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出典検索?: "Geneva" 書体
Geneva(ジュネーヴ)
様式サンセリフ
分類グロテスク・サンセリフ
デザイナースーザン・ケア
制作会社Apple Computer
発表年月日1984年
ベース書体Helvetica
Geneva は、スーザン・ケアがApple ComputerのMacintoshのためにデザインしたグロテスク・サンセリフ書体である。 以前はSystemと呼ばれた旧Mac OSの時代から2020年のmacOS Big Surに至るまで、継続してMacintoshのオペレーティングシステムに搭載されている最も古いフォントの一つ。オリジナルのバージョンはビットマップフォントだったが、後にクリス・ホームズ
歴史
TrueType版はやや形状が異なるが、Genevaはもともとライノタイプが保有する著名な書体Helveticaを再設計したものである。
初期のMacintoshのフォントにはみな都市名がつけられていたが[2]、Genevaはスイス第二の都市ジュネーブにちなむ。オリジナルのHelveticaをデザインしたマックス・ミーディンガー(英語版)はスイス人で、Helveticaはスイスのラテン語名によるものである。 ビットマップ版の外観はサイズによって異なっており、低解像度ディスプレイでの視認性を高めるため、小さいサイズでは、小文字のi、j、lは上部にセリフがあり、小文字のyは平行で、大文字のMの中央の角の位置はかなり高く、3は上部がフラットであった。フォントのサイズを大きくすると、これらの文字はセリフ無しの形状で表示された。 Mac OS 8.5以降のビットマップ版では、小文字のi、j、lのセリフが削除され、小文字のyはTrueType版のように角度がついたものになったが、3の頂部はフラットのままであった。ビットマップ版は現在のTerminalでも利用可能。Genevaのlong sとR rotunda
特徴
現在のGenevaには、ネオグロテスクの書体としては珍しく基本的な合字のセットと、古風な"long s"と"R rotunda"が含まれている。
GenevaはApple製品のみに搭載され他のプラットフォームでは使用できないが、類似のフォントにはVerdana、Microsoft Sans Serif、Arialなどがある。
1992年の携帯情報端末、Apple NewtonにはGenevaの派生フォント「Simple」が搭載されていた。
脚注^ “ ⇒Notes on Apple 4 Fonts” (PDF) (1991年3月15日). 2020年12月20日閲覧。
^ appletechlab. “MacintoshとLisaのFont 秘話”. appletechlab.jp. 2020年12月19日閲覧。
参考文献
ウィキメディア・コモンズには、Geneva (書体)に関するカテゴリがあります。
アンディ・ハーツフェルト『レボリューション・イン・ザ・バレー』オライリー・ジャパン、2005年9月25日、173頁。
関連項目
Osaka - 英数文字部分にGenevaが用いられた日本語書体