GeForce
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GeForce RTX 30 Seriesは、Ampereアーキテクチャを採用する、ミドルレンジからウルトラハイエンドクラスの2020年後半 - の製品群である[136][137][138]

上位製品では、SDRAMとして初となる4レベルパルス振幅変調 (PAM4) を使用するGDDR6X規格の採用により、メモリ帯域が向上している[139][140]

また、PCI Express2.1から追加されたCPUとVRAMのアクセス容量制限をなくすResizable BARにも対応している。RTX 3060以降は発売当初より対応、RTX 3060 Ti/3070/3080/3090はファームウエアをアップデートすることで465.89ドライバー以降で対応する[141][142]

RTX 3060 Ti/3070/3080の初期出荷分とRTX 3090/3090 Tiを除き、イーサリアムのハッシュレートに制限がかかっている[143][144]。2021年5月下旬以降に出荷されるRTX 3060 Ti/3070/3080のハッシュレート制限版は製品仕様に「Lite Hash Rate」もしくは「LHR」が記載され、利用するには466.47ドライバー以降が必要となる[145]。理由に関しては、自作パソコン#自作パソコンの流通史を参照。

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
[Boost]
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLIVR消費電力
(W)補助電源接続
SMCUDATensorRTTMUROPL2
(MB)タイプクロック
(GT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(GB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(TFLOPS)Tensor
(Dense FP16)
(Tensor TFLOPS)
GeForce RTX 3050 (6 GB)GA107 (Samsung 8N)1042 [1470]182304721872322GDDR61496168633.375.04.8019.2××70?PCIe 4.0
x16
GeForce RTX 3050 (OEM)1515 [1755]48128224872.71096.9827.91308pin
GeForce RTX 3050GA106 (Samsung 8N)1522 [1777]20256080208073.11227.7931.2
GeForce RTX 3060 (8 GB)1320 [1777]28358411228112642.251524084.51489.4637.8〇170
GeForce RTX 306019236012
GeForce RTX 3060 (GA104)GA104 (Samsung 8N)
GeForce RTX 3060 Ti1410 [1665]3848641523815280314256448811321413.754.9200
GeForce RTX 3060 Ti (GA103)GA103 (Samsung 8N)
GeForce RTX 3060 Ti (GDDR6X)GA104 (Samsung 8N)GDDR6X19608
GeForce RTX 30701500 [1725]46588818446184964GDDR61444814427617.770.7220
GeForce RTX 3070 Ti1575 [1770]48614419248192GDDR6X1960815130219.477.42908pin×2
GeForce RTX 3070 Ti (GA102)GA102 (Samsung 8N)
GeForce RTX 3080 (10 GB)1440 [1710]6887042726827253207601013839225.1100320
GeForce RTX 3080 (12 GB)1260 [1710]708960280702803849121212135322.690.3350
GeForce RTX 3080 Ti1365 [1665]801024032080320112615343728.0112
GeForce RTX 30901395 [1695]82104963288232819.59362415645829.3117NVLink
2-way
GeForce RTX 3090 Ti1560 [1860]84107523368433621100817552433.513445012+4pin
(8pin×3)

RTX 3050 (6 GB)[146][147]
2024年2月2日発売。ノートPC向けRTX 3050で使用されるGA107コアを使用する。8GB版のRTX 3050よりSM 2基分のCUDAコアを削減し低クロック動作とすることで消費電力を70Wに抑制し、GeForce RTXシリーズとして初めて補助電源なしでの動作を実現した。
RTX 3050[148]
2022年1月4日発表、同年1月27日発売。価格は$249から。フルスペックのGA106コアからSM 10基が無効化されている。
RTX 3060 (8 GB)[149]
2022年10月27日発表。10GB版のRTX 3060とコアのスペックは共通だが、メモリ容量削減に伴い帯域幅が360 GB/sから240 GB/sへ減少している。ZOTAC製RTX 3060搭載カード
RTX 3060[150]
2021年1月12日発表、同年2月25日発売。価格は$329から。フルスペックのGA106コアからSM 2基が無効化されている。
RTX 3060 (GA104)
主に中国市場向け。通常RTX 3060に使用されるGA106コアではなく、本来上位製品で使用されるGA104コアのSM 48基の内20基を無効化している。メーカーにより製品名で使用コアを判別できるようにしているケースもあるが、同一製品名で使用コアが混在しているケースもある。
RTX 3060 Ti[151]
2020年12月1日発表、同年12月2日発売。価格は$399から。フルスペックのGA104コアからSM 10基が無効化されている。
RTX 3060 Ti (GA103)
主に中国市場向け。通常RTX 3060 Tiに使用されるGA104コアではなく、ノートPC向けRTX 3080 Tiで使用されるGA103コアのSM 60基の内22基を無効化している。メーカーにより製品名で使用コアを判別できるようにしているケースもある[注釈 8]が、同一製品名で使用コアが混在しているケースもある[注釈 9]
RTX 3060 Ti (GDDR6X)[149]
2022年10月27日発表。GDDR6版のRTX 3060 Tiとコアのスペックやメモリ容量は共通だが、メモリ規格変更に伴い帯域幅が448 GB/sから608 GB/sへ向上している。
RTX 3070[138][155]
2020年9月1日発表、同年10月29日発売。価格は$499から。フルスペックのGA104コアからSM 2基が無効化されている。
RTX 3070 Ti[156]
2021年6月1日発表、同年6月10日発売。価格は$599から。GA104コアのフルスペックを使用し、上位製品と共通のGDDR6Xメモリを採用している。採用メモリ規格以外RTX 3070との差異は大きくないが、消費電力は220 Wから290 Wへと上昇している。
RTX 3070 Ti (GA102)
主に中国市場向け。通常RTX 3070 Tiに使用されるGA104コアではなく、本来上位製品で使用されるGA102コアのSM 84基の内36基を無効化している。ASUS製RTX 3080搭載カード
RTX 3080 (10 GB)[138][157]
2020年9月1日発表、同年9月17日発売。価格は$699から。フルスペックのGA102コアからSM 16基が無効化されている。
RTX 3080 (12 GB)[158]
2022年1月11日発売。フルスペックのGA102コアからSM 14基が無効化されている。
RTX 3080 Ti[156]
2021年6月1日発表、同年6月3日発売。価格は$1,199から。フルスペックのGA102コアからSM 4基が無効化されている。RTX 3090と同等消費電力に調整されていることもあり、メモリ容量とSLI対応の有無を除き「ほぼRTX 3090」と評されている。GIGABYTE製RTX 3090搭載カード
RTX 3090[138][159]
2020年9月1日発表、同年9月24日発売。価格は$1,499から。この世代ではフラグシップ製品に冠されてきた「TITAN」が廃止となり、性能指標「90」の製品モデルが復活した。フルスペックのGA102コアからSM 2基が無効化されている。DPフルスピードモードはサポートされない。浮動小数点数演算性能は、単精度が29.3 TFLOPS、倍精度が0.46 TFLOPS(理論値)。


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