日本語版GameSpotが開設されていた時期が2度あり、いずれも米国版GameSpotの主要記事の翻訳のほか、日本独自の記事を掲載していた。
ソフトバンク傘下のZDNet JapanがGameSpotの日本語版を運営していたが、2004年にソフトバンクがZDNetを売却しITmediaに名称変更してから、GameSpotの名称も使わなくなった。同サイトはSOFTBANK GAMESと改称後、ITmediaの一部門として運営されている。
2007年、CNETの日本法人シーネットネットワークスジャパン(現・朝日インタラクティブ)により改めてGameSpot Japanが開設されたが、2012年12月17日に閉鎖された[11]。その後はCNET Japanにコンピュータゲーム関連の記事は掲載されるものの、米GameSpotの翻訳記事は掲載されない。
主要スタッフ
グレッグ・カサヴィン(英語版
2001年1月、主要な新作ゲームについてのレビューを開始した。編集者が特筆に値すると考える(例えばあまりにもひどい出来などの)ゲームについても動画などでレビューする。動画レビューは、テキスト版のレビューにゲームプレイのクリップを埋め込んだものである。
GameSpotはレビューのガイドラインを詳細に説明しており、レビューについてのFAQも公開している[14]。
2001年後半にGameSpot Completeが導入されると、古いレビューはCompleteメンバーのみが閲覧できるよう変更された。しかし、数カ月後には古いレビューが再び誰でも閲覧できるようになった。
ゲームは、ゲームプレイ、グラフィックス、サウンド、バリュー、レビュアーの好みという5つの観点で判定される。それぞれの観点で1点から10点の点数をつけ、それらを重み付きで平均し、総合スコアを決定する。"superb"(素晴らしい)と判定されて"Editor's Choice"とされるには、9.0以上のスコアが必要である。9.0以上のスコアを取るゲームは少なくないが、パーフェクトの10点を取ったゲームはGameSpot史上でも8本しかない。
2007年6月25日、スコアを0.1刻みではなく0.5刻みで表示するようになった[15]。また、5つの観点の点数も明示しなくなった。その代わり、メダルシステムでそのゲームの特徴(デザインの素晴らしさ、サウンドトラックのオリジナル性、難易度など)を強調できるようになった。GameSpotは新レーティングシステムの方がより具体的だとしている。また、10点満点をとったゲームを従来はPerfectと呼んでいたがPrimeと呼ぶようになった。当時の編集長ジェフ・ガーツマンは、この変更についての疑問に応える形でブログで述べている[16]。
ゲームはプラットフォーム毎に同一プラットフォームでの同種のゲームとの比較で採点される。そのため、同じゲームであってもプラットフォームが違えばスコアも違ってくる。 GameSpotでは毎年ベストとワーストのゲーム・オブ・ザ・イヤーを選び表彰しており、「最もがっかりさせたゲーム」、「みんながプレイしたワーストゲーム」、「誰もプレイしていないベストゲーム」、「最も卑劣なプロダクトプレイスメント」といった部門もある。サイトユーザーの投票による賞もある。1998年から2001年まではPCゲームとコンソールゲームで別々に選考していたが、それ以降は分けずに選考している。 これまでのゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得した作品は次の通り(1997年から1999年までのコンソールゲームはvideogames.comによる)。
ゲーム・オブ・ザ・イヤー
1996年: ディアブロ(PC)[17]
1997年: Total Annihilation
1998年: ゼルダの伝説 時のオカリナ(NINTENDO64)[19]とGrim Fandango