HD_DVD
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ワーナー・ブラザース(ワーナー・ホーム・ビデオ)※(2008年5月まで[30]

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バンダイビジュアル

GDH

発売された製品「光学ドライブ#HD DVDドライブ」も参照

以下に記載するのは2008年2月19日までに発売された代表的な製品である。全機種とも東芝の撤退により生産完了している。

何れも3波長化しておりCDやDVDも使用可。
ハードウェアの歴史

2006年

3月31日:日本国内でHD DVD再生専用機「HD-XA1」が東芝より発売された(HD DVD-RやCPRM対応DVD-RAM・DVD-RWの再生には非対応)。当初は2005年内にHD DVDプレーヤーを発売する予定としていたが同年9月に米国の映画産業の意向により米国内での発売を翌年春に延期すると発表し、同年12月には著作権保護規格・AACSのライセンスの発行が遅れているとして日本国内での発売も年明けへ延期していた。

7月14日:東芝が録画再生機の「RD-A1」を発売する予定だったが、生産が遅れているとして7月28日発売に延期となった。記録メディアはHD DVD-Rのみ対応。フロントパネルに「VARDIA」のロゴが入っているほか、デジタルとアナログのチューナーを1つずつ搭載していた。

11月22日:マイクロソフトよりXbox 360用HD DVD-ROMドライブ「Xbox 360 HD DVDプレーヤー」が20,790円(税込)で発売。Xbox 360との組み合わせでHD DVDプレーヤーとして機能する。既にXbox 360を購入済みのHDTVユーザーには当時のHD DVDプレーヤーに替わる魅力的で安価なHD DVD導入の選択肢であった。発売当初のXbox 360はHDMIに対応していなかったためデジタル転送ができなかったが、2007年以降に市場で出回ったHDMI端子搭載のXbox 360ではデジタル転送が可能。

12月下旬

東芝より新型プレーヤー「HD-XA2」が11万円前後(翌年1月下旬に延期)、「HD-XF2」が5万円前後で発売。再生メディアやCPRM未対応等は既存のプレーヤーと同等であったが、ローディング時間の短縮や上位バージョンの「HD-XA2」でのHDMI Ver.1.3相当に対応等の機能向上がみられた。また、NECエレクトロニクスは12月27日に東芝と協力して開発していたHD DVDレコーダー/プレーヤー用システムLSI「EMMA3」のサンプル出荷を開始した。CPU/映像デコーダー/エンコーダー/音声デコーダー/ストリーム処理/グラフィックスエンジン/ビデオスケーラーの第3世代光ディスク向け機能を1チップにしたLSIであり今回はHD DVDに特化した物で「HD-XA2」と「HD-XF2」に採用されているが、BDにも対応可能なため先に開発されていたドライブ向けシステムLSIと同じくコスト削減と両対応の用途への使用も可能であった。



2007年

6月12日:東芝は新型HD DVD/HDDレコーダー「RD-A600」600 GB HDDと「RD-A300」300 GB HDDの2機種を6月末に発売と発表した。同年2月に発売したDVDレコーダーを改良しHD DVDの録画再生機能を搭載した物だが、HD DVD-RWには非対応。月産1万台で第3世代レコーダーのシェア7割を目標にしており、国内の販売目標はHD DVD製品総計で30-40万台としていた。


2008年

1月14日:東芝は2007年9月以降北米で発売した「HD-A3」、「HD-A30」、「HD-A35」の3機種の価格を同13日より最大で半額に値下げしたことを発表した。値下げの理由として、年末に実施していた期間限定割引プロモーションでの販売が好調だったためとしている。同時に、ユーザーに対しHD DVDプレイヤーの操作方法やHD DVDプロモーション情報などを電話で提供する「HD DVD Concierge」サービスを1月よりスタートすることも明らかにした。

2月16日:東芝がHD DVD機器すべての生産中止を決定した(販売は継続)とNHKが報道[31]

2月19日:東芝がHD DVDレコーダ/プレーヤの開発、生産を直ちに停止し3月末をめどにHD DVD関連事業から撤退すると発表[18]

9月17日:3層 51 GBのHD DVD-ROMのファイルシステム仕様バージョン2.0がDVDフォーラム 第43回 Steering Committee Meetingで承認された。


2016年2月29日:東芝HD DVD製品の修理受付を3月31日をもって終了することが発表[32]

HD DVDレコーダー

2006年に最初の製品が登場した。大容量(DVD比)の記録型HD DVDにデジタルハイビジョン放送を、ハイビジョン画質(水平解像度1080本)のままで長時間記録できるのが最大の特徴であった。

光ディスクへの記録方式としてはデジタル放送をそのままの形式 (MPEG-2 TS) で記録型HD DVDに記録するのが代表的だが一部の機種を除きDVDレコーダーと同様、記録型DVDに標準画質(水平解像度480本、MPEG-2形式)に変換して記録できる。またMPEG-4 AVC圧縮することにより、記録型Blu-ray Discにより長時間記録することができる機種や記録型DVDにMPEG-4 AVC圧縮形式で記録 (HD Rec) 可能な機種も登場している。

ハイビジョン画質対応のテレビ受像機(日本国内では主に薄型テレビ)が一般家庭に普及しはじめ画面の大型化が進んでいるのに伴いHD DVDレコーダーの普及も期待されていたがBDレコーダーの台頭、東芝の撤退により消滅。

なお従来型のDVDレコーダーではデジタルハイビジョン放送を記録型DVDに記録する際に標準画質に劣化させなければならず、このことがBD/HD DVDを含む第3世代光ディスクレコーダーとの大きな差異となっていたが2007年からAVCRECおよびHD Rec機能搭載のDVDレコーダーが登場したことにより現在では記録型DVDにもハイビジョン放送をハイビジョン画質のままで記録することが可能となっている。

デジタルテレビ放送チューナーと300 GB / 600 GBのハードディスクドライブ (HDD) を搭載し、地上・BS・110度CSデジタル放送をHDDに録画できる。さらに記録型HD DVD-Rに品質を損なわずに保存できる。HD DVDへの直接録画も可能。


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