Google Cloud Platform
URLcloud.google.com
Google Cloud Platform(グーグル クラウド プラットフォーム、GCP)とは、Googleが提供しているクラウドコンピューティングサービスである。クラウド全体における世界的シェアが10%で3位[3]。Google 検索やYouTubeなどのエンドユーザー向けのサービスにおいても、同じインフラストラクチャーが利用されている[4]。さまざまな管理ツールに加えて、一連のモジュール化されたクラウドサービスが提供されており、コンピューティング、データストレージ、データ分析、機械学習などのサービスがある[5]。登録にはクレジットカードまたは銀行口座の情報が必要である[6]。Google Cloud Platformは、infrastructure as a service、platform as a service、およびサーバーレス・コンピューティングの各種環境を提供する。
2008年4月、GoogleはApp Engineの提供を発表した。これは、Googleが管理するデータセンター内でウェブアプリケーションを開発およびホストするプラットフォームであり、Googleの最初のクラウドコンピューティングサービスであった。このサービスは2011年11月に一般公開された。App Engineの発表以来、Googleは多数のクラウドサービスをプラットフォームに追加し続けている。
Google Cloud PlatformはGoogle Cloudの一部である[7]。Google Cloudには、その他に、Google Workspace、エンタープライズ向けAndroidおよびChromeOS、機械学習のためのアプリケーションプログラミングインタフェース (API)、エンタープライズ向けマップサービスなどが存在する。
サービス一覧Google Container Engine/Kubernetesに関するカンファレンスでのプレゼンテーションの様子
Googleは90以上のプロダクトをGoogle Cloudブランド以下に一覧しており、それぞれ、ウェブのユーザインタフェース、コマンドラインツール、REST APIが提供されている。主要なサービスを以下に挙げる。
コンピューティング
App Engine - ウェブアプリケーションのための Platform as a Service
Compute Engine(英語版) - Linux や Windows Server などの仮想マシンを動かせる Infrastructure as a Service
Kubernetes Engine(GKE)またはAnthosプラットフォームの一部として提供されるGKEオンプレミス - マネージドKubernetesサービス(Container as a Service)、旧称Google Container Engine[8][9]
Cloud Functions - Node.js、Java、Python、Goで書かれたイベント駆動のコードを実行できるFunctions as a Service(英語版)
Cloud Run - Knativeをベースにしたコンピューティング実行環境[10]。Cloud Run(完全管理)またはCloud Run for Anthosとして提供されている[11]。Anthosは現在、GCP、AWS、VMwareの管理をサポートしている[12]。
VMware Engine
データベース
Cloud SQL - MySQL、PostgreSQL、Microsoft SQL Serverを元にしたDatabase as a Service(英語版)
Cloud Bigtable - マネージドNoSQLデータベースサービス
Cloud Spanner - 水平スケール可能で強一貫性を持つリレーショナルデータベースサービス