この項目では、高等商業学校(ビジネススクール)のパリHECについて説明しています。その他の用法については「HEC」をご覧ください。
HEC ParisHautes etudes commerciales de Paris
モットーApprendre a oser
モットー (英語)The more you know, the more you dare
種別私立高等商業学校
設立年1881年 (1881)
資金5310万ユーロ(2017年)
予算1億3050万ユーロ(2017年)
理事長
パリ高等商業学校(フランス語: Ecole des hautes etudes commerciales de Paris)、またはパリ経営大学院[1]は、フランスのパリにある高等商業学校(ビジネススクール)である。通称HECパリ(HEC Paris、アッシュ・ウ・セ・パリ)。 1881年、パリ商工会議所
概要
キャンパスは、1881年以来パリ17区トクヴィル通り (Rue de Tocqueville) にあったが、1964年、パリの南西約20km、ヴェルサイユ近郊のジュイ=アン=ジョザスに移転した。
2006年以降、FTの欧州ビジネス・スクール・ランキングにてトップ・ビジネス・スクールとして評価される[2]など数々のランキングで最高峰の学校とされる[3][4]。QS世界大学ランキングでは長年世界Top5のビジネススクールとして選ばれ、不動の地位を確立している。
国立行政学院(ENA)やエコール・ポリテクニークと並び、数あるグランゼコールの中でも突出した存在であり、長年に渡りフランス国内・欧州の財政界に多くの優秀な人材を輩出し続けている。
CAC40のうち、およそ半数の企業のCEOはこれら3校の卒業生(ENA6名、エコール・ポリテクニーク7名、HEC6名)である。また、『タイムズ・ハイアー・エデュケーション』によるフォーチュン500社へのCEO輩出ランキング(THE Alma Mater Index 2017)では、ハーバード大学、スタンフォード大学に続き3位であった(エコール・ポリテクニークは第4位、国立鉱業学校は10位)。 修士課程には、MBA(経営学修士)、MSc(学術的な専門経営学修士)、EMBA(エグゼクティブMBA)の3課程がある。これらのプログラムを総合して評価したFTによる欧州ビジネス・スクール・ランキングでは、以下の通り欧州トップのビジネススクールとして評価されている。 欧州ビジネス・スクール・ランキング20142015201620172018201920202021 MBAでは、全日制か定時制のプログラムを選択できる。1969年に欧州最初の全日制MBAプログラムの一つとして、HEC MBAプログラムが設立された。多様性教育、スポーツ大会、陸軍士官学校でのリーダーシップ教育プログラムが大きな特徴である。2012年には、ベイン・アンド・カンパニーによるコンサルティングを受けてプログラムの再設計を行い、リーダーシップ教育や企業との実践的プログラム(エクスペリメンタル・ラーニング)の比重を高めている。 全世界55カ国以上から、非常に優秀な生徒が集まっている。全体の9割以上がフランス国外からの学生である。入学希望者の選別は非常に厳格であり、アカデミック、実務経験、国際経験、リーダーとしての素質、そして人間性が全体的に評価される。2017年度入学生の平均GMAT点数は690、合格率は17%であった。フランス語の習得は必須条件ではないが、MBAプログラム開始前に基本的なフランス語を学ぶ事は強く勧められている。2020年度のFinancial Times調査による卒業3年後の平均収入は16万4529ドル(2021年7月30日時点の為替において日本円で約1800万円)であった。 HECのMBAは、『エコノミスト』、『フィナンシャル・タイムズ』等の主要MBAランキングで上位にランクインしている。 世界MBAランキング2013201420152016201720182019202020212022 公式に要求される言語は英語のみであるが、HECでは特にフランス語教育に力を入れている。入学後はフランス語のほか、他言語での講座も開かれる。
修士課程
Financial Times[5]2位2位2位2位2位1位1位1位
MBA
The Economist[6]8位4位5位9位15位13位3位2位2位-
Financial Times[7]21位21位16位15位20位21位19位9位7位11位
Quacquarelli Symonds[8]-----3位7位7位5位4位
語学
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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