完全限定生産シングル「アゲハ」と同日発売された。両作品に背景色を変えた同じメンバー写真が使用されている。
本作発売後の2005年3月20日から7月3日にかけて、本作のリリースツアー「GOING UNDER GROUND tour “h.o.p.s.”」が全24公演行われた。ツアーファイナルはバンドとして初めての日比谷野外大音楽堂でのソロ公演となった。
音楽ライターの上野三樹は本作のリリース資料で、h.o.p.s.がhearts only pure string(琴線)の略であることを引き、「そこ(注:琴線)に触れる楽しさも涙も痛みも喜びもハイブリッドに詰め込んだ今作。その全ては明日を形作るエネルギーだ。何度も震えながら、何度もガッツ・ポーズしながら、聴いてもらえる名盤が生まれた」と記している[1]。ボーカルの松本素生は本作について、2020年に行われた本作の発売15周年記念ライブの際に「キャリアの中でも、心技体が揃った素晴らしいアルバムだと思う」と振り返っている[2]。
収録曲
fire grow(作曲:河野丈洋)インストゥルメンタル。
ロール アンド ロール(作詞・作曲:松本素生)
アゲハ
(作詞・作曲:河野丈洋)同日発売されたシングル「アゲハ」に収録されている「アゲハ(alternate version アゲハとトカゲ)」とはバージョンが異なり、シングル収録のものは前半を松本、後半を河野が歌っているが、本作のバージョンではすべて松本が歌っている。
サイドカー(作詞・作曲:河野丈洋)松本・中澤・河野によるスリーボーカル曲。歌詞カードには3人のパートを区別する記号(トランプのマークなど)がついている。
恋のナビゲーション(作詞:松本素生・中澤寛規、作曲:GOING UNDER GROUND)中澤ボーカル曲。ボコーダーを利用した石原の声が使われている。
あすなろ(作詞・作曲:松本素生)伊藤がグロッケンシュピールを演奏している。
同じ月を見てた(作詞・作曲:松本素生)9thシングル。
TENDER(作詞・作曲:松本素生)
サンキュー
(作詞・作曲:松本素生)8thシングル。本曲のみ共同プロデューサーとして上田ケンジが参加。
東京(作詞・作曲:松本素生)「東京」というタイトルの楽曲を集めたコンピレーションアルバム『東京こんぴ』にも収録[3]。2011年のシングル「愛なんて」に新録バージョンの「東京 2011」が収録されている[4]。同シングルリリース時に行われたインタビューにおいて、松本は「この曲はGOING UNDER GROUNDというバンドの魂」であるとし、「当時シングルとして出すべきだったなっていう後悔」があると振り返っている[5]。
サムネイル(作詞・作曲:河野丈洋)9thシングル「同じ月を見てた」のカップリング。
参加ミュージシャン
山岡恭子 ? コーラス(「東京」)
関連書籍
バンドスコア GOING UNDER GROUND h.o.p.s.(シンコーミュージック、2005年6月17日)
外部リンク
GOING UNDER GROUND 。h.o.p.s.(初回限定盤) - ビクターエンタテインメント
GOING UNDER GROUND 。h.o.p.s.(通常盤) - ビクターエンタテインメント
脚注[脚注の使い方]^ a b “GOING UNDER GROUND 。h.o.p.s. 。ビクターエンタテインメント”. ビクターエンタテインメント (2005年). 2022年2月15日閲覧。
^ GOING UNDER GROUND official Site (2019年12月15日). “「h.o.p.s.」15th anniversary LIVE!!”. 2022年2月7日閲覧。
^ “収録曲は〈東京〉のみ! くるり、サニーデイらの名曲満載『東京こんぴ』登場”. TOWER RECORDS ONLINE (2012年1月13日). 2022年2月15日閲覧。
^ “ゴーイング、ニューシングルに「東京」セルフカバー収録”. 音楽ナタリー (2011年10月10日). 2022年2月15日閲覧。
^ “映画から受けた影響で名バラード誕生 松本素生が語る「愛」「震災」「これから」”. 音楽ナタリー (2011年11月). 2022年2月24日閲覧。
表
話
編
歴
GOING UNDER GROUND
松本素生 (ボーカル・ギター)
中澤寛規 (ギター・ボーカル)
石原聡 (ベース)
伊藤洋一 (キーボード)
河野丈洋 (ドラム・ボーカル)
シングル
1.桜が咲いたら
2.ロマンチック街道
3.アロー
4.グラフティー
5.センチメント・エキスプレス
6.ミラージュ
7.ランブル
8.ダイアリー
9.トワイライト
10.ハートビート
11.サンキュー
12.同じ月を見てた
13.アゲハ