GUNSLINGER_GIRL
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GUNSLINGER GIRL
ジャンル
SF、ガンアクション
漫画
作者相田裕
出版社メディアワークス
アスキー・メディアワークス

その他の出版社
ADヴィジョン
Kaze(旧・Asuka)
Egmont Manga & Anime
コアムナノバイオ
台湾国際角川書店
Sakura Press
d/world

掲載誌月刊コミック電撃大王
レーベル電撃コミックス
発表号2002年7月号 - 2012年11月号
巻数全15巻
話数全100話
アニメ
原作相田裕
監督浅香守生
シリーズ構成武上純希
キャラクターデザイン阿部恒
音楽佐橋俊彦
アニメーション制作マッドハウス
製作マーベラスエンターテイメント
フジテレビ
放送局フジテレビほか
放送期間2003年10月8日 - 2004年2月18日
話数全13話
アニメ:GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-
原作相田裕
総監督石踊宏
監督真野玲
シリーズ構成相田裕
キャラクターデザイン杉光登(メイン)
小関雅、川島勝(ゲスト)
音楽大谷幸
アニメーション制作アートランド
製作マーベラスエンターテイメント
放送局TOKYO MXほか
放送期間2008年1月7日 - 3月31日
話数全13話+未放映2話
ゲーム:Volume.I - III
ゲームジャンル3Dガンアクションアドベンチャー
対応機種PlayStation 2
開発元ディンプス
発売元マーベラスエンターテイメント
音楽佐藤天平
メディアDVD-ROM
プレイ人数1人
発売日2004年4月8日 (I)
2004年6月17日 (II)
2004年8月19日 (III)
レイティングCERO:15歳以上
コンテンツアイコン暴力(IIとIIIのみ)
その他TVアニメDVD同梱
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメゲーム
ポータル漫画アニメゲーム

『GUNSLINGER GIRL』(ガンスリンガー・ガール)は、アスキー・メディアワークスの雑誌『月刊コミック電撃大王』に連載された、相田裕漫画。または、これを原作とするテレビアニメドラマCDコンピュータゲーム作品。略称は「ガンスリ」[1]
概要

イタリアを舞台に、「身体を改造した少女の殺し屋」を運用する対テロ機関「社会福祉公社」とテロリスト集団「五共和国派」との戦いを軸にしたガンアクション漫画。その舞台に合わせて、劇中にはヨーロッパ製の銃(SIGファブリックナショナルなど)や車両が多数登場する(詳しくは登場する銃器登場する車両を参照)。

相田裕が自分の個人誌『JEWELBOX』で「GUN SLINGER GIRL」(当時のタイトルは“GUN”と“SLINGER”の間にスペースが入っている)として発表。その後、商業誌に場を移し連載。2012年12月15日発刊の単行本第15巻で完結し、アスキー・メディアワークスの「DENGEKI COMICS」レーベルから刊行されている。掲載誌『電撃大王』は、いわゆる萌え系の漫画誌であり、当作品も美少女が重要な役回りを果たす。しかし、美少女本人や、周囲の人々の様々な思いや信念を丹念に描いたり、現代のイタリアが抱える社会問題をフィクションを取り混ぜつつも深く扱うことによって、ストーリーに奥行きがもたらされている。第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門にて優秀賞を受賞した[2]。2007年12月時点で累計部数は250万部を突破している[3]

2003年に第1期のテレビアニメ化され、同年10月から翌年2月にかけて全13話がフジテレビCSで放映された。原作の2巻までのエピソードの順番を並べ替え、エルザが登場するオリジナルエピソードを組み合わせ、一部改変を除いてコミック本編と整合性の取れた物語になっている。同時期にPlayStation 2用のゲームソフトが全3部作で発売され、アニメのDVD-Videoはその特典として同梱された(1巻には5話分、2,3巻には4話分ずつ収録)。後にアニメ単体のDVD-BOXも発売された。テレビアニメ第2期は2008年1月から3月にかけて全13話が放送された。同作では「ピノッキオ」編からのストーリーが描かれ、DVD-Videoとして販売も行われた。2008年10月に第2期の14・15話に相当するOVAが発売され、原作の28、29話が描かれた。
あらすじ

「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。」[4]

物語の舞台は架空の現代イタリアを中心としたヨーロッパであり、物語の直前にバルカン半島における紛争により核兵器が使用されている。イタリアは国内に地域間対立や思想対立を抱え、テロや暗殺などの暴力が絶えなかった。数年前には、『ブルーパージ』と呼ばれるアメリカのレッドパージに似た右翼主義者と看做された者達への公職追放が行われ、登場人物の中には疑いを掛けられて組織から追放された者も多い[5]。イタリア政府・首相府は、表向きには障害者への様々な支援を行う組織として公益法人「社会福祉公社」を設立する。しかしその実態は、身体に障害を持った少女たちを集め、身体の改造と洗脳を行い、反政府組織に対する暗殺をはじめとした超法規的活動を行わせる闇の面を持った組織だった。少女たちは、「義体」と呼ばれる人工の肉体と引き換えに、時に危険すら顧みられることなく銃を手に戦う運命を背負わされた。
登場人物

担当声優は左が第1期アニメ及びゲームのもの、右が第2期アニメのものである。なお、併記のないものは第2期には登場しない。
社会福祉公社
義体
1期生
ヘンリエッタ (Henrietta)
声 -
南里侑香 / 阿久津加菜担当官はジョゼ。愛称はエッタ。義肢・サイバネティックス試験体XA14-03。リコと組で公社が完成させた3番目と4番目の義体。髪と瞳の色はブラウン。純真無垢で礼儀正しいが、年齢の割に幼さが若干残る。聴覚が鋭い。"Henrietta"はイタリア語の"Enrica"(エンリカ。ジョゼの妹)と同じ由来を持つ英語名である。かつてローマに暮らし、7人家族の裕福な家庭で愛情を注がれて育てられていたが、自宅にて連続殺人犯が起こした一家殺害事件に遭う。殺された家族の隣で一晩中暴行を受け、瀕死の重傷を負う(その際、左眼、右手、左足を失っている)も唯一生き残る。病院に収容され一命を留めたものの凄惨な記憶から自殺を望んでいた時に、素体を求めて国内の病院を捜し歩いていたジョゼとジャンの目に留まり、彼女を救いたいというジョゼの希望により公社に収容された。子宮を失っており、ホルモン補充療法を受けている描写もある。義体の訓練の一環でヴァイオリンを弾き、ジョゼにプレゼントされたカメラでの写真撮影、日記もつけるなど多趣味で表情や感性も豊かである。自室はリコとの相部屋で、二段ベッドは上段を使っている。ジョゼの方針で、1期生の中でも特に「条件付け」が抑えられているが、軽過ぎる条件付けから問題を起こし、条件付けの強化を迫られる場面もある。特にジョゼの身に僅かでも危険が生じると自制できなくなるなど、やや情緒不安定であるが、それを差し引いても彼女の評価はきわめて「優秀」。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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