Goo
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この項目では、ポータルサイトについて説明しています。その他の用法については「グー」をご覧ください。

goo
URLwww.goo.ne.jp
言語日本語
タイプポータルサイト
運営者NTTドコモ
設立者NTT
広告あり
営利性営利
登録任意
開始1997年3月27日 (27年前) (1997-03-27)
現在の状態運営中
ライセンスプロプライエタリ

goo(グー)は、NTTドコモが運営するポータルサイトである。名称は「global network が無限大(∞)に拡大し続ける」ことに由来する。アレクサランキングでの順位は、2020年12月10日時点で世界594位、日本国内45位[1]。マスコットキャラクターは、メグたん。
概要・沿革
概要

当初はNTTグループが提供する、インターネットガイド&ネットショップ「G-Square」内の一サービスメニューとしてNTTアドが検索システムを提供、NTTは検索技術の実験として1997年3月27日Inktomi社のエンジンとNTT研究所の日本語解析技術をミックスしたロボット型検索エンジンを始めた。NTT自体はコンテンツを有しておらず、各種コンテンツを有する企業と共同でサービスを展開している。NTTマルチメディアビジネス開発部の塚本良江(マイクロソフト執行役員MSN事業部長、ACCESSメディア事業準備室長を経て現NTTコミュニケーションズ)含む3名でサービスを開始し、5か月後の8月に100万ページビュー/日を越えた。

技術的に協力していたNTTが、1998年5月に実験として運営に参加してスタッフを10数名に増員する。Webメールを「gooフリーメール」として提供し、ニュースやスポーツ、天気などのコンテンツを得意分野の企業と提携して「gooホットチャネル」として提供し、それぞれ広告の出稿を募るなどを先進的に試み、検索エンジンからポータルサイトの地位を確立した。

1999年に、事業会社としてNTT-Xが発足して実験運用から商用運用を開始した。5月にサイト構成を大規模に刷新し、ショッピングモール「gooショップ」を開設、リクルートと提携、日本経済新聞社と共同事業、三菱総研とインターネットリサーチを協業、三省堂と提携して無料辞書サービス「goo辞書」を開始、など新たなサービス事業でポータル機能の充実を図り、以後は毎年5月のサイト刷新が定着する。Yahoo! JAPANと連携し、Yahoo! JAPANの検索結果に該当がなかったものはgooの検索結果が表示された。2004年以降はOCNぷららWAKWAKなどNTT系プロバイダのポータルサイトの検索エンジンや情報提供サービスの多くははgooを利用する。

「環境goo」、「教えて!goo」(2007年1月の月間訪問者数が428万人のユーザー参加型Q&Aサイトで、「OKWave」と提携した時期もある。)、「gooブログ」、旧BROBAコンテンツの配信など、各種サービスを提供する。

NTTグループがサービスするポータルサイト「NTT DIRECTORY」は、グループ内の競合を避け差別化のため「OCN navi」へ名称変更後、「OCNサーチ[2]」としてサービスしている。
沿革


1997年3月27日、NTTグループのインターネットガイド&ネットショップ「G-Square」内サービスメニューにてロボット型検索エンジンを開始。

1998年5月、ポータルサイト「gooホットチャネル」として拡大。情報コンテンツ、メールアカウント提供。

1999年5月に、事業会社としてNTT-Xが発足して実験運用から商用運用を開始。ショッピングモール「gooショップ」開設、「goo辞書」「環境goo」「教えて!goo」「gooブログ」を順次開始。


2003年12月1日、Google社と戦略的に提携し、InktomiからGoogleへ検索エンジンを移行して話題となった。gooは検索系ポータルとして最後までInktomiのエンジンを利用した。

2004年4月1日にNTT-X社から、新設したNTTレゾナント社へgooの譲渡がされた。

2005年2月16日から、gooブログ無料版の容量を最大3GBに、gooブログアドバンスの容量を最大1TBへそれぞれ増加した。

2006年4月18日から、「goo 辞書」の「フリー百科事典」でウィキペディア日本語版の記事が検索できるようになった。2006年6月からウィキペディア日本語版の部分を独立して「goo Wikipedia記事検索」とした。

2007年8月22日から、検索で得られた収益の一部を環境保護団体へ寄付する「緑のgoo」を開始した。2007年12月11日に、Mozilla Japanと提携して環境保護をテーマにしたWebブラウザ「緑のgoo版 Firefox」を公開した[3]

2008年3月31日にgooトップページをリニューアルした。

2010年4月2日からgooメールがバージョンアップし、無料版が2GB、gooメールアドバンスが5GBまでメールボックスが利用可能となった。

2010年5月31日からgooメールの動作を軽くした、gooメールシンプルを提供開始する。

2013年4月不正ログイン攻撃を受けて全アカウントをロックする。解除には登録した氏名、生年月日、メールアドレスのすべてが必要である。

2015年1月27日に、教えて!gooとOKWaveが分離した。

2019年7月29日に、8月27日付でgooカテゴリー検索のサービスを終了すると発表した[4]

2021年9月1日に、9月30日付でgoo Wikipediaのサービスを終了すると発表した[5]

2023年7月1日、NTTドコモがNTTレゾナントを吸収合併するのに伴い、同日からNTTドコモの1事業となる予定[6]

goo提供の主なサービス
gooメール

日本のポータルサイトで早期に、フリーWebメールを取り入れている。メールアドレスはXXXX@mail.goo.ne.jpとなる。通常のメールの送受信の機能のほかに以下のサービスを提供している。

迷惑メールフィルター、
ウイルスチェック

他のプロバイダメールとの統合

画面のカスタマイズ

iモード携帯電話での利用、携帯電話への着信通知機能。

HTMLメールの作成

振り分け設定

通常のメーラーを使ったメールの送受信(有料オプション)

2010年4月1日付の全面リニューアルで不具合が生じ、朝日新聞で『文字化けなどの不具合 苦情1万2千件』及び毎日新聞で『文字化けなどの不具合 苦情1万2千件』と報道され、雑誌の日経コンピュータでも紹介された。

上記を踏まえ2010年5月31日、動作を軽くしたgooメールシンプルモードが提供された。

無料版サービスの新規登録受付を、2013年10月1日11時に停止。

2014年3月10日に無料版サービスを停止し有料版の一本化となる。

情報提供サービス

gooニュース - 政治経済、社会、スポーツ、芸能等のニュースの提供。当初、動画などの
ストリーミング配信には対応していなかったが、2019年7月から日テレNEWS24など一部の配信メディアにおいて対応している。再生速度調整機能にも対応[7]

日経goo - gooニュースとは別に日本経済新聞との提携による、日経新聞及び日経4紙のサイトの閲覧。有料の紙面においてはgooポイントが利用できる。

goo天気 - 日本気象協会提供の天気予報。季節ごとの名所やレジャースポットなどの、ピンポイント天気予報も利用が可能となっている。アメダス、衛星画像、波情報、天気図などが表示される。2023年9月27日、サービスを終了した

goo地図 - ゼンリンデータコム提供の地図検索サービスが利用できる。日本測地系を採用している。携帯電話のサイトでも提供しており、携帯電話のGPSと連携した乗り換え案内なども提供される。[8]javaScript対応のNTTドコモの携帯電話ではブラウザ上でスクロールも可能となる。2010年4月からはXperiaなどのandroid機種でも利用が可能となった。2023年8月17日に、同年9月27日をもって、サービスを終了することが発表された[9]

goo乗換案内 - ジョルダンの乗換案内を利用できる。gooホームで登録した住所近郊の鉄道運行状況がトップ画面に表示される。

gooタウンページ - 1100万件の電話番号検索ができる。2023年3月29日、サービスを終了した[10]

goo辞書 - 国語、英和、和英他の辞書サービス。

英辞郎

大辞林 第二版」及び 「デイリー 新語辞典+α」(約25万語)

英和「EXCEED 英和辞典」(約12万語)

和英 「EXCEED 和英辞典」 (約9万4千語)

四字熟語 「新明解四字熟語辞典」


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