Google Developers
URLdevelopers.google.com
Google Developers (以前はGoogle Code)はGoogleが関連するソフトウェアやオープンソースのソフトウェア開発に興味を持つ開発者向けに立ち上げたサイト。オープンソースのコードや、標準のAPIをサポートするサービス群がある。 Googleは、Webやデスクトッププログラマ向けの各種APIを提供している。これらは現在のGoogle製品に基づいているものが多い。例えば、AdSense、Google Checkout、Google Toolbar などがある。 AdSense The Google Data APIは、Googleのサービスからデータを読み書きするアプリケーションを作成できる。現在、Google Developersで公開されているAPIとしては、Google Apps、Blogger、Google Base Open Source Programs Office[1]には、Googleがこれまで開発したオープンソースソフトウェアがある。 Gearsは、通常はオンラインでなければ使えないサービスをオフラインで利用可能にするもので、Googleからベータ版が提供されている。SQLiteベースのデータベースエンジンを使い、クライアントシステム上でデータをローカルにキャッシュする。Gears対応のページでは、オンラインサービスからデータを取ってくる前にローカルなキャッシュを使う。Gearsを使うと、Webアプリケーションは定期的にローカルキャッシュとオンラインサービスの間でデータを同期させる。ネットワーク接続していない場合、同期はネットワーク接続するまで遅延される。したがって、Gearsを使うことでWebアプリケーションはネットワークサービスが存在しないときでも動作可能になる。 Google Web Toolkit (GWT) はオープンソースの開発ツールキットで、JavaによるAjaxアプリケーションを作成できる[2]。GWTはクライアントサーバ型アプリケーションの開発とデバッグを任意のJava用IDEで素早く行うことができる。そして配布段階で、GWTコンパイラがJavaアプリケーションを同等のJavaScriptに変換し、ダイナミックHTMLによって自動的にウェブブラウザのHTML DOMを操作する。非同期RPC、履歴管理、ブックマーク、ブラウザ間の移植性問題など、Ajaxの課題への再利用可能で効率的な解決策だとしている。Apache License 2.0でリリースされている。 Google Summer of Code[3]は、オープンソース初心者向けの教育プログラムである。2007年には、約6,200の申し込みがあった。 Google Developersはプロジェクトのホスティングサービス[4]も行っており、バージョン管理システムとしてSubversionとMercurialを用意している[5](BigTableをストレージとして透過的に実装)。バグ管理システム、文書公開用ウィキ、ファイルダウンロード機能などもある。Googleが指定したライセンス方式のオープンソースプロジェクトなら、無料で利用できる。 Open Source Initiativeが認証しているいずれかのライセンスを使っていれば、このサービスを利用できる。従来は、Apache、Artistic、BSD、GPLv2、GPLv3、LGPL、MIT、MPL、EPLのいずれかのライセンスを使っていれば、このサービスを利用できるとしていたが、2010年9月に変更された[6]。 1人の人が作成できるプロジェクト数は最大25に制限されている。さらに、1日に作成可能なプロジェクト数にも制限がある。
API
SOAPベースのAPI
Google Data API
オープンソースプロジェクト
Gears
Google Web Toolkit詳細は「Google Web Toolkit」を参照
Summer of Code
プロジェクトのホスティング
指定されているライセンス
制限
関連項目
CodePlex
SourceForge.net
OSSホスティングサービスの比較
脚注^ Open Source Programs Office
^ Johnson, Bruce (2006年12月12日). “ ⇒GWT 1.3 Release Candidate is 100% Open Source”. 2007年2月8日閲覧。
^ Google Summer of Code
^ Google Code - Project Hosting
^ “ ⇒Google Code Blog: Mercurial support for Project Hosting on Google Code” (2009年4月27日). 2009年6月24日閲覧。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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