当初は鬼塚のことを忌み嫌っており、2年4組の生徒たちが鬼塚によって更生していくと次々と裏切られていく。終盤、(藤富を除き)内山田の味方となってイジメをして鬼塚を解雇することに成功するが、最終話で藤富と鬼塚の一番の理解者となった冬月の熱弁により改心・更生し、鬼塚を見直す。
内山田ひろし〈55〉
演 - 中尾彬教頭。担当教科は数学科だが普段は教壇に立つことはないものの、勅使川原が教壇に立てなかった際の代講で久々に立つことになる。文部省やPTAなどの組織に弱く、これに関係する人の前ではやたらとペコペコする、あるいは善人となるが、その一方で自分に責任を追及された時は逆ギレして敵に回してしまうこともしばしばある。鬼塚を面接した直後に元生徒に暴言を吐いたため、鬼塚に回し蹴りを食らわされる。鬼塚の非常識な行動などが気に入らず鬼塚を解雇したくてたまらない。職場では教頭の位にあるが、家庭では妻・良子や娘・好子には煙たがれており、亭主としての威厳はなく肩身の狭い存在となっている。好子が鬼塚に惚れていることを知り、嫉妬している。夢は自らが望む理想の教育論で、昔は温厚で理想主義的者であったが、いつの間にか自己保身が強く、短気で頑固な人間になってしまい、そのせいで校長になって理想の教育論を望む夢へと変わってしまった。愛車はメルセデス・ベンツ 190E。そのベンツは鬼塚によって1回だけ破壊されている。登場した当初は鬼塚や問題を起こした生徒に対して何かにつけてクズ呼ばわりしたり、いじめを苦に欠席が多いのぼるに「ずる休みしてるのか」と難癖を付けるなど、教育者としても人間としても問題のある言動が目立っていた。これらの言動から嫌な奴の印象が強いが、どこか憎めないところもある。最終話で聖林学苑が神南学園によって吸収合併の危機に陥った際、騙されていたことに気づく。一方で、失職に備えハローワークでスーパーの店員を紹介されたものの、良子と好子の「パパがやりたいのはこんな仕事じゃないでしょ」と「どうせ教師しかできないくせに」との一声により改心し、教師を続けていくことを決意する。また、聖林学苑の吸収合併の事件を機に、鬼塚を見直すと同時に校長に昇任した。原作とアニメでの愛車はトヨタ・クレスタX100系で、5台破壊された。原作および2012年版テレビドラマでは頭が禿げており、眼鏡をかけているが、本作品では髪がある上に眼鏡をかけていない(1話冒頭で鬼塚を面接した際に少しの間だけかけていた)。
■桜井あきら〈49〉
演 - 白川由美校長兼理事長。内山田が頭の上がらない唯一の存在。元々は理事長専任だったが、前任の校長が辞めたことに伴い、校長も兼任している。校長の席が空いていながら内山田を校長に、そして中丸を教頭に昇格させないのは、この二人が「教育者の教育者」になることに疑問符を感じていることによる。数々の問題を抱える武蔵野聖林学苑の未来を変える可能性を鬼塚に感じ、非常勤として鬼塚に全てを託して採用する(昼間の方の面接では「理事長」としては直に接していないが、鬼塚が学苑に試験を受けに来たときからずっとチェックしていた)。温厚で理想主義的者で、鬼塚や冬月のよき理解者。一方で善意の目的のためなら時折残酷に変貌して適切だが退学などの処分・結論を下すことすらある。趣味の一環として昼は学苑内で売店を開き商売をしている、と同時に学苑内の生徒や教師の素行を監視している(ただし、同一人物にならないよう、自分とは別人ということにしている)。最終話で聖林学苑が神南学園によって吸収合併の危機に陥った際、解雇されたが後に復帰する。双子の妹・さくらは聖アカデミー学園の理事長を務めている。孫がいる。原作および2012年版テレビドラマでの名前は桜井良子。
×中丸浩司〈37〉
演 - 近藤芳正学年主任。想定は東京理科大学卒の理科。内山田の腰巾着でもある。学年主任の立場をいいことに上から目線な態度が目立つが、本心は気弱で自分では何も意見を言えずに人の意見に便乗ばかりしていた。学年主任の割には頼りない一面が多く、元生徒が学校に乗り込んで来た際は怯えて内山田の後ろに隠れたり、菊地が登校拒否で説得しに行くように命じられた際は「あのタイプの人間は苦手」だと断って冬月に丸投げして、内山田から呆れられていた。