GeForce
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(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLI消費電力
(W)補助電源接続
SPTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(GFLOPS)
GeForce G100 (OEM)G98b (TSMC 55 nm)567 (1400)884DDR2800646.42562.274.5422.4×35?PCIe 2.0
×16
GeForce GT 120 (OEM)G96b (TSMC 55 nm)500 (1400)32168100012816.05124.008.0089.62-way50
GeForce GT 130 (OEM)G94b (TSMC 55 nm)500 (1250)48241219224.06.0012.0120756pin
GeForce GT 140 (OEM)650 (1625)643216GDDR3180025657.6102410.420.8208105
GeForce GTS 150 (OEM)G92b (TSMC 55 nm)738 (1836)12864200064.011.847.24703-way1416pin×2

GeForce 200 Series「en:GeForce 200 series」も参照

GeForce 200 Series(ジーフォース・200・シリーズ)は、2008年6月17日に発表された、GeForceシリーズの第10世代製品群である。GeForce 8800以来、1年半以上にわたり、NVIDIAのハイエンドを担ってきた、G80/90系コアの後継となるべく開発された。開発コードは65 nmのものはGT200、55 nmのものはGT200bもしくはGT206と呼ばれる。GeForce/Tesla第二世代の意味であるという。

なお、これ以降NVIDIAのGPUの命名規則が変更されたが、後述のGTSシリーズがリネーム品(実質二世代前の製品のシュリンク版)であったり、後発の下位モデルであるGTシリーズのみ最新プロセスのGT21xコアを使用してDirectX 10.1への対応など、型番や製品ラインナップがGeForce 9シリーズと同様に非常に分かりづらくなっている。

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
(SP)
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLI消費電力
(W)補助電源接続
SPTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(GFLOPS)
GeForce 210GT218 (TSMC 40 nm)589 (1402)1684DDR2800646.45122.364.7144.9×30.5?PCIe 2.0
×16
GeForce GT 220G94 (TSMC 65 nm)600 (1500)48248GDDR3140012822.410244.8014.414458
GT216 (TSMC 40 nm)625 (1360)16DDR3158025.35125.0010.0131
GeForce GT 240GT215 (TSMC 40 nm)550 (1340)9632

DDR3

GDDR3

GDDR5


1800

2000

3400


28.8

32.0

54.4
10244.4017.625769
GeForce GTS 240 (OEM)G92b (TSMC 55 nm)675 (1620)1125616GDDR3220025670.410.837.83632-way1206pin
GeForce GTS 250738 (1836)12864201664.511.847.24703-way150
GeForce GTX 260 (OEM)GT200b[GT206] (TSMC 55 nm)518 (1080)19228448113179214.533.24151826pin×2
GeForce GTX 260GT200 (TSMC 65 nm)576 (1242)199811289616.136.9477
GeForce GTX 260 Rev.221672179241.5537182
GT200b[GT206] (TSMC 55 nm)896171
GeForce GTX 275633 (1404)24080226812717.750.6674219
GeForce GTX 280GT200 (TSMC 65 nm)602 (1296)322214512142102419.348.26222368pin+6pin
GeForce GTX 285GT200b[GT206] (TSMC 55 nm)648 (1476)248415920.751.87082046pin×2
GeForce GTX 295GT200b[GT206] ×2チップ576 (1242)240×280×228×21998448×2112×2896×232.392.211922-way
(Quad SLI)2898pin+6pin
GeForce 200 Series の製品
210、GT 220
2009年7月9日(日本時間)、NVIDIA公式Webサイトにて発表。発表当初はOEM向けの先行発売品となっていた。GeForceシリーズ初となる40 nmプロセスによる量産品であり、NVIDIAのデスクトップ向けGPUとして初めてDirectX 10.1に対応した(NVIDIAはノート向けGPU、GeForce GTS/GT/G 2*0 MシリーズにおいてDirectX 10.1に初めて対応している)。GeForce 210とGT 220はそれぞれGeForce 9400 GTとGeForce 9500 GTの後継品となっている。210がGeForce 9400 GTからメモリバス幅を64bitに削減しPhysXを省略したもので性能は低下し、GT 220がGeForce 9500 GTからシェーダープロセッサを16基増やしたもので性能はやや向上している。
GT 240[31]
2009年11月17日(米国時間)発表。NVIDIAのデスクトップ向け製品としては初めてGDDR5に対応している。GT200系コアとして初めてミドルレンジ製品であり、GeForce 9600 GTの後継品であるが、DirectX 10.1に対応、CUDAコア(以前はSPと呼ばれていたもの)が96基、ビデオメモリがGDDR5に対応。しかしメモリバス幅が128bitに半減し、性能はそれほど向上していない。
GTS 240、GTS 250
2009年3月3日(米国時間)発表。200番台が付番されているが、コア自体はGT200bではなくG92bであり、実質的にGTS 250は9800 GTX+と同じ製品、GTS 240は9800 GTの周波数向上版である。ただし、値段も大幅に安くなったほか、基板の設計の改良により消費電力が削減されており、その結果GTS 250は補助電源コネクタが6ピン1個になり(9800 GTX+は2個)、基板の長さも短くなった。また、新たに1 GB版が登場した。GTS 240は1スロット、GTS 250は2スロット占有する。
GTX 260
GTX 260はGTX 280のコアの一部を無効にしたものである。
GTX 260 Rev.2[32]
2008年9月には仕様変更によりSP数が192基から216基へ増やされた。さらに2009年2月には消費電力を低減した55 nm版GTX260が発売された。同名ながら僅かに仕様の異なる3種類のコアが存在していたことになり、入れ替わり時期では店頭での区別が難しい場合があった。
GTX 275
2009年4月2日 (日本時間) 発表。55 nmのGT200b (GT206) チップを採用し、一部機能を制限した製品である。スペック的にはSP数が240、メモリインタフェース448bitとなり、GTX 295のワンチップ版と言える性能である。消費電力が最大219 Wと、GTX 275の上位にあたるGTX 285の204 Wより高く、GTX 285の選別に漏れたチップをGTX 275に回しているとの推察が出来る。この製品はAMDのATI Radeon HD 4890の発表から三時間後に発表され、明確に対抗製品である事を伺わせた。また、メーカーの独自派生製品であるが、GTX 275とGTS 250(メモリインターフェースを192bitに削減した物)という異なるチップを、PCI Express 2.0対応のブリッジチップ、nForce 200によって動作させて、GTS 250をPhysX演算専用コアとして使うカードも発売されている。外見、構造共にシングルPCB版GeForce GTX 295のリファレンスデザインとよく似ている。NVIDIA GeForce GTX 280
GTX 280
シングルチップで、デュアルチップのGeForce 9800 GX2と同等程度の性能を持つ。それ以上に、これまでGPUの強力な並列演算能力を他分野に生かそうというCUDAテクノロジに最適化されており、GPUを単なる3D描画装置以上に使うNVIDIAの戦略に沿った製品である。これにより、医療分野や天文分野など専門的な分野のみならず、たとえば動画のエンコードを革新的に高速化するといった利用方法が期待されており、一部で始まってもいる。ただし、GeForce 9シリーズと同様にDirectX 10.1には対応していない。同じチップを使い、よりGPUコンピューティングに特化したモデルがTeslaである。65 nmプロセスにおいて、576 mm2の巨大なチップゆえに発熱も大きく、価格も高い。最大消費電力は236 Wとこれまでより増えているが、なんらかの省電力時専用回路が搭載されたようで、アイドル時の消費電力は逆に低下しており、Hybrid SLIにも対応しているため、対応したnForceチップセットと組み合わせて使えば、Hybrid Powerモードにより低負荷時に消費電力を0にできる。
GTX 285
2009年1月8日(米国時間)発表。55 nmに微細化したGT200b (GT206) を採用し、GTX 280のクロックを向上させながら消費電力を低減、GTX 280から1割程度性能が向上している。正式なものではないが、ASUSから独自設計でGTX 285を2基搭載(今までのNVIDIAのデュアルチップ製品同様、二つの基板の間に冷却機構を挟む構造をとっている)したものが発売されている。GTX 295より23% - 75%高い性能を発揮する。
GTX 295
2008年12月18日(米国時間)発表。55 nmのGT200b (GT206) チップを2基搭載した製品で、GeForce 9800 GX2同様、二つの基板の間に冷却機構を挟む構造をとっている。2009年6月にはシングル基板のモデルも各社から販売されており、冷却機構がGTX 285などに近い形となった。消費電力は289 W。単体のビデオカードとして、RADEON HD 4870 X2より場合によっては50%以上高速である。また、Quad-SLI構成時にはGTX 285の3way-SLIより25%ほど高速。
GeForce 300 Series「en:GeForce 300 series」も参照

GeForce 300 Series(ジーフォース・300・シリーズ)は、GeForce 200シリーズのリネーム版とされている。すべてOEM向けであり、一般ユーザー向けには市販されていない。

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
(SP)
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLI消費電力


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