GeForceシリーズは、その名称からビデオチップの大まかな相対性能を知ることができる。なお同数同指標の製品でもベンダーによって性能には差違があるので、導入の際には確認が必要である。
2008年6月17日発表のGeForce 200シリーズより命名規則が一新され、2009年3月に発表されたリネーム製品であるGeForce 100シリーズにも導入されている。これまでの命名規則では最後に置かれていたモデル内のクラスを表すアルファベットの代わりに、シリーズ内のクラスを表すアルファベットを前に置き、続く3 - 4桁の数字の内、上位から百の位まででシリーズを、末尾2桁と数値05相当の"Ti"付加によってシリーズ内の性能指標(モデル)を表している。
GeForce 500シリーズからは性能向上に伴い従来のGTSクラスに該当する製品がGTXクラスに吸収された。GeForce 700シリーズからGeForce 20シリーズまでは、従来シリーズでの性能指標95, 90(デュアルチップ)に相当する製品として、命名規則の異なるTITAN(TITAN Zを除きシングルチップ)が存在する。GeForce 30シリーズ以降は性能指標90のモデルもシングルチップである。GeForce 20シリーズからはGTXクラスの上位モデルを置き換える形でRTXクラスも販売され、上位モデルの置き換えが進んだことからGeForce 16シリーズでは例外的に性能指標30のモデルもGTXクラスとされている。
GPUクラスシリーズ性能指標 (モデル)価格の目安
ハイエンドデュアル(200 - 600シリーズ)
シングル(30 - シリーズ)GTX/RTX1 - 10, 16, 20 - 4090 Ti, 90 (95 - 90)100,000 - 330,000円
シングル80 Ti, 80 SUPER, 80 (85 - 80)60,000 - 220,000円
ハイクラス70 Ti, 70 SUPER, 70 (75 - 70)40,000 - 150,000円
ミドルレンジ60 Ti, 60 SUPER, 60 (65 - 60)20,000 - 90,000円
50 Ti, 50 SUPER, 50 (55 - 50)12,000 - 40,000円
GTS(50 - 40)?
ロークラス
(エントリークラス)GT45 - 306,000 - 25,000円
ローエンド25 - 053,000 - 8,000円
(無印)?
例
クラスシリーズ性能指標
GTX260
「GTX 260」ならば、200シリーズのミドルレンジモデルとなる。GeForce 9 Series 以前の命名規則
GeForce4 TiシリーズからGeForce 9シリーズまでは、千の位でシリーズを、百と十の位でシリーズ内の性能指標 (モデル) を、末尾のアルファベットでモデル内のクラスを表している。
性能指標 (モデル)ハイエンド950 - 800
メインストリーム750 - 600
ローエンド550 - 000
クラス最上位Ultra, GX2
GTX
上位GTS
GT
中位GS
(無印)
下位XT
LE
SE
例
シリーズ性能指標 (モデル)クラス
9800GTX
「9800 GTX」ならば、9シリーズのハイエンドクラスの最上位モデルとなる。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
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出典検索?: "NVIDIA GeForce"
GeForce 256は、NVIDIAが開発したGeForceシリーズ初の製品である。1999年8月31日発表。開発コードネームは NV10。DirectX 7とOpenGL 1.2に対応する。
同社のビデオチップ製品 RIVA シリーズの後継製品で、DirectX 7に対応。これまでCPU (英: Central Processing Unit) でソフトウェア的に行なっていたT&L (英: Transform & Lighting、物体の座標変換と陰影計算) 処理を実行する機能(ハードウェアT&L)を備えており、NVIDIAはGeForce 256を指して GPU (英: Graphics Processing Unit) という用語を提唱した[23]。以後、業界全体でジオメトリエンジン搭載のグラフィックアクセラレータをGPUと呼ぶようになった。この製品では、最大128 MBまでのビデオメモリ容量、SDR(Single Data Rate、シングルデータレート)のSDRAMやSGRAM(グラフィクス機能を追加したSDRAM)に対応していたが、後にDDR(Double-Data-Rate、ダブルデータレート)に対応した。前世代のハイエンドRIVA TNT2 Ultraと比較すると、コアクロックやメモリクロックは低下しているものの、Riva TNT2の2倍の4パイプラインのレンダリングエンジン、二基のジオメトリエンジンを搭載しており、性能が大幅に向上した。また、チップの集積トランジスタ数は2,300万、3D計算能力は50 Gflops、製造プロセスが0.22 μmとなっている。
当時、最大のライバルであった3dfxに対し、事実上勝利した事を印象づけた製品でもある。
製品名コア名 (プロセス)コアクロック GeForce2 GTS(ジーフォース・ツー・ジーティーエス)は、GeForceシリーズの第二世代製品である。2000年4月25日発表。開発コードネームは NV15。 GeForce 256に改良を加え、テクセルフィルレートは1ギガテクセル毎秒を突破(GeForce 256の実に3倍以上を達成)。製品に与えられた GTS とは、ギガテクセルシェーダー (Giga Texel Shader) を意味している。後に、GeForce2 GTSのコア、メモリクロックを向上させた GeForce2 Ultra(ジーフォース・ツー・ウルトラ)、メモリクロックのみ向上させた GeForce2 Proが発売された。元々、NV15は設計段階からメモリクロック400 MHzに対応していたが、GeForce2 GTS発売時にはクロックが333 MHzのメモリしか調達できなかった為、スペック的に制限がかかっていた。製造プロセスは0.18 μm、集積トランジスタ数は2,500万となっている。 製品名コア名 (プロセス)コアクロック GeForce2 MX(ジーフォース・ツー・エムエックス)(コードネームNV11)は、GeForce2シリーズの廉価製品である。 GeForce 256の製造プロセスルールを0.18 μmに微細化したもの。パイプラインを2つ減らし、メモリバスを半分に抑える事によってコストを抑えている。性能的には前世代のハイエンドグラフィックスカードであるGeForce 256とほぼ同じであり、人気を集めた。派生としてGeForce2 MX 200とGeForce2 MX 400が発売された。GeForce2 MXの対応メモリは64か128bitのSDRメモリ、64bitのDDRメモリであるが、GeForce2 MX 200は64bitのSDRメモリのみ、GeForce2 MX 400は128bitのSDRメモリ、64bitのDDRメモリに対応している。 製品名コア名 (プロセス)コアクロック GeForce2 Ti(ジーフォース・ツー・チタニウム)は、GeForce3シリーズ発売後に、GeForce Titaniumシリーズとして発売された廉価製品である。 GeForce2 Ultraを置き換える製品であるが、スペックはメモリクロック以外は同一のものである。性能もメモリクロック低下分だけ落ちる。 製品名コア名 (プロセス)コアクロック GeForce3 Series(ジーフォース・スリー・シリーズ)は、GeForceシリーズの第三世代製品である。2001年の2月に発表された。開発コードネームは NV20。バーテックスシェーダー・ピクセルシェーダー nfiniteFX を搭載し、DirectX 8とOpenGL 1.5に対応する。 最初にGeForce3が発売され、その後GeForce Titaniumシリーズとして、GeForce3 Ti 500、GeForce3 Ti 200が発売された。これらはGeForce3のそれぞれ高クロック、低クロック版であり、オーバークロックすることで上位版とほぼ同じ性能となることから、GeForce3 Ti 200が人気を集めた。製造プロセスは0.15 μm、集積トランジスタ数は5,700万となっている。 マイクロソフトのゲーム機XboxにはGeForce3相当のGPUを統合したチップセットが採用されている。 製品名コア名 (プロセス)コアクロック
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]
PPTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)
GeForce 256NV10 (TSMC 220 nm)120444.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
SDR
DDR
166
300
128320.480.48
GeForce2 SeriesNVIDIA GeForce2 GTS「en:GeForce_2_series」も参照
GeForce2 GTS
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]
PPTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)
GeForce2 GTSNV15 (TSMC 180 nm)200484DDR333128320.801.60
GeForce2 Pro40064
GeForce2 Ultra2504601.002.00
GeForce2 MXNVIDIA GeForce2 MX 400
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]
PPTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)
GeForce2 MX 200NV11 (TSMC 180 nm)175242SDR16664320.350.70
GeForce2 MX64 / 128
DDR33364
GeForce2 MX 400200SDR1661280.400.80
DDR33364
GeForce2 Ti
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]
PPTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)
GeForce2 TiNV15 (TSMC 180 nm)250484DDR400128641.002.00
GeForce3 SeriesCanopus GeForce3 Ti 500「en:GeForce_3_series
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]
PPVSTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)