また、Googleビデオでは会員制などでない動画をウェブ・クローラで探し出し、検索できるようにしている。GoogleビデオとYouTubeの動画以外でGoogleビデオの動画検索で検索結果として表示されるのは、GoFish、ExposureRoom、Vimeo、MySpace、Biku、Yahoo! Video などである。Googleビデオは動画アーカイブとして始まったが、現在では動画検索エンジンとしての意味合いが強くなっている。
2007年8月、DTO/DTRプログラム(download-to-own/rent。ストリーミングではなく動画ファイルを有償でダウンロードできるサービス)が終了した。それと同時に以前にGoogleビデオから購入された動画ファイルは再生できなくなった。購入者には Google Checkout で使える形で払い戻しが行われたが、その有効期限は60日間だった[6][7]。 2009年、Googleは利用者が動画ファイルをGoogleビデオにアップロードする機能を停止させた。既にアップロード済みの動画はこれまで通りホスティングされている[3]。その後、利用者アカウントが不活発になると共に、相互リンクするなどの機能もなくなった。 2009年までは、利用者が動画ファイルをGoogleビデオのウェブサイトを通してアップロードすることができた(ファイル当たりの容量は100MBまで)。また代替手段としてWindows、Mac OS X、Linuxで利用可能な Google Video Uploader を使ってアップロードすることもできた。1000時間分以上の動画をアップロードしたことがある利用者にはGoogleの Premium Program が適用され、アップロードを継続することもできる[3][8]。 Video Uploader はOSごとの3種類のアプリケーションとしてダウンロード可能だった。そのうちLinux版はJavaで書かれていたため、他のプラットフォームでもJava仮想マシン (JRE) さえインストールされていれば修正なしで利用可能だった。この実行ファイル(.jar ファイル)は単独で動作でき、インストールが不要である。したがってUSBメモリやCD-ROM、さらにはネットワークストレージ上に置いておいても利用可能だった。このため、図書館にあるPCなど、自分のものでないコンピュータからでも動画をアップロード可能だった。 アップロードされた動画は .gvi ファイルとして所定のフォルダに格納され、その利用者が閲覧可能なログが作成される。ログにはその動画ファイルが閲覧された回数やダウンロードされた回数が期間ごとに記録されるようになっていた。 Googleビデオは無料で公開される動画と販売・レンタル方式の動画を提供しており、後者はデジタル著作権管理によって制御されていた。 動画を見るにはGoogleビデオのウェブサイト ⇒video.google.com 経由でアクセスする。それぞれの動画ファイルには一意のURIがあり、http://video.google.com/videoplay?docid=<video id> という形式である。そのページには Flash Video 形式のファイルが埋め込まれており、任意のFlashを再生可能なブラウザで動画を再生できる。 動画の特定の時点への恒久的リンクも可能で、http://video.google.com/videoplay?docid=<video id>#XXhYYmZZs という形式である[9]。 Google Video Player開発元Google Google Video Player はブラウザを使わずにGoogleビデオ上の動画を再生する手段で、WindowsとMac OS Xで動作する。Google独自のGoogle Video File (.gvi) フォーマットを再生でき、"Google Video Pointer" (.gvp) フォーマットのプレイリストをサポートしている。動画をダウンロードすると、実際にダウンロードされるのは .gvi ファイルではなく .gvp という小さいファイル(ポインタ)である。これを実行すると、.gvi ファイルがユーザーのデフォルト・ディレクトリにダウンロードされる。 2007年8月17日現在、Google Video Player は保守が停止しており、Googleビデオのウェブサイトからもダウンロードできない。また、GVIフォーマットで動画ファイルをダウンロードするというオプションも除去されている。 Google Video Files (.gvi) は Audio Video Interleave (.avi) ファイルに独自のFourCCである "goog" を追加した独自フォーマットである。 当初アメリカ合衆国国内だけで利用可能だったが、徐々に利用可能な国が増えていき、今ではイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本などを含む多くの国々からアクセスできる。かつては中国も利用可能だったが、インターネット検閲によりビデオを含むGoogleのサービスが利用できなくなっている。
動画アップロードサービスの終了
動画のアップロード
動画配信方法
ウェブサイト
Google Video Player
最新版2.0.0.060608 / 2006年8月22日
対応OSMac OS X, Windows
種別動画再生
ライセンスフリーウェア
公式サイト ⇒video.google.com
テンプレートを表示
利用可能な地域
脚注^ ⇒Google Video Search Live
^ ⇒tdeos-new-frame.html Google Frames a Video Search Engine, by Alex Chitu, 13 June 2007
^ a b c ⇒Turning Down Uploads at Google Video, by Michael Cohen, Product Manager, 14 January 2009, ⇒Official Google Video Blog, accessed 23 April 2009
^ 三柳英樹
^ National Archives and Google Launch Pilot Project (...)
^ Cory Doctorow, "Google Video robs customers of the videos they "own"
^ John C. Dvorak, " ⇒Google Pulls Plug, Everyone Misses Point". ⇒PC Magazine (online). 14 August 2007.
^ ⇒Google ビデオのアップロード機能の廃止について - これによると、少なくとも日本では特定利用者がアップロードを継続できるという規定はない。
^ ⇒New Feature: Link within a Video, Official Google Video Blog, July 19, 2006
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