GTO_(1998年のテレビドラマ)
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この項目では、1998年にフジテレビ系列で放映されたテレビドラマについて説明しています。

2012年にフジテレビ系列で放映されたリメイク版テレビドラマについては「GTO (2012年のテレビドラマ)」をご覧ください。

本作の原作である同名の漫画については「GTO (漫画)」をご覧ください。

GTO
GTOロゴ
ジャンル学園ドラマ
アクションドラマ
原作藤沢とおるGTO
脚本遊川和彦
菅良幸
山岡潤平(リバイバル)
演出赤羽博
中島悟
深川栄洋(リバイバル)
出演者反町隆史
松嶋菜々子
近藤芳正
円城寺あや
沼田爆
小林正寛
井田州彦
希良梨
池内博之
山崎裕太
徳山秀典
窪塚洋介
中村愛美
黒田美樹
小栗旬
白川みなみ
林知花
藤木直人
中尾彬
白川由美
音楽高野寛
福廣秀一朗(リバイバル)
国・地域 日本
言語日本語
製作
制作関西テレビ放送
アベクカンパニー

放送
放送国・地域 日本

連続ドラマ
プロデューサー柴崎正(AVEC)
安藤和久(関西テレビ)
オープニング反町隆史「POISON ?言いたい事も言えないこんな世の中は?
放送期間1998年7月7日 - 9月22日
放送時間火曜 22:00 - 22:54
放送枠関西テレビ制作火曜夜10時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数12

ドラマスペシャル
プロデューサー柴崎正(AVEC)
安藤和久(関西テレビ)
放送期間1999年6月29日
放送時間火曜 21:00 - 22:48
放送分108分
回数1

カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ
『GTOリバイバル』
プロデューサー安藤和久
河西秀幸
田端綾子
出演者岡崎紗絵
小手伸也
八木莉可子
畑芽育
日向亘
鈴木浩介
オープニングBLUE ENCOUNT × Takashi Sorimachi
「POISON」
エンディング同上
放送期間2024年4月1日
放送時間月曜 21:00 - 22:48
放送分108分
公式サイト
特記事項:
初回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
最終回は15分拡大(22:15 - 23:24)。
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『GTO』(ジーティーオー)は、藤沢とおる同名の漫画を原作とした、1998年放送の連続テレビドラマ1999年2024年に続編としてスペシャルドラマ、またその続編として映画も公開されており、本記事ではこれらについても扱う。
概要

1998年7月7日から9月22日まで、関西テレビAVECが企画・制作し、フジテレビ系火曜22時枠」で放送された。初回は22時 - 23時9分の15分拡大、最終回は22時15分 - 23時24分の15分拡大放送。関東地区の視聴率は最終回で35.7%を記録した(ビデオリサーチ調べ)。また、主演した反町隆史の歌う主題歌『POISON ?言いたい事も言えないこんな世の中は?』は出荷ベースで50万枚[1]オリコン27万枚)のヒット、ビデオは1999年12月時点も出荷ベースで累計10万本[1]を売り上げた。

1998年12月にテレビドラマシリーズの総集編が放送された。沖縄では2000年4月に放映(当時沖縄テレビでは火曜10時に日本テレビの土曜9時枠ドラマを放映していたため、2007年4月から同時ネット)。

安藤和久をはじめとするスタッフの「原作よりもシリアスな学園ドラマにする」という製作方針により、原作とは部分的に設定を改変。舞台を中学校ではなく高校に変え、さまざまな規則で生徒を縛り付ける学校に対する問題提起や鬼塚と冬月の激しい確執と和解を軸にしている。ただし、原作のコミカルな要素も盛り込まれている。

本作品で主人公・鬼塚を演じた反町隆史と冬月を演じた松嶋菜々子は、このドラマでの共演をきっかけにして、1999年11月に交際を始め、2001年2月に結婚。また、ブレイク前の窪塚洋介小栗旬池内博之藤木直人玉木宏なども出演。

使用されたロケ地の学校は2002年のドラマ『ごくせん』や2007年のドラマ『ライフ?壮絶なイジメと闘う少女の物語?』でも使われた実践女子短期大学である[2]

2024年4月1日、26年ぶりとなるスペシャルドラマ『GTOリバイバル』が放送された[3][4][5]
あらすじ

暴走族のリーダーで昔湘南に君臨した鬼塚英吉(25)は湘南の高校を中退後、大検を受け三流大学の優羅志亜(ユーラシア)大学に入学し、7年かけて卒業した。彼は高校教師になるのが夢。しかし実際は教育に情熱を持っているわけではなく、ただ単に教師になりたいというだけで、その理由も、女子高生とつき合うことができ、楽しく生きられるといったものであった。そんなある日、鬼塚が普段通りにアルバイトをしていると鬼塚の親友で警察官をしている冴島龍二が私立高校・武蔵野聖林学苑の教員募集のパンフレットを持ってきた。千載一遇のチャンスとなった鬼塚は応募し聖林学苑の面接に向かうが、面接官の内山田ひろし教頭と学年主任の中丸浩司からは邪険な扱いをされた挙句、退学させられた生徒に対する内山田の態度に腹を立て、回し蹴りを食らわす。

しかし、無茶苦茶だが規則よりも「人として大切なもの」を優先する彼の行為に武蔵野聖林学苑の理事長・桜井あきらが目をつけ、ある事情を鬼塚に明かして採用する。その事情とは、武蔵野聖林学苑は伝統ある自由な学苑だと思われているが、内情は、イジメ・登校拒否・暴力などにとどまらず、教師たちについても様々な問題を抱えていることであった。そこで、このような現状を打ち破れる教師として鬼塚に期待し、彼を非常勤として採用した。

桜井は、この無茶苦茶な鬼塚が様々な問題に真っ向からぶつかり、体当たりで解決してくれることに一縷の望みを託したのであった。

各話のあらすじは#エピソードリストを参照。
登場人物
凡例


×は本作品オリジナルキャラクター

▲は原作に登場しているが、鬼塚が担任でない生徒

○は『GTO SHONAN 14DAYS』の登場人物

■は原作および『GTO SHONAN 14DAYS』と名前が異なる人物

主人公・ヒロイン
鬼塚英吉〈25〉
演 - 反町隆史主人公。1972年12月18日生。2年4組の担任で担当教科は日本史[注 1]。通称「GTO」(Great Teacher Onizuka)。喫煙者(ヘビースモーカー)。暴走族の元リーダーで、神奈川の暴走族2000人を1人でまとめ上げたという伝説を持つ。好きな女性芸能人は広末涼子松たか子。親友・冴島龍二が持ってきた、私立高校・武蔵野聖林学苑の教員募集のパンフレットを見て、それに応募。面接当日の荒唐無稽な振る舞いから不採用にされそうになるも、その姿を見た武蔵野聖林学苑の理事長・桜井あきらにより、様々な問題を抱える聖林学苑の解決と未来を託され採用される。結託して教師を脱落させるためのイジメをしている2年4組の担任となり生徒から嫌がらせを受けるが、彼らの抱えている苦悩や学苑全体を巻き込むトラブルと向き合い、自分を忌み嫌う内山田を筆頭とする教職員たちの様々な攻撃を突破してゆく中で生徒たちからの信頼と人望、そして冬月からの信頼も徐々に得ていく。原作・アニメでの年齢は22歳童貞となっている。原作および2012年ドラマ版では、生徒たちのことは苗字で呼んでいたが、本作品では村井と菊地以外は下の名前で呼んでいる。リバイバル版では、高校を30校クビになっており、ビーバーイーツ配達員をしていたが、ケンジの代わりとして私立相徳学院に赴任。私生活では、あずさと結婚している。また、現在もガラケーを使っている。
冬月あずさ〈25〉
演 - 松嶋菜々子ヒロイン。1973年6月28日生。下記の点を含めて、髪型・体型・性格など原作から非常に多くの点が変更されているキャラクターである。早稲田大学第一文学部卒業の英語担当の教師[注 2]非喫煙者(ノンスモーカー)。スチュワーデス志望だったが、就職氷河期のせいもあって夢が破れた(原作では鬼塚と出会ったのは学生時代に面接を受けに行く途中であり、教師になりたくて志望している)ため教師になった。容姿端麗で人当たりのよいマドンナ教師という“表”の顔を持つ。しかし、その実態は教育に対する理想や理念などゼロで、教師をただの「つなぎのお仕事」としか考えていない教師だった。また恋愛に関しても相手を人間性ではなく、社会的ステータス・家柄・収入・将来性などで決める計算高さを持ち、キープばかりをしていたが勅使河原に襲われそうになったところを鬼塚に助けられた際に、彼女の本性を知り激怒した鬼塚に公園噴水に投げ込まれて愛は品定めではないという言葉で一喝されたことからキープをやめた。終盤、教師の仕事をしつつ、スチュワーデスの臨時採用試験を受けて見事合格し、夢であったスチュワーデスの職に就き、教師兼臨時スチュワーデスとなった。当初は鬼塚の行動や言動を無茶苦茶な行為と思っていたが、生徒の気持ちを本当に考える熱意によって、次第に鬼塚の一番の理解者となった。アフター5はパチンコ屋に入り浸りなほどのパチンコ好き。好きな男性芸能人は竹野内豊。そのため自宅には竹野内豊のポスターが貼られている。最終回で「GTF」(Great Teacher Fuyutsukiの略)という通称を与えられた。最終回では、鬼塚が聖アカデミー学園に臨時教員として出向いた関係から2年4組の担任となる。SPで鬼塚と交際し別れを切り出そうとする。しかし終盤、鬼塚のとんでもない行動を止めようとに飛び込むも後に海に飛び込んだ鬼塚に救われたことと、鬼塚の反省に触れた父が認めたことにより鬼塚と復縁を果たした。鬼塚との復縁後は竹野内豊ファンを辞めたため、竹野内のポスターがなくなっている。原作漫画では性交経験がないが、この作品では学生時代に性交経験がある。原作・漫画および2012年ドラマ版での設定では新潟県出身となっており、スチュワーデスの研修には行っていない。リバイバル版では客室乗務員として勤務。鬼塚と夫婦になっている。
職員

当初は鬼塚のことを忌み嫌っており、2年4組の生徒たちが鬼塚によって更生していくと次々と裏切られていく。終盤、(藤富を除き)内山田の味方となってイジメをして鬼塚を解雇することに成功するが、最終話で藤富と鬼塚の一番の理解者となった冬月の熱弁により改心・更生し、鬼塚を見直す。
内山田ひろし〈55〉
演 - 中尾彬教頭。担当教科は数学科だが普段は教壇に立つことはないものの、勅使川原が教壇に立てなかった際の代講で久々に立つことになる。文部省やPTAなどの組織に弱く、これに関係する人の前ではやたらとペコペコする、あるいは善人となるが、その一方で自分に責任を追及された時は逆ギレして敵に回してしまうこともしばしばある。鬼塚を面接した直後に元生徒に暴言を吐いたため、鬼塚に回し蹴りを食らわされる。鬼塚の非常識な行動などが気に入らず鬼塚を解雇したくてたまらない。職場では教頭の位にあるが、家庭では妻・良子や娘・好子には煙たがれており、亭主としての威厳はなく肩身の狭い存在となっている。好子が鬼塚に惚れていることを知り、嫉妬している。夢は自らが望む理想の教育論で、昔は温厚で理想主義的者であったが、いつの間にか自己保身が強く、短気で頑固な人間になってしまい、そのせいで校長になって理想の教育論を望む夢へと変わってしまった。愛車はメルセデス・ベンツ 190E。そのベンツは鬼塚によって1回だけ破壊されている。登場した当初は鬼塚や問題を起こした生徒に対して何かにつけてクズ呼ばわりしたり、いじめを苦に欠席が多いのぼるに「ずる休みしてるのか」と難癖を付けるなど、教育者としても人間としても問題のある言動が目立っていた。これらの言動から嫌な奴の印象が強いが、どこか憎めないところもある。最終話で聖林学苑が神南学園によって吸収合併の危機に陥った際、騙されていたことに気づく。一方で、失職に備えハローワークでスーパーの店員を紹介されたものの、良子と好子の「パパがやりたいのはこんな仕事じゃないでしょ」と「どうせ教師しかできないくせに」との一声により改心し、教師を続けていくことを決意する。また、聖林学苑の吸収合併の事件を機に、鬼塚を見直すと同時に校長に昇任した。原作とアニメでの愛車はトヨタ・クレスタX100系で、5台破壊された。原作および2012年版テレビドラマでは頭が禿げており、眼鏡をかけているが、本作品では髪がある上に眼鏡をかけていない(1話冒頭で鬼塚を面接した際に少しの間だけかけていた)。
■桜井あきら〈49〉
演 - 白川由美校長兼理事長。内山田が頭の上がらない唯一の存在。元々は理事長専任だったが、前任の校長が辞めたことに伴い、校長も兼任している。校長の席が空いていながら内山田を校長に、そして中丸を教頭に昇格させないのは、この二人が「教育者の教育者」になることに疑問符を感じていることによる。数々の問題を抱える武蔵野聖林学苑の未来を変える可能性を鬼塚に感じ、非常勤として鬼塚に全てを託して採用する(昼間の方の面接では「理事長」としては直に接していないが、鬼塚が学苑に試験を受けに来たときからずっとチェックしていた)。温厚で理想主義的者で、鬼塚や冬月のよき理解者。一方で善意の目的のためなら時折残酷に変貌して適切だが退学などの処分・結論を下すことすらある。趣味の一環として昼は学苑内で売店を開き商売をしている、と同時に学苑内の生徒や教師の素行を監視している(ただし、同一人物にならないよう、自分とは別人ということにしている)。最終話で聖林学苑が神南学園によって吸収合併の危機に陥った際、解雇されたが後に復帰する。双子の妹・さくらは聖アカデミー学園の理事長を務めている。孫がいる。原作および2012年版テレビドラマでの名前は桜井良子。
×中丸浩司〈37〉
演 - 近藤芳正学年主任。想定は東京理科大学卒の理科。内山田の腰巾着でもある。学年主任の立場をいいことに上から目線な態度が目立つが、本心は気弱で自分では何も意見を言えずに人の意見に便乗ばかりしていた。学年主任の割には頼りない一面が多く、元生徒が学校に乗り込んで来た際は怯えて内山田の後ろに隠れたり、菊地が登校拒否で説得しに行くように命じられた際は「あのタイプの人間は苦手」だと断って冬月に丸投げして、内山田から呆れられていた。


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