GeForce
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

2006年11月9日にGeForce 8800ファミリーを発表[28]

前世代まで、ピクセルシェーダーとバーテックスシェーダーに分離していたシェーダーユニットは、ストリーミングプロセッサ (Streaming Processor : SP) に統合された。この統合型シェーダーユニットの事を「ユニファイドシェーダー」と呼ぶ。G80コアの8800モデルは動画再生支援機能であるPureVideoが前世代であるGeForce 7シリーズと同じVideoProcessor1 (VP1) のサポートに留まり、G84コアやG86コア、G92コアではHD動画再生支援を持つPureVideo HDVideoProcessor2 (VP2) がサポートされた。DirectX 10 Shader Model 4.0、Quantum Effects、HDCP(HDCPについてはオプションとなるものもあり)などをサポート。DirectX 10.1のGPUの仮想化は非対応。

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
(SP)
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]TCSLI消費電力
(W)補助電源接続
SPTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(GFLOPS)
GeForce 8300 GSG86 (TSMC 80 nm)459 (918)884DDR2800646.41281.843.6714.7〇×40?PCIe 1.0
×16
GeForce 8400 GS1625629.4
GeForce 8400 GS Rev.2G98 (TSMC 65 nm)567 (1400)85122.274.5422.4×25PCIe 2.0
×16
GeForce 8400 GS Rev.3GT218 (TSMC 40 nm)520 (1230)162.084.1639.4
GeForce 8500 GTG86 (TSMC 80 nm)450 (900)12812.82561.803.6028.8〇2-way30PCIe 1.0
×16
GeForce 8600 GTG84 (TSMC 80 nm)540 (1190)32168GDDR3140022.45124.328.6476.2×47
GeForce 8600 GTS675 (1450)200032.02565.4010.892.8606pin
GeForce 8800 GSG92 (TSMC 65 nm)550 (1375)964812160019238.43846.6026.4264105PCIe 2.0
×16
GeForce 8800 GT600 (1500)1125616180025657.65129.6033.6336125
GeForce 8800 GT 1GB1024
GeForce 8800 GTS 512650 (1625)12864164052.551210.441.6416135
GeForce 8800 GTS 320G80 (TSMC 90 nm)500 (1200)962420158432063.432010.012.0230143PCIe 1.0
×16
GeForce 8800 GTS 640640
GeForce 8800 GTX575 (1350)1283224180038486.476813.818.43463-way

177 (初期)

155 (後期)
6pin×2
GeForce 8800 Ultra612 (1500)2160103.714.719.6384175
GeForce 8 Series の製品
8100/8200
GeForce 8シリーズをベースにした統合GPUを搭載したチップセット。AMD製CPU向け。GeForce 6・7系のGPU統合型GPUはnForceと呼ばれたが、このシリーズからチップセット名もGeForceと呼ばれるようになった。
8300 GS
メーカーOEM(組み込み向けモデル)なので個人が手にする機会は少ない。
8400 GS
8500 GTのメモリバス幅を64bitに削減したもの。Hybrid SLIに対応している。GT218コア(GeForce 210で使用されているものと同じコア)を使用した製品も存在し、DirectX 10.1に対応する。
8500 GT
2007年4月17日(日本時間)発表。Hybrid SLIに対応している。
8600 GT/8600 GTS
2007年4月17日(日本時間)発表。
G80
NVIDIA GeForce 8800 Ultra

G80世代において、リファレンスデザインではどれも2スロット占有型の大型ファンを搭載している。
8800 GTS
2006年11月9日(日本時間)発表。メモリバス幅が320bitに削減されている。PCI Express 補助電源コネクタ、SLIコネクタは1系統。2007年2月13日には、グラフィックスメモリを320 MBに削減した廉価モデルが発表、発売された。
8800 GTX
2006年11月9日(日本時間)発表。8800 GTXは7900 GTXから動作クロックはあまり向上していないが、GPUに統合型シェーダーユニットを128個内蔵して能力を向上させており、諸々のベンチマークソフトで「7900 GTX」のSLIを超える結果を出しており、性能が大幅に伸びた。SLIコネクタが2つ備えられており、デイジーチェーンで接続する事で3WAY-SLIに対応する。また、PCI Express補助電源コネクタも2系統接続する。
8800 Ultra
2007年5月2日発表。8800 GTXをより高クロックで動作させたGeForce 8シリーズ最上位製品。8800 GTXよりも高クロックながら、コアの最適化により最大消費電力が177 Wから175 Wに若干減少している。しかしリファレンスクーラーはより巨大なものを採用している。クロック以外の仕様は8800 GTXに準ずる。
G92

2007年11月9日(日本時間)発表。GeForce 8シリーズのハイエンド向けモデル。開発コードネームは 、8800 GTXなどの初期のモデルはG80、8800 GT以降のモデルはG92とされている。
8800 GT
後発になる8800 GTは、65 nmプロセス技術を採用して消費電力を下げたほか、PCI Express 2.0に対応、メモリバス幅が256bitに削減され搭載可能なメモリ量が512 MBに減ったものの、コアクロックとシェーダークロックが向上している(後から1 GB版もリリースされた)。さらに次世代DVDの再生支援などを含むVideo Processor 2が実装されている。性能はG80世代のGTXとGTSの中間ほどで、従来のグレード表記の逆転が起きていた。リファレンスデザインでは、発熱が減ったことで1スロットに収まるファンを搭載している。
8800 GTS 512 MB
2007年12月には PCI Express 2.0 などに対応した新型 8800 GTS 512 MB (G92) が発売され、上記の逆転現象は解消された。
GeForce 9 Series「en:GeForce 9 series」も参照

GeForce 9 Series(ジーフォース・ナイン・シリーズ)は、GeForceシリーズの第九世代製品群である。DirectX 10.1には対応していない。DX10のアプリケーションが充実していないことやDX10.1の普及がまだ先との判断から実用上問題ないと判断されていた。回路幅が65 nmのものと、55 nmのものがある。また、このシリーズにはGeForce 8シリーズのリネーム品が多い。

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
(SP)
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLI消費電力
(W)補助電源接続
SPTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(GFLOPS)
GeForce 9300 GEG98 (TSMC 65 nm)540 (1300)884DDR2800646.42562.164.3220.8×?PCIe 2.0
×16
GeForce 9300 GS

G98 (TSMC 65 nm)

G98b (TSMC 55 nm)
567 (1400)6665.35122.274.5422.435
GeForce 9300 GS Rev.2GT218 (TSMC 40 nm)589 (1402)162562.369.4244.8
GeForce 9400 GTG86 (TSMC 80 nm)459 (918)12009.61281.847.3429.450PCIe 1.0 ×16
GeForce 9400 GT Rev.2

G96 (TSMC 65 nm)

G96b (TSMC 55 nm)
550 (1400)80012812.85122.208.8044.8PCIe 2.0
×16
GeForce 9400 GT Rev.3GT218 (TSMC 40 nm)589 (1402)1200649.61282.369.42
GeForce 9500 GT

G96 (TSMC 65 nm)

G96b (TSMC 55 nm)
550 (1400)32168GDDR3160012825.65124.408.8089.62-way
GeForce 9600 GSOG92 (TSMC 65 nm)550 (1375)96481219238.43846.6026.4264846pin
GeForce 9600 GSO 512G94b (TSMC 55 nm)650 (1625)4824180025657.65127.8015.615690
GeForce 9600 GTG94 (TSMC 65 nm)64321610.420.820895
G94b (TSMC 55 nm)600 (1500)9.6019.219259?
GeForce 9800 GTG92 (TSMC 65 nm)1125633.63361256pin
G92b (TSMC 55 nm)550 (1375)8.8030.830866?
GeForce 9800 GTXG92 (TSMC 65 nm)675 (1688)12864220070.410.843.24323-way1406pin×2
GeForce 9800 GTX+G92b (TSMC 55 nm)738 (1836)11.847.2470141
GeForce 9800 GX2G92 ×2チップ600 (1500)128×264×216×22000256×264.0×2512×219.276.87682-way
(Quad SLI)1978pin+6pin
GeForce 9 Series の製品
9300/9400
GeForce 9シリーズの統合GPUを搭載したチップセット。Intel製CPU向け。グラフィックスメモリはメインメモリの一部を利用する、UMA (Unified Memory Architecture) 方式を採用し、LFB (Local Frame Buffer) の方式はサポートしていない。
9300 GS
GeForce 8400GSのリネーム品。GT218コア(GeForce 210で使用されているものと同じコア)を使用した製品も存在し、DirectX 10.1に対応する。
9400 GT
2008年8月26日(米国時間)発表。GeForce 9シリーズのローエンド向けモデル。GT218コア(GeForce 210で使用されているものと同じコア)を使用した製品も存在し、DirectX 10.1に対応する。
9500 GT
2008年7月29日(米国時間)発表。8600 GTの後継とされる、GeForce 9シリーズのバリューモデル。9400 GT同様、補助電源コネクタが搭載されていない。
9600 GSO
8800 GSと同一のコアを採用し、ほぼ同等のスペックを持つ。9600 GTより下位におかれていたものの、SP数が多いため、条件によっては9600 GTを上回る性能を出すこともある。搭載メモリ量は384/768 MB。
9600 GSO 512
NVIDIAからの公式発表はないものの、2008年12月に55 nmプロセスのG94bを採用するマイナーチェンジが行なわれている。型番こそ変更はないものの中身はまったく別物になり、明確に9600 GTの下位におかれるようになった。搭載メモリ量は256/512 MB。
9600 GT
2008年2月21日(米国時間)発表。開発コードネームは G94。GeForce 9シリーズのメインストリーム向けモデル。対応メモリはGDDR3。メモリインタフェースが256bitとなり、前シリーズの8800 GTに近い性能を出せるようになっている。
9600 GT (59 W)
9600 GT Green Editionとも呼ばれ、9600 GTのコアを55 nmにシュリンクしたG94bを搭載し、コアクロックを落とす事で消費電力が59Wまで落ち、補助電源が不要となった製品。当初Green Editionとして発表されたが、NVIDIAの製品ページには59 W版として掲載され[29]、これを搭載したビデオカードも9600 GTの補助電源不要版として発売されている。NVIDIAから公式にはアナウンスはされていないが、ROPユニット数を8基に下げてメモリバス幅が128bitに下げられた仕様の物(いわゆる地雷品)も流通しており[30]、中にはパッケージ上では区別が付かない製品もあり、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}物議を醸している[要出典]。
9800 GT
2008年7月29日(米国時間)発表。前世代にあたるはずのGeForce 8800 GTと全く同じ(チップ上の刻印まで同じ)ものがある一方で55 nmにシュリンクした製品もあるなど消費者にわかりにくい製品になっていた。Hybrid Power対応はカードベンダーが選択する。消費電力は105 Wといわれている。※Hybrid Powerについて、情報の混乱から「55 nm版はHybrid Powerに対応している」という噂が流れていたが、実際はカードの設計によるオプション扱いで65 nm版も55 nm版も共に対応している。Hybrid Powerの可否は製品パッケージやカードメーカーのサイトで確認できる。Hybrid Powerの記述が無ければ対応していないが、記述があってもランニングチェンジで非対応になっていることもあり混乱に拍車をかけている。
9800 GT (66 W)
9800 GT Green Editionとも呼ばれ、9800 GTのコアを55 nmにシュリンクしたG92bを搭載し、コアクロックを落とす事で消費電力が66 Wまで落ち、補助電源が不要となった製品。
9800 GTX
2008年4月1日(日本時間)発表。GeForce 9シリーズのハイエンド向シングルチップモデル。9800 GTX、9800 GX2はG92コアであり、特に9800 GTXは8800 GTS (G92) のクロックアップ版に近く(3-Way SLIに対応しており、ただのクロックアップ版ではない)、8800 GTX、8800 Ultraに性能で劣る場面がある。
9800 GTX+
2008年6月19日(米国時間)発表。日本では7月26日発売。9800 GTXを55 nmにシュリンクしたG92bコアを採用し、その分クロックを増やして性能を上げている。また、ベンダーによっては6ピン仕様のPCI Express補助電源コネクタが一つだけのマイナーチェンジ版が存在する。Hybrid SLIに対応。
9800 GX2
2008年3月18日(米国時間)発表。GeForce 9シリーズのハイエンド向けモデル。対応メモリはGDDR3。HybridPower、Hybrid SLI、PureVideo HDに対応。9800 GX2では単体でのSLI動作が可能なため、SLI非対応のマザーボードでもSLI (2-way) が構築可能。また、Quad SLIに対応し、GX2を2枚使用することで運用可能。Quad SLI時には4つのGPUがそれぞれ1フレームごとにレンダリングする4way-AFRとして動作する。しかし、Windows Vistaのみで動作し、単体(4枚)と、Quad SLIの切り替えのみとなる。
GeForce 100 Series「en:GeForce 100 series」も参照

GeForce 100 Series(ジーフォース・100・シリーズ)は、GeForce 9シリーズのリネーム版とされている。すべてOEM向けであり、一般ユーザー向けには市販されていない。

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
(SP)
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLI消費電力


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:236 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef