Google_Cloud_Platform
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Google Cloud Platform
URLcloud.google.com
運営者Google
業種ウェブサービスクラウドコンピューティング
収益 US$13 billion (2020) [1]
営業利益 -US$5.61 billion (2020) [2]
開始2008年4月7日 (16年前) (2008-04-07)
現在の状態Active
プログラミング言語

Java

C++

Python

Go

Ruby

Google Cloud Platform(グーグル クラウド プラットフォーム、GCP)とは、Googleが提供しているクラウドコンピューティングサービスである。クラウド全体における世界的シェアが10%で3位[3]Google 検索YouTubeなどのエンドユーザー向けのサービスにおいても、同じインフラストラクチャーが利用されている[4]。さまざまな管理ツールに加えて、一連のモジュール化されたクラウドサービスが提供されており、コンピューティング、データストレージ、データ分析、機械学習などのサービスがある[5]。登録にはクレジットカードまたは銀行口座の情報が必要である[6]。Google Cloud Platformは、infrastructure as a serviceplatform as a service、およびサーバーレス・コンピューティングの各種環境を提供する。

2008年4月、GoogleはApp Engineの提供を発表した。これは、Googleが管理するデータセンター内でウェブアプリケーションを開発およびホストするプラットフォームであり、Googleの最初のクラウドコンピューティングサービスであった。このサービスは2011年11月に一般公開された。App Engineの発表以来、Googleは多数のクラウドサービスをプラットフォームに追加し続けている。

Google Cloud PlatformはGoogle Cloudの一部である[7]。Google Cloudには、その他に、Google Workspace、エンタープライズ向けAndroidおよびChromeOS機械学習のためのアプリケーションプログラミングインタフェース (API)、エンタープライズ向けマップサービスなどが存在する。
サービス一覧Google Container Engine/Kubernetesに関するカンファレンスでのプレゼンテーションの様子

Googleは90以上のプロダクトをGoogle Cloudブランド以下に一覧しており、それぞれ、ウェブのユーザインタフェース、コマンドラインツール、REST APIが提供されている。主要なサービスを以下に挙げる。
コンピューティング

App Engine - ウェブアプリケーションのための Platform as a Service

Compute Engine(英語版) - LinuxWindows Server などの仮想マシンを動かせる Infrastructure as a Service

Kubernetes Engine(GKE)またはAnthosプラットフォームの一部として提供されるGKEオンプレミス - マネージドKubernetesサービス(Container as a Service)、旧称Google Container Engine[8][9]

Cloud Functions - Node.js、Java、Python、Goで書かれたイベント駆動のコードを実行できるFunctions as a Service(英語版)

Cloud Run - Knativeをベースにしたコンピューティング実行環境[10]。Cloud Run(完全管理)またはCloud Run for Anthosとして提供されている[11]。Anthosは現在、GCP、AWS、VMwareの管理をサポートしている[12]

VMware Engine

データベース

Cloud SQL -
MySQLPostgreSQLMicrosoft SQL Serverを元にしたDatabase as a Service(英語版)

Cloud Bigtable - マネージドNoSQLデータベースサービス

Cloud Spanner - 水平スケール可能で強一貫性を持つリレーショナルデータベースサービス

Cloud Datastore - ウェブ・モバイルアプリケーション向けのNoSQLデータベース

ストレージ

Cloud Storage
(英語版) - 非構造化データを保存するためのエッジキャッシュと統合されたオブジェクトストレージ


Persistent Disk - Compute Engineの仮想マシン用のブロックストレージ

Cloud MemoryStore - RedisMemcachedをベースにしたマネージドインメモリデータストア

Local SSD

Filestore - マネージドNFSサービス

ネットワーキング

Virtual Private Cloud(VPC)

Cloud Load Balancing

Cloud Armor -
DDoS攻撃から守るためのWAF

Cloud CDN

Cloud Interconnect

Cloud DNS

Network Service Tiers

ビッグデータ

BigQuery - Googleの持つ広大なリソースを活用した高速分散処理を特徴とした
データウェアハウス

Cloud Dataflow

Cloud Dataproc

Cloud Composer

Cloud Datalab

Cloud Dataprep

Cloud Pub/Sub

Cloud Data Studio

AIと機械学習

Cloud AutoML

Cloud
TPU

Cloud machine Learning Engine

Cloud Job Discovery

Dialogflow Enterprise

Cloud Natural Language

Cloud Speech-to-Text

Cloud Text-to-Speech

Cloud Translation API

Cloud Vision API

Cloud Video Intelligence

Vertex AI - 各種MLツールを統合したプラットフォーム

管理ツール

Stackdriver

Cloud Deployment Manager

Cloud Console

Cloud Shell

Cloud Console Mobile App

Cloud
API

IDとセキュリティ

Cloud Identity

Cloud IAM

Cloud Identity-Aware Proxy

Cloud Data Loss Prevention API

Security Key Enforcement

Cloud Key Management Service

Cloud Resource Manager

Cloud Security Command Center

Cloud Security Scanner

Access Transparency

VPC Service Controls

モノのインターネット

Cloud IoT Core

Edge TPU

Cloud IoT Edge

APIプラットフォーム

Maps Platform

Apigee API Platform

API Monetization

Developer Portal

API Analytics

Apigee Sense

Cloud Endpoints

Service Infrastructure

リージョンとゾーン

Google Cloud Platformは2020年第一四半期現在で、24のリージョンと73のゾーンで利用可能である[1]。1つのリージョンは、ユーザーがクラウドのリソースをデプロイできる1つの地理的な場所に対応している。

各リージョンは地理的に独立した領域であり、複数のゾーンから構成される。

1つのゾーンは、リージョン内のGoogle Cloud Platformのリソースをデプロイする領域である。1ゾーンは、リージョン内の単一の障害ドメインと考える必要がある。

ほとんどのリージョンには3つ以上のゾーンが含まれている。2020年4月現在、Google Cloud Platformは以下のリージョンおよびゾーンで利用可能である[13]

GCPのリージョンおよびゾーンリージョン名稼働開始日場所ゾーン
us-west1Q3, 2016The Dalles, Oregon, USA

us-west1-a

us-west1-b

us-west1-c

us-west2Q3, 2018Los Angeles, California, USA

us-west2-a

us-west2-b

us-west2-c

us-west3Q1, 2020Salt Lake City, Utah, USA

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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