HFS Plus
開発者アップル
正式名Hierarchical File System Plus
導入1998年1月19日(21年前) (1998-01-19) (Mac OS 8.1)
パーティション識別子Apple_HFS (Apple Partition Map
HFS+またはMac OS拡張フォーマットは、HFSから置き換わるClassic Mac OS及びmacOSで利用される主要なファイルシステムである。このファイルシステムはiPodでも使用される。開発中、アップルはこのファイルシステムを Sequoia と名付けていた[2]。 これまでMacintoshに採用されてきたHFSは、フロッピーディスクで利用されていた頃は大きな問題ではなかったが、大きなストレージデバイスが増え、巨大なサイズのファイルを扱うようになるにつれて深刻な問題へとなっていった。 HFS+の大きな改善点は、ブロックサイズが4KB固定になり、以前より大量のファイルを扱えるようになったこと、巨大なサイズのファイルをサポートするようになったこと、ファイル名にUnicodeを利用すること、長いファイル名が付けられるようになったことである。 また、HFSのマルチフォークシステムを拡張し、多くのフォークの利用もできるようになった。このマルチフォークは現在、拡張属性 (EA) の保存のために利用されている。 HFS+の登場により、巨大なファイル容量を扱う機会が多いプロの映像制作や音楽制作の現場では圧倒的に支持されるようになり、プロのエンジニアやクリエイターがMacを導入するきっかけとなった。 HFS+は1998年1月19日、Mac OS 8.1のリリースで導入された[1]。もともとはCoplandを想定して開発された技術であり、その存在はCopland開発中から知られていた。 アップルは、2002年11月11日のMac OS X v10.2のアップデートのリリース10.2.2で、データ信頼性を高めるジャーナリングファイルシステム機能をHFS+に加えた。 Mac OS X v10.3ではファイルシステムの扱いが大幅に拡張された。ファイルにメタデータ部が追加され、頻繁にアクセスされるファイルをドライブの外周のアクセスの高速な領域に自動的に移動し、同時に断片化を解消するHot File Adaptive Clusteringを組み込んだ。HFSXと呼ばれる拡張バージョンのHFS+も導入した。HFSXはディレクトリとファイルの名前の扱いについて変更があった[3]。 Mac OS X v10.4では以前利用していたUNIXパーミッションのほかに、Windows XP及びWindows Server 2003のACLと互換性のあるACLのサポートを追加した。また、将来のリリース向けに予約されていた拡張属性 (extended attribute) のサポートも加えた。 FreeBSDでは5.3-RELEASE以降でマウントできる。 Linuxではカーネル2.4.22以降でマウントできる。 Xbox 360ではHFS+でフォーマットされたiPodを読めるマイクロソフト製ドライバを搭載している。
目次
1 概要
2 HFS+の歴史
3 他のオペレーティングシステム
3.1 Microsoft Windows
3.2 FreeBSD
3.3 Linux
3.4 Xbox 360
4 関連項目
5 脚注
6 外部リンク
概要
HFS+の歴史
他のオペレーティングシステム
Microsoft Windows
Windowsで読み取りのみ可能
Boot CampのHFS+ドライバ…OS X 10.6以降のBoot Campで提供されている。
HFSExplorer
jHFSplus
Windowsで読み書き可能
MacDrive…読み書き可能な商用ユーティリティ。
FreeBSD
Linux
Xbox 360
Size:25 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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