Globe
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8月28日発売シングル「Is this love」のPVはアメリカアリゾナ州で撮影され、当時としては総額1億円という破格の撮影費が投じられた。9月『Private Tour house of globe』。ロードムービー撮影という名目のglobe初のツアーを敢行。「Is this love」のCD購入者から抽選で招待してコンサートが行われた。10月には「DEPARTURES」に続くJR東日本「JR SKI SKI」のCMソングとして「Can't Stop Fallin' in Love」をリリースし、130万枚のミリオンセラーを記録。同曲で年末のNHK紅白歌合戦に初出場を果たした。

1997年1月発売の「FACE」も130万枚を突破する自身3枚目のミリオンセラーに。3月12日には2ndアルバム『FACES PLACES』を発売し、こちらも300万枚以上の大ヒットを記録。同月には前代未聞の大阪ドーム福岡ドームナゴヤドーム東京ドーム[注釈 2]での4大ドームツアー「globe@4_domes」を敢行。5月には、初の日本国外でのツアー「TK PAN-PACIFIC TOUR '97 IN TAIPEI」開催。安室奈美恵、TRFとともに台湾台北を訪れ、テレビ出演やライブを行った。

同年7月、小室とエイベックス(松浦勝人・千葉龍平ら)との関係に大きな亀裂が生じ、globeは活動停滞を余儀なくされる。10月にはTBS系ドラマ「青い鳥」の主題歌として決まっていた「Wanderin' Destiny」をリリースするがメディア出演は一切なく、紅白歌合戦にも不参加となった。11-12月にはTK GROOVE MUSEUM Kissing Asiaツアーに小室とマークが参加するも、globeの曲は華原朋美が務めた(KEIKOは千葉龍平の所属事務所に在籍していたため)。

1998年3月31日発売の3rdアルバム『Love again』が発売初日に200万枚を出荷し、デビューアルバムから『Love again』までのアルバム総出荷枚数が2年で1000万枚を超える。これはデビューアルバムからの最速となる出荷枚数1000万枚超えの記録を大幅に更新することになった。7?8月には、4都市7公演の全国ツアー「globe tour 1998 “Love again”」を敢行した。
globe 4 SINGLES - CRUISE RECORD (1998-2000)

同年秋「BRAND NEW globe 4 SINGLES」と題し、9月2日に「wanna Be A Dreammaker」、9月23日に「Sa Yo Na Ra」、9月30日に「sweet heart」、10月7日に「Perfume of love」と4連続シングルリリースを行い話題となる。そして、10月26日付のオリコン週間シングルチャートにて4作が同時にトップ10入りした。これはオリコンシングルチャート史上初の記録であり、「発売日が異なる再発でない同一アーティストによるシングルの複数チャートイン」として現在も記録が保持されている。それらの活動が認められ、「wanna Be A Dreammaker」で第40回日本レコード大賞を受賞した。また、この4枚のシングルを購入し、それぞれに封入されている応募券を送ると非売品シングルCD「winter comes around again」が応募者全員にプレゼントされるという企画を実施(当時はライブなどで一切この楽曲が演奏されることはないとしていたが、4年後に発売されたベスト・アルバム『8 Years ?Many Classic Moments?』にTK mixとして収録)。

1999年2月24日、ハワイホノルルでシークレットライブを開催。これは「NISSEKI Enaカード」のキャンペーン当選者200組400人を招待したライブであった。同月28日には1stリミックス・アルバムの公開レコーディングが行われた(当日はタイトル未定であり、後に『FIRST REPRODUCTS』として発売)。このレコーディングに参加できたのは、前年末発売の4thアルバム『Relation』を購入し、応募してきた10万通の中から選ばれた200組400人、抽選倍率は約500倍であった。9月22日、5thアルバム兼1stベスト・アルバム『CRUISE RECORD 1995-2000』の発売日に、Virgin Megastore大阪・心斎橋店にて発売記念インストアイベントが行われた。この日はイベントだけではなく「1day globe ジャック!!」と銘打ち、店内全てをglobeのCDで埋め尽くすという大胆な企画も決行された。

2000年1月、globe初のライブハウスコンサートを敢行。今回のライブに参加できたのは「Coca Cola TOUCH THE globe LIVE 2000! キャンペーン」の応募総数115万枚から選ばれた2,700人で、チケットの入手倍率は約100倍であった。
トランス期、ソロプロジェクト、コラボ、小室とKEIKOの結婚 (2000-2002)

2000年3月以降、メンバーそれぞれのソロプロジェクトが始まる。3月29日にそれぞれがglobe featuring KEIKOglobe featuring MARCglobe featuring TKとしてシングルを同時リリース。KEIKOは同年ソロコンサートツアーを2度行った。

ここから数年間、トランスという切り口から新たなglobeサウンドを展開。

2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件を受け、被害地の一刻も早い復興の願いを込め『songnation(一部、song+nationと表記)』というプロジェクトを小室哲哉・松浦勝人を中心として発足し、チャリティーCDを発売。その第一弾にKEIKOが、ayumi hamasaki & keiko 名義で「a song is born」を発売した。songnationとして、2002年1月にアルバム『songnation』を、3月にそのリミックス盤『songnation 2 trance』を発売。リミックスアルバムにはglobeとして参加した。

同年春からは全国ツアー"category trance" "category all genre"を開催。追加公演を含め、3種類もの演出でアーティスト性の高いステージを披露した。

7月、ベルギーDJであるPUSHとのコラボレーションシングル「dreams from above」を発売。

9月、X JAPANYOSHIKIが加入し、globe extremeとしての活動が始まる。その日お台場にて開催されたavexの一大ライブイベント"a-nation"のステージ上で突如発表されたこのセンセーショナルなニュースは、アジアを始めとした世界中に配信された。11月27日、シングル「seize the light」発売。しかし以降、YOSHIKIが関わったオリジナル楽曲は発表されていない。

11月22日、小室とKEIKOが結婚。
globe decade(デビュー10周年)、活動休止状態 (2003-2007)

2003年6月、トランスとJ-POPの融合をにらんで発足されたプロジェクト『Cyber X』にKEIKOがCyber X feat. KEIKOとして「be true」を発売。7月9日に開催予定だった東京ドーム公演は、アジアを拠点に活動するのを目標としていたこともあり、新型インフルエンザイラク戦争など国際情勢悪化の影響で中止された。12月、KEIKOのソロシングル『KCO』が発売。

2004年8月のデビュー10年目を迎えた際に、翌年8月9日の10周年までの1年間を「globe decade」と題してさまざまな活動を行うと小室が公式ウェブサイトで発表。その一環として、同年10月より約3か月間globe decade tourを敢行。また12月には未発表曲であった「Judgement」をツアーにて初披露した。翌年3月、Exciteの有料音楽配信にてglobeとして初の配信となる「Judgement (studio live version)」をCD音源化前に発表。

2005年、a-nation'05にサプライズ・アーティストとして参加。「ポップアジア2005」にも日本代表として参加し、5曲を熱唱した。

2006年8月9日、globe初のミニ・アルバムnew deal』を発売した後、事実上活動休止状態となる。

2007年12月25日にファンクラブ「house of globe」によるイベントが行われ、1年4か月ぶりにメンバー3名が揃い、ファンの前で数曲を披露した。このイベントにおいて、今後のglobeとしての活動展望が明かされたが、翌月にhouse of globeが一部サービスの滞りを理由に運営休止を発表。
KEIKOソロ活動、小室の逮捕からの復帰 (2008-2009)

2008年3月12日に、ユニバーサルミュージックに移籍したKEIKOが「KCO」名義で「春の雪」を発売し、4月30日にソロとしてはファーストアルバムとなる『O-CRAZY LUV』を発売した。

6月16日、小室のブログ記事において、globeが活動再開を宣言。8月31日、a-nationにシークレットアーティストとして出演し、停滞していた活動を約2年ぶりに再開させた形となった。

11月4日、小室が5億円詐欺事件により逮捕。これを受け、エイベックスは同月?2009年1月までに発売が予定されていたシングル3枚[7][注釈 3] の発売中止ならびに、globeの楽曲の配信停止を発表。これによりglobeは活動不能の状態となった。

2009年8月22日、a-nationにシークレットアーティストとして登場し、音楽活動に復帰した。その中で小室は観客に向かって頭を下げ、謝罪の挨拶をした[8]。その模様は期間限定でエイベックスの携帯電話向け動画サイトBee TVで配信された。また、この日よりglobeの楽曲配信を再開した[9]
15YEARS(デビュー15周年)、KEIKOの療養による活動休止 (2010 - 2014)

2010年9月29日、15周年記念盤『15YEARS』3種が発売。2008年11月に発売が中止されたシングル「Get Wild」と同シングルのカップリングであった「Spicy Girls」を収録。3種類のうち『15YEARS -BEST HIT SELECTION-』のジャケットは「Get Wild」で使用される予定だった北条司の描き下ろしイラストが採用されている。

2011年10月24日、KEIKOが自宅にいる際に首の後部に激痛を訴え倒れた。夫である小室が救急車を呼び、都内病院に緊急搬送される。診断の結果「クモ膜下出血」と判明し、25日未明から約5時間にわたる手術を受けた[10]。そのため再び活動不能の状態となったが、2012年9月に小室が自らのTwitterにて病気療養中のKEIKOが回復するまで、マークと2人で活動再開する旨を発表した。

2013年3月27日、globeの楽曲を小室とマークがEDM (Electronic Dance Music) スタイルにリミックスしたアルバム『globe EDM Sessions』が発売された。


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