既にHD DVDにムーブされたコピーワンスのデジタル放送コンテンツはBDなど他のメディアへの再ムーブが現状では出来ないため、ドライブの修理が出来なくなった時点で再生が困難となる。
なお終息宣言直後の2008年2月には東芝社長の西田が「BDへの参入予定はない」と明言していた[24]が、2009年6月の株主総会の席では「SDメモリーカードの将来的な規格開発においてBD陣営との協力が重要になる」[25]としてBD参入に含みを持たせる表現に変わった。
東芝は2009年7月18日に、現行DVD機に加えて新たにBD再生専用機の年内の発売を発表。再生専用機を先行発売する理由は、海外でテレビ番組のインターネット配信が進んでおり、日本で主流の録画再生機の需要増大が見込めないためとしていた。しかし後に需要状況を鑑みてBDレコーダーも発売した。当初はOEM供給だったが、2010年にレグザブルーレイを自社開発し発売している。 HD DVDの販売促進目的で2004年12月22日にメモリーテック、日本電気、三洋電機、東芝の4社が中心となりHD DVDプロモーショングループ[26]が設立された。その後北米や欧州へ展開されたものの、2008年2月19日に東芝がHD DVDから完全撤退することを発表したため同年3月28日解散。 解散の時点で一般会員・準会員合計で135社が加盟していた[27]。 以下の支持企業リストは東芝の撤退が決まる前のもの。太字はHD DVDの幹事企業[27]。※印はBlu-ray Disc Association(BDA)にも参入を表明している企業[28]。 以下に記載するのは2008年2月19日までに発売された代表的な製品である。全機種とも東芝の撤退により生産完了している。 何れも3波長化しておりCDやDVDも使用可。
支持企業一覧
ハードウェア・ソフトウェア関連企業
東芝※(BDAへはHD DVD撤退後に参入)
NEC※
メモリーテック※
マイクロソフト
インテル
ヒューレット・パッカード※
トムソン※
NECエレクトロニクス※
キヤノン※
富士フイルム※
リコー※
三洋電機※
三菱化学メディア※
オンキヨー※
エイサー※
エンタテインメント関連企業
ユニバーサル・ピクチャーズ
パラマウント・ピクチャーズ(2009年3月までの期限限定[29])
ドリームワークス
ワーナー・ブラザース(ワーナー・ホーム・ビデオ)※(2008年5月まで[30])
ジェネオンエンタテインメント※
東映ビデオ(準会員)※
東宝(準会員)※
バンダイビジュアル※
GDH※
発売された製品「光学ドライブ#HD DVDドライブ」も参照
ハードウェアの歴史
2006年
3月31日:日本国内でHD DVD再生専用機「HD-XA1」が東芝より発売された(HD DVD-RやCPRM対応DVD-RAM・DVD-RWの再生には非対応)。当初は2005年内にHD DVDプレーヤーを発売する予定としていたが同年9月に米国の映画産業の意向により米国内での発売を翌年春に延期すると発表し、同年12月には著作権保護規格・AACSのライセンスの発行が遅れているとして日本国内での発売も年明けへ延期していた。
7月14日:東芝が録画再生機の「RD-A1」を発売する予定だったが、生産が遅れているとして7月28日発売に延期となった。