Google_Stadia
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この項目は、発売前あるいは配信・稼働開始前のコンピュータゲームを扱っています。
情報が解禁されていくに従い、この項目の内容も大きく変化することがありますのでご注意ください。投稿者は推測や予想を加えないようにしてください。投稿の際は脚注などを用いて随時その記述の根拠となる情報源明記することを忘れないでください。

Stadia


運営元Google
種類登録制ゲームサービス
サービス開始日2019年
プラットフォームGoogle Chromeウェブブラウザ
ウェブサイトstadia.com
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Google Stadia(グーグル スタディア)とは多国籍テクノロジー企業であるGoogleによる登録制クラウドゲームサービスである。2019年11月に月額課金制でサービス開始予定である(日本を含まない世界14か国)。2020年以降には月額課金のないプランを予定している[1]

HDRビデオ(英語版)に対応し、60fpsの4K解像度でコンピュータゲームを全世界の自社データセンターを介してプレイヤーに配信する。同社のウェブブラウザであるGoogle Chromeを使ってアクセスできる。YouTubeの活用や、「state share」(ステート共有)機能でStadiaの閲覧者がストリーミング配信者と同じセーブステートでゲームを立ち上げることが可能で、このサービスのUSP(英語版)とされている。HIDクラス(英語版)USBコントローラーを使用することができるが、Googleはデータセンターに直接リンクするためのWi-Fiを搭載した独自のサービス対応コントローラーを開発している。このサービスは「Project Stream」として開発が進められ、2018年10月にアサシン クリード オデッセイをプレイできるクローズドベータ版が登場。直接競合するサービスにソニー・インタラクティブエンタテインメントPlayStation NowマイクロソフトのProject xCloudがある。
目次

1 機能

2 開発

3 サービスプラン

4 配信ゲーム

5 評価

5.1 事前公開


6 脚注

7 参考資料

8 外部リンク

機能

登録が必要なクラウドゲームサービスだが[2]、動作のためにコンピューターハードウェアを追加する必要はなく、インターネット接続とGoogle Chromeのみで使用できる。StadiaはユーザーへのメディアのストリーミングにおいてYouTubeの機能上で動作しており、ゲームのストリーミングはコンピューターゲームライブストリーミング(英語版)閲覧の延長と見なされている。Googleのフィル・ハリソンによれば「Stadia」は「stadium」の複数形で、エンターテインメントが集まる場所にする決意を込めていてユーザーは座って観戦するか、自ら進んで参加するかを選択できるようになるとしている[3]

Googleは世界中に数多くのデータセンターを設置していて、大多数のプレイヤーは地理的にどこかのデータセンターの近くにいると考えておりStadiaはOnLivePlayStation NowGaikaiといった先行するクラウドゲームサービスよりは格上になると自信を示している。Stadiaは4K解像度において60fpsのHDR(英語版)のゲーム配信に対応していて、いずれ8K解像度(英語版)において120fpsに達すると予測している[3]。一度サービスに登録したプレイヤーは自身の端末にゲームをダウンロードすることなくプレイすることができる。プレイヤーはStadiaを通してYouTubeでゲームの録画や配信ができる。サービスに登録したストリームの閲覧者はちょうど見ていたセーブ地点でストリームから直接ゲームを立ち上げることができる[3]。StadiaはHIDクラス(英語版)USBコントローラーに対応しているが、Googleは入力の待ち時間を短縮するためにWi-Fiを介して自社のデータセンターに接続するコントローラーを独自開発している[3]。GDC 2019での基調講演によれば、GoogleはコントローラーのGoogle アシスタントを使用することで現在プレイしているゲームに関する適切かつ助けになる動画を自動的にYouTubeで検索できるようにするという[4]
開発 Google Stadiaは2019年のGame Developers Conferenceでお披露目された。

Googleは最初のコンピューターゲーム関連製品としてProject Streamを発表。同社は過去に2016年後半以降Project Yetiという名でサービスの開発に取り掛かっていると推測されていて、さらにゲーム会社の幹部だったフィル・ハリソンを招聘していて、2018年のゲーム業界イベントで開発者を募集していた[5]。Project StreamとOnLive、GeForce Now(英語版)、PlayStation Nowといった既にあるサービスとの主な違いは特定のゲームプラットフォームではなくデスクトップ版Chromeブラウザで動作する点である[6]。また、AMDRadeonグラフィックハードウェアを使用している[7]

2018年10月にGoogleがサービスを発表し[8]、まもなく招待されたベータテスターがアサシン クリード オデッセイをプレイできるベータ版が開始された。プレイヤーはChromeブラウザにて最低限のインターネット速度を満たしていればゲームをプレイすることができた[9]。参加者はベータ版が終了した時にゲームのフリーコピーを受け取ることができた[10]

2019年3月に開催されたGDCでのGoogleによる基調講演でStadiaは正式発表された[11]。Stadiaをサポートするためにジェイド・レイモンドが率いるStadia Games and Entertainmentの設立も発表された。自社ゲームを開発するだけでなく、サードパーティ作品をStadiaに移植するための支援を行うとしている[12]

2019年6月、正式サービス開始予定を同年11月と発表しサービスを提供する地域についても14カ国、初期タイトルも30ほど、専用コントローラーやサービスプランについても発表した[1]
サービスプラン

2019年に世界14カ国でサービス開始を予定している。

月額課金制(サブスクリプション)である「Stadia Pro」プランは月9.99ドルで一部商品の割引や遊び放題となり、画質は4K HDR 60fps 5.1ch音声対応。

2020年以降導入予定の無料プランは購入済みゲームのみプレイ可能で1080p 60fps ステレオである。

2019年6月発表時のサービス開始予定国は北米と欧州のみで

アメリカカナダイングランドアイルランドフランスドイツイタリアスペインオランダベルギーデンマークスウェーデンノルウェーフィンランドとなっている[13]
配信ゲーム

Stadiaでの配信が計画されているゲームは以下の通り[14]

2018年10月にProject Streamの1080p解像度でのテストに使用されたアサシン クリード オデッセイ[14]id SoftwareのDoom Eternal(英語版)が4K解像度、60FPSでのゲームプレイ、HDR対応で配信されることが計画されている[15][16]。またキュー・ゲームスが開発しているゲームが3番目のタイトルとして発表されており、プラットフォームのステート共有(state share)機能を活用したゲームの予定となっている[14]

加えて、ファーストパーティメーカーとしてジェイド・レイモンドが率いるStadia Games and Entertainmentが対応ゲームを開発するとしている[14]Stadiaで配信されるゲームタイトルジャンル開発元発売元配信日[注釈 1]
アサシン クリード オデッセイアクションユービーアイソフト・ケベック(英語版)ユービーアイソフト未公表


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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