H&K AG36
H&K G36A2に装備されたAG36
種類擲弾発射器
原開発国 ドイツ
運用史
配備先採用国の一覧を参照
関連戦争・紛争アフガニスタン紛争 (2001年-2021年)・イラク戦争
開発史
開発者H&K社
製造業者H&K社
派生型H&K AG-C/EGLM
H&K AG36は、高低圧理論により作動する単発式の40mm擲弾発射器である。主としてH&K G36に装備するよう設計された。 開発は、ドイツのオベルンドルフに所在する兵器製造会社、H&K社による。AG36は当初、アメリカ陸軍が提示した強化擲弾発射器の必要資格に対し、H&K社が候補作として出したもので、H&K XM8およびFN SCAR アサルトライフル用として審査された。「AG」は"AnbauGranatwerfer"(取り付け型擲弾発射器)の略。36は同社製のG36自動小銃に由来する。この擲弾発射器は取り外すことができ、ストックをつけたものは単体で使用できる。また、LLM01レーザー光モジュールを取り付けることができる。 H&K G36シリーズを含む多くの最新兵器システムのように、AG36擲弾発射器にもポリマーと高強度アルミニウム合金が広範囲に使用されており、その質量の軽さと耐久性に寄与している。AG36は、プラスチック製の訓練用弾薬・軟質ゴム弾・CSガス弾とOCガス弾(オレオレジン・カプシカム、トウガラシスプレーで使われるものと同じ催涙ガス)・白リン弾・高性能榴弾を含むほぼ全ての40x46mm擲弾を発射できる。いったん装着されたAG36は、小銃本体の携行や操作上の機能、また、射撃の正確さに影響をおよぼさない。AG36はドイツにおけるIdZ
概要
設計ラトビア陸軍のG36KVに装備されたAG36
AG36は、中折式アルミニウム製砲身を用いた単発式の擲弾発射器である。アメリカの同種装備品であるM203 グレネードランチャーと異なり、AG36の装填時には砲身が左側面へとスイングアウトされる。これは、より全長の長い擲弾の使用、例えば暴徒鎮圧用のゴム弾、または照明弾の使用を可能にしている。装着に際しては小銃のハンドガードを丸ごとAG36と取り替える。本擲弾発射器には容易な取扱いのために、手動式の安全レバーとグリップからなるトリガー・グループが付けられている。照準は標準的なラダーサイトを用いて行われる。この照準器は擲弾発射器本体の左側にあって、使用しないときには折りたたまれる。
派生型
L123A2/L17A1[1]
L85A2(L123A2)およびL119A1(L17A1)[2]に対応したモデル。イギリス陸軍が採用。2003年のTelic作戦中にはじめて投入された。4人分隊につき1丁配備される。
AG-C/EGLM/GLM
AG36がハンドガードと一体で構成されているのに対し、上面をピカティニー・レールに装着できるようにしたもの。専用のストックとともに単体でも使用できる。
HK169
AG36にG36のストックを追加装備したもの。初期型は上部ハンドガードにストックを取り付けていたが、新型からはレシーバーの一部を新規設計に変更している。
採用国の一覧L85A2自動小銃に装着されたL123A2
ドイツ
主力小銃をG36に変更したことにより、今まで使っていたG3に装着していたHK79とHK69A1を代替した[3]。
ラトビア[4]
リトアニア
リトアニア軍が使用している[5]。
オランダ[4]
ポルトガル[6]
スペイン[4]
イギリス
[7]L123A2およびL17A1用に購入[3]。RGGS小銃擲弾を代替した。
脚注^ ⇒DE&S response to freedom of information request
^ カナダ製のC8(M4カービンのライセンス生産型)をイギリス軍が採用したもの
^ a b ⇒http://www.asianmilitaryreview.com/upload/200712032016291.pdf
^ a b c Jones, Richard D. Jane's Infantry Weapons 2009/2010. Jane's Information Group; 35 edition (January 27, 2009). .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-0-7106-2869-5.
^ “ ⇒Lietuvos kariuomene. :: Ginkluote. ir karine. technika ? Granatsvaidz(iai ir pries(tankiniai ginklai ? Povamzdinis granatsvaidis AG-36” ((リトアニア語)). Kariuomene.kam.lt (2009年4月17日). 2011年4月8日閲覧。
^ ⇒[1][リンク切れ]
^ “ ⇒A 5.56 X 45mm "Timeline" 2002-2003”. The Gun Zone. 2011年4月8日閲覧。
関連項目