GUITARFREAKS
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、初代GUITARFREAKSシリーズ(旧筐体)について説明しています。XGシリーズおよび現行シリーズ(新筐体)については「GITADORA」をご覧ください。
GuitarFreaksV3筐体。左はDrumManiaV3。

GUITARFREAKS(GuitarFreaks、ギターフリークス)は1999年BEMANIシリーズの第4弾としてコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)より発売された音楽ゲーム。その名の通り、ギターを演奏するものである。通称はギタフリ[1]およびGFで、2つで1つであるdrummaniaシリーズと一括してギタドラと呼ばれることもある。

慣例的に「ギターマニア」でなかったのは、コナミが1999年4月1日に発売した「ときめきメモリアルドラマシリーズVol.3 旅立ちの詩」の作中で「ギターマニア」という名称の架空のアーケードゲームが登場しているためとされている。ただし、弦を押さえて弾く点は同じであるものの、ゲーム性は全く異なる。プロデューサーとして小島秀夫が参加していた。

従来のシリーズは、2011年3月28日稼動の『GuitarFreaksV8』をもって終了したが、シリーズは並行して稼働を開始したXGシリーズ・GITADORAに移行している。なお、2013年3月31日をもってe-AMUSEMENTサービスは終了したが、設置店舗ではネットワークを利用しない範囲で遊べる。
概要

GuitarFreaksの筐体は中央にディスプレイがあり、その下に2つのスタートボタン、ディスプレイの外側にスピーカーが付いており(4thMIX以降スピーカーが増設された)、そこにエレキギターを模したデバイスが両サイドに1つずつ立てかけられている。

スタートボタンの内側にPlayStation用のメモリーカードスロットやPlayStation版の同シリーズ専用コントローラを接続するための端子がついている場合もある(メモリーカードスロットは家庭用ソフトでエディットした譜面をロードするため、コントローラ端子は家庭用専用コントローラを「マイギター」として使用するためものだったが、現在はどちらも使用不能となっている)。8thMIX power-up ver.以降は左右それぞれのスピーカーの上にe-AMUSEMENTの磁気カード(V3以降はe-AMUSEMENT PASS)を挿入するカードリーダーが付いている。

ギターには、ネック部分にR(赤)・G(緑)・B(青)の3つのボタン、ボディ部分にピックレバーとエフェクターノブが存在する。エフェクターノブの操作により音質が変わり、選曲画面で緑を押しながらエフェクターノブでソート順を切り替えられる。ちなみにギターと筐体本体は信号のやりとりを行うケーブルが通ったチューブの他に、ワイヤーでもつながっている。

また、DrumManiaと接続するためのケーブルがあり、これにより同作とのセッションプレイが可能となっている。その関係上、隣り合って設置されていることが多く、同時期に稼動している機種ではイメージも統一されている。

5thMIX?11thMIXまではdrummaniaに接続したセッションボックスへの接続による。特に5th/6thはKEYBOARDMANIA 3rdMIXも加えたマルチセッションGDKとなる。

V以降はシステム基板がPlayStation 2ベースの物に変更され、基板上のLANコネクタによる接続となった。

V4ではシステム基板がWindows XP Embedded PCベースの物に変更された。

画面は、中央にプレイ中の曲のクリップが表示される領域(Vで画質が大幅に向上)があり、その上に両プレイヤーのエキサイトゲージ、左右に各プレイヤーの譜面として4列の表示がある。両端には各プレイヤーのオプションが表示されている。この4列は左から順にR/G/B(この3つは後述するLEFTオプションで逆になる)/W(後述するWAILING BONUSにおける、ギターを立てる指示)が表示され、下から上へと流れていく。
ゲームプレイの詳細
クレジットを投入し、スタートボタンを押す。

セッションプレイの選択を行う。スタートボタンを押した後、接続されている
DrumManiaがプレー中でない場合は双方の筐体にセッションプレイ受付中であることを示すメッセージが表示される。ギターのみの2人プレイやドラムとのセッションプレイを行う場合は、このときにそのプレイヤーもクレジットを投入しスタートボタンを押す(5thMIX・6thMIXでは更にKEYBOARDMANIA 3rdMIXもセッションに参加可能)。セッションプレイを望まない場合は、Rボタンを押しながらスタートボタンでキャンセル可能。また、Bボタンを押しながらスタートボタンを押すと、モード選択の前にオプションの設定が可能で、e-AMUSEMENT PASSを使用する場合はこの時のみ設定をカードに保存することもできる。

e-AMUSEMENT PASSを使用する場合e-AMUSEMENT PASSをカードリーダーに挿入し、パスワードを入力する。GUITARFREAKSのプレーデータが記録されていないカードであった場合は名前とキャラクター、V5からはキャラとバトル情報とネームの表示、非表示(以後エントリー画面でGボタンを押しながらスタートで入れる その時称号の変更もできる)の登録となる。

ゲームモードを選ぶ#ゲームモードを参照

曲を選ぶネックのRとBのボタンで曲を選択、スタートボタンで決定する。Gボタンやピックレバーの組み合わせの操作により、スクロールスピードの設定や譜面種別や難易度の選択も可能。決定時にスタートボタン長押しで、オプションの設定画面に移動できる。

プレイする画面下から上がってくる3色のバーに合わせてネックのボタンを押し、タイミングを合わせてピックレバーをはじく。タイミングが良ければエキサイトゲージが上昇し、タイミングが悪かったりネックボタンの組み合わせが間違っていると下がる。タイミングには段階があり、PERFECT(誤差0.03秒以内)→GREAT(誤差0.05秒以内)→GOOD(誤差0.1秒以内)→POOR(誤差0.2秒以内)→MISS(誤差0.2秒以上)の順で高得点になる(GF4th以前はCOOL→GREAT→BADの順)。POORよりタイミングが悪いとコンボが切れてゲージが下がり、ゲージが0になってしまうとゲームオーバー(8thMIX power-up ver.?11thMIXまではe-AMUSEMENTカードに回復アイテムのストックがあればそれを消費して復活できた)。

結果の表示1曲を最後までプレイできた場合、各評価の数やコンボ数などのプレイ結果が表示される。規定曲数を終えていなければこの後選曲画面に戻る。規定曲数を終え、平均の評価がSランク以上であった場合はEXTRA STAGEに突入する。9th以前は専用の曲を演奏するステージに移行していたが、10th以降は専用曲も含めた中から任意に1曲を選択する方式となる。なお4thMIX以降は、EXTRA STAGE専用曲で好成績を収めることで、さらなるステージに突入する(後述)。

ゲーム終了後ゲーム終了後、各曲のスコアが表示される。8thMIX power-up ver.?Vではこの後e-AMUSEMENTのカードを使用していた場合はルーレットが出現し、16分割されたイラストのピースを獲得でき、ここでイラストを完成させると携帯電話用サイトで待ち受け画像などを取得することが可能。また、この際に前述の回復アイテム(Vでは隠し曲をプレイするためのチケット)を獲得できることもある。獲得したスキルポイント(後述)もこのとき表示される。

ゲームモード
最終バージョン(V8)で選択可能なモード
EASY
初心者向けのモード。9thMIXからV5までに搭載されていたBEGINNERモード、8thMIXのみに搭載された入門モードもほぼこれに相当する。BASIC譜面より難易度が低いEASY譜面が用意されるほか、1ST STAGEのみいくらミスしてもゲームオーバーにはならない。ただしオプションは設定できない。プレイできる曲は一部のライセンス曲のみ。
STANDARD
通常のゲームモード。ロング曲はこのモードでのみ選択可。V6より旧BEGINNERモードと同じく1ST STAGEのみいくらミスしてもゲームオーバーにはならなくなった。
BATTLE(全国)
オンライン接続されている他店舗の同筐体のプレイヤーと1対1で対戦するモード。お互いに1曲ずつ選択し、1ラウンド2曲(それぞれ同パート同レベル)の合計ポイントを競う。1ラウンド目の勝敗に関らず2ラウンドが行われ、都合4曲のプレイが保証される。なお、オプション設定のRISKYは使用不可。AUTO、RANDOM、SUPER RANDOM、HYPER RANDOMは対戦相手が同じ選択をしていた場合のみ有効となる。他の詳細は後述とする。
BATTLE(店内)
BATTLEモードの店内対戦仕様。GUITARFREAKSの同バージョン筐体が店舗内に2台以上あり、かつネットワーク接続されている場合のみに表示される。こちらには後述のランク制度は存在しない。
BATTLE(CPU)
BATTLEモードのCPU対戦仕様。上記BATTLEモードのどちらも選択できない場合のみに表示される。
過去に存在したモード
PRACTICE
はじめに簡単な
リフを数種類練習し、その後1曲だけ通常プレイを行う。5thMIXにてBEGINNERモードに改正される形で廃止。
NORMAL

EXPERT
通常のゲームモード。それぞれ収録されている曲や譜面が異なっている。また、コマンド入力により通常より難度の高い譜面を演奏するEXTREMEモードにも変化させることもできた(#パートと譜面難度の項も参照)。5thMIXにてSTANDARDモードとして統合される形で廃止。
EXTREME plus
2ndMIXから4thMIXまで搭載され、隠しコマンドにより出現。EXTREMEモードよりも更に難しい譜面を演奏する。上記2モードと同じく5thMIXにて廃止。
BONUS TRACK
3rdMIXから9thMIXまで搭載。通常よりも演奏時間の長いロング曲、およびメドレー曲をプレイすることが出来た。10thMIXにてSTANDARDモードに吸収される形で廃止。
FREE SELECT
4thMIXのみ搭載され、隠しコマンドにより出現。BONUS TRACK曲などの一部楽曲を除いて全曲から選択できるモード。現在のSTANDARDモードに近いシステムであったといえる。
NON STOP
4曲を続けざまにプレイするモードで、beatmaniaIIDXシリーズのEXPERTモードに相当。6thMIX?V3まで搭載。NON STOPには、あらかじめ楽曲やコース名が決められた「OFFICIAL」、自分で楽曲を選択できる「ORDER」、ランダムで楽曲が選ばれる「RANDOM」の3種類のモードがある。いずれも曲と曲の間にはわずかな時間しか空かず、さらにエキサイトゲージも回復しない。また、曲にまたがってコンボ数がカウントされる。インターネットランキングに使用されたり、スキルポイントの対象ともなったが、V4にて廃止された。
GRAND PRIX
V4、V5に搭載。一定期間内にどれだけの最高得点を得られるかを競う、全国大会専用モード。e-AMUSEMENT PASSを使用する場合のみに表示される。大会により、参加資格やルール、特典が異なり、1つの大会の開催期間は通常1?2週間程度。いつも何らかの大会が、入れ替わりで開催されていた。
QUEST
V6に搭載。様々な指令をクリアしていくモード。認定試験等もあり、プレイヤーの実力等を知る一つの目安となる。

QUESTの例

難易度15以上の曲をフルコンボでクリア

DAYDREAMのOPEN、EXTREMEをエクセレント(全てPERFECT判定)でクリア

といった指示があり、比較的簡単なものから容易に達成出来そうにない指示まで存在した。
パートと譜面難度

ひとつの楽曲には複数のパートと難度が用意され、最大で10種類の譜面が収録されている。
GUITAR、BASS、OPENPICK
パート(譜面の種類)。BASSはその曲のベース用の譜面をプレイする(音もベースの音に変化)もので、OPENPICKは譜面の中にボタンを押さずにピックレバーを操作するバー(灰色で、OPENの文字がある)が存在するもの(音は一部を除きGUITARと同じ)。BASSは3rdMIXから、OPENPICKは7thMIXから登場している。ピックレバーをはじいた後にGを2回押して、もう一度ピックレバーをはじくことで、GUITAR→BASS→OPENPICK→GUITAR…と譜面の種類が変化する。モードの登場時期の関係により、2ndMIX以前が初出の曲にはBASSとOPENPICK、6thMIX以前が初出の曲にはOPENPICKが存在しない曲が多くある。なお、すべてのロング曲には、BASSもOPENPICKも存在しない。V3までは、2人プレイ時にBASSパートをプレイできるのはどちらか片方だけだった(もう一人は必ずGUITARかOPENPICKを選択しなければならない)。V4からは、2人ともBASSにすることが可能になっている。
EASY、BASIC、ADVANCED、EXTREME
譜面の難度種別。EASYはEASYモード専用。STANDARD、BATTLE、GRAND PRIXモードではGを押しながらピックレバーを2回はじくことで、BASIC→ADVANCED→EXTREME→BASIC…の順で難易度を変更できる。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:74 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef