストラリアシドニーにある「ペッパーズプラトンホテル」で1年間の研修を受け、その後、東京プラトンへ異動(第2シリーズ・第2話及び第3話)。第2シリーズでは第1話から登場するが、第3話で東京プラトン勤務となるまでのペッパーズプラトンホテルでの物語はサイドストーリーという形で展開する。元々セミロングだったが、第7話の途中で美容院へ行って髪を切り、ショートカットになった。92春ではフランスに、92秋ではハワイに研修で派遣されている。オートバイで通勤している。酒癖がかなり悪い。山崎は女性ベルに不安を感じていたが、東堂は「重い荷物はカートを使えばいい」とゴーを出したほか、佐伯は幹部候補生として色々な部署を経験させるつもりだった。酔い潰れた赤川を並木と共に自宅まで送り届けて並木と2人で赤川家に泊まっている。翌朝、北山から電話がかかって来て咄嗟に「赤川の姉」と誤魔化している。赤川のことは「分かりやすい人」と言っている。カラオケ大会ではED曲の「FRIENDS」を披露している[注 12]
並木 裕美(なみき ひろみ)
演 - 川越美和フロントクラーク。第2シリーズ。赤川の後輩にあたる。鹿児島県生まれで、感情的になるとつい鹿児島弁が出る。薩摩おごじょらしく優しい面を持つとともに酒豪であり、仲間との懇親会ではビールを何本も空けてしまうほどである。兄弟姉妹の中で年の離れた末娘であり、誕生の際、難産であったことから、母親に感謝の念を抱いている。初出勤日、朝礼の新任ミーティングにてホテル従業員に必要なものについての訓示があった際、「スマイル」と先に発言する等積極的な一面を持つ反面、やや強情で意地っ張りな一面もあり、それが災いして宿泊客や同僚とのトラブルを起こすことも少なくなかった。自転車通勤をしている。赤川のことが好きで、ブライダルショーでの相手は赤川をと考えていた。また、赤川が「洗濯物が溜まってる」と言うと並木は「手伝ってあげます」と言っている。影山は恋のライバルであるが、酒癖がかなり悪いことは共通していた。赤川のことを「優柔不断」と言っている。
佐藤 圭子(さとう けいこ)
演 - 有森也実フロントクラーク。94春で初登場、第3シリーズと95に出演。兵庫県神戸市出身。甲南女子大学卒業後、高校教師の両親から反対されるも祖父の支援でホテルマンになる。小説家・葉山亜里沙のファンであり、本人にサインを求めたりプラトン中を歩き回るなど前半では不審な行動を取る人物として描かれるが、赤川や立花のひたむきさに打たれ徐々に問題解決に協力するようになる。94春のラストで、実は京都プラトンのベテランクラークであり、東京プラトンに転勤する前の下見を兼ねた滞在だったことが明かされる。また従業員主催のイベントで司会を務めたことがある。客に親身になりすぎる傾向があり、死去した祖父に似ているという理由で借金している福田に300万円を工面して渡したり(第3シリーズ・第18話)、客室で天ぷらを揚げることを拒否した中島に代わって、中島に指導を受けた後に客室で天ぷらを揚げたこともある(第3シリーズ・第23話)。1995年の新春スペシャルでは、影山と同じ研修を経て第4シリーズで持田・津村と共にシンガポールプラトンへ異動。東京インターナショナルホテルにふらっと行った時には石黒に援交女の濡れ衣を着せられ、ヘッドハントを持ちかけた上で脅迫されたこともある(第3シリーズ・第6話)。父母の影響で陶器に詳しいが、従業員一堂を「詮索好き」と評している。
津村 まどか(つむら まどか)
演 - 細川直美ベルガール。第3シリーズ。北海道出身。サブマネージャーへと昇進した赤川の初めての部下。第4シリーズで持田・佐藤と共にシンガポールプラトンへ異動。片桐とは入社試験の同期。なお、バーで飲んでる間に強盗(主犯格であるバーの店長が緒方(演 - 大沢健)に命令した)に入られてしまい日記と現金(5万円)を盗まれてしまうが、緒方が彼女の写真を見て一目惚れしてしまう(第3シリーズ・第11話)。徳大寺は「外人受けするかわいさ」と言っている。漫画好きである。
鹿島 紀子(かしま のりこ)
演 - 中村あずさフロントクラーク。第4シリーズ。客室乗務員からの転職者で赤川とは飛行機の中で知り合う。父の死に目が見れなかったことと、滝口の旅館を訪れた時に後押ししてくれたことで転職した。ハワイ・マウイ島にあるホテルとの提携を提案するなど、 中々のキャリアウーマンでもある。冷めた徳大寺をもってしてもすらっとしてチャーミングと言われている。ゲストヒストリーの書き換え中にコーヒーをこぼして消してしまうという失敗もある。
片桐 奈津子(かたぎり なつこ)
演 - 佐藤友紀ベルガール。第4シリーズ。岡山県倉敷市出身。ベルガールへの強い憧れから第3シリーズ(第8話)で「偽ベルガール」になりすまして騒動を引き起こすが、翌年の入社試験に合格して夢を実現させた。
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