Google_ニュース
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Google ニュース
URLnews.google.com
言語英語ドイツ語フランス語スペイン語イタリア語ポーランド語ポルトガル語中国語日本語韓国語オランダ語アラビア語ヘブライ語ノルウェー語チェコ語ハンガリー語スウェーデン語ギリシア語ロシア語ヒンディー語テルグ語タミル語トルコ語マラヤーラム語ベトナム語インドネシア語ウクライナ語
タイプニュース
運営者Google
設立者Google
登録任意
開始2002年4月

Google ニュース(Google News)は、Googleが提供するニュースアグリゲーター。Googleのページランクに関連して、Googleの主任研究者である Krishna Bharat が2001年に開発したストーリーランクをベースとして始まった。人間はアグリゲーションのアルゴリズムを調節するだけで、掲載する記事の選択は全て自動的に行われる。2006年1月、Google News ベータ版が登場した[1]
技術的解説

2002年4月、ベータ版として紹介され、サービスは2006年1月23日にベータ版として公開された。アグリゲーションは(2008年6月31日現在)、19カ国語で40の地域について別々に行われており、さらに地域と言語の拡大が行われている。現在運用中の言語は、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポーランド語、ポルトガル語、中国語、日本語、韓国語、オランダ語、アラビア語、ヘブライ語、ノルウェー語、チェコ語、ハンガリー語、スウェーデン語、ギリシア語、ロシア語、ヒンディー語テルグ語タミル語、トルコ語、マラヤーラム語である。

このサービスは、様々なニュースサイトに過去30日間に掲載されたニュース記事を対象としている。英語版では約4,500のサイトを対象としている[要出典]。他の言語ではもっと少ない。先頭ページには各記事の最初の200文字ぶん程度が掲載され、より大きなコンテンツ(元のサイト)へのリンクがある。
記事の選択

2005年3月、白人至上主義の雑誌 National Vanguard の記事へのリンクが Google News に含まれていることが注目を浴び、大論争が起きた。結果としてGoogleはその雑誌のサイトをアグリゲーション対象から除外した。またGoogleは、中国が検閲対象としているサイトをアグリゲーション対象としていないことでも批判されていた。2004年9月27日、公式ブログで「中華人民共和国内の人々のため、同国からアクセスできないソースは含めないことにしている」と書いている[2]。現在ではGoogleは中国の特定IPアドレスをブラックリストに載せ、それらがインデックス付けされないようにしている[要出典]。
通信社

2005年3月、フランス通信社 (AFP) はGoogleに対して1750万ドルの損害賠償請求訴訟を起こした。これは、Google News が許可無くAFPの写真や記事の見出しや一部を掲載し、AFPの著作権を侵害しているという訴えである[3]。また、AFPはGoogleが警告状(cease and desist)を無視したことも問題とした。これに対してGoogleはAFPがアグリゲーション対象から除外されるための手続きを知らせたが、AFP側がそれを行わなかったと反論している。現在では、Googleはフランス通信社AP通信、Press Association、Canadian Press のニュースを購入して掲載している。この取り決めは2007年8月に始まった[4]。2007年にGoogleが発表したところによると、AP通信の記事の Google News への掲載に対して対価を支払っているが、それらの記事は永久にアーカイブされるわけではないとのことである[5][6]
ベルギーでの対立

2007年、ベルギーの法廷で、Googleはベルギー国内のニュースソースから記事の冒頭部分を引用して表示する権利がないとの判決が下った[7]
機能とカスタマイズ

Googleニュースには検索機能があり、検索結果はその記事が発表された日時順(ニュースとなる事象が発生した順ではない)か、グループ化した関連度順(および検索なしのグループ表示)で表示できる。英語版では、国を選択するとそれに合わせてグループ分け(関連度)を調整するオプションがある。

Googleアラートを設定すると、指定した様々なキーワードに関する記事が掲載されたときに電子メールで通知してくれる。これは、ニュースだけでなく、RSSAtomのフィードについても利用可能である。

ユーザーは表示をカスタマイズでき、JavaScriptベースのドラッグ・アンド・ドロップインタフェースでカテゴリの表示順序や表示記事数を設定できる。cookieに格納されたオプションによって、異なる版のGoogleニュースを結合して1つのパーソナライズしたページとして表示することもできる。このサービスは2005年11月、Google検索履歴と統合された。Google News(英語版)がベータ版から正式版になったとき、過去にそのユーザーがクリックした記事や検索したニュースからユーザーが興味を持つと思われる記事を推奨する欄が追加された(検索履歴を設定している場合)。
News Archive Search詳細は「Google News Archive Search」を参照

2006年6月6日、Google News に News Archive Search 機能が追加され、200年間以上の期間にわたる過去の記事を検索できるようになった。いくつかのニュースについて複数年にわたる記事を時系列表示することもできる。

2008年9月8日、Googleはさらに過去の新聞をスキャンしたものも提供開始した[8]。どの程度の期間の新聞が閲覧できるかは新聞によって異なるが、ニューヨーク・タイムズについては当初から創業時の1851年からの全てを閲覧できる。
誤報問題

ユナイテッド航空が2002年に倒産した際のシカゴ・トリビューン紙の記事が、提携している Sun-Sentinel のサイトでアーカイブされており、2007年9月7日、これを Google News が現在のニュースと誤解してトップニュースとして掲載したため、ユナイテッド航空の株価が大幅に下落し、10億ドル以上の市場価値が失われ、完全には取り戻せないという事態が発生した[9]。Google News がそのように掲載したため、これに気づいた者があわてて売却し、そのことがブルームバーグで速報として広く報道され、事態が悪化していった[9]
ニュースソース

ニュースアグリゲーターのサイトとして、Googleは独自ソフトウェアを使って、集めてきた記事のうちどれを表示するかを決めている。人間もこれに関わっているが、どのソースから記事を選ぶかという点だけである。ニュースソースの選択については、ユーザー毎にどれがふさわしいかという意見があり、よく議論になる。ニュースソースの一覧はGoogle社外には公開されていないが、そのような一覧が公開されたとしても議論が収束するわけではない。

2009年6月6日、Google News (英語版)はオンライン百科事典Wikipediaへのリンクを載せるようになった。これについては歓迎する声と批判的な声がある[10][11]
ニュースソースの一覧の例(英語版、2007年5月)

Google News Report (2009年10月現在、活動していない模様)は Google News を監視しているサイトで、2007年5月、Google News が参照したニュースサイトの上位27位までを公表した[要出典]。

ランクニュースソース
1ニューヨーク・タイムズ
2ワシントン・ポスト
3ヒューストン・クロニクル
4ブルームバーグ
5ロサンゼルス・タイムズ
6ロイター
7フォーブス
8Monsters and Critics.com
9guardian.co.uk
10ボイス・オブ・アメリカ
11インターナショナル・ヘラルド・トリビューン


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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