GROOVE_LINE
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西沢はたびたび下ネタを匂わす(あるいは完全なる下ネタ)言葉や、あるいは放送コードすれすれの発言をし、それを秀島へ無茶振りをしたり、観客に「わかるな?」「わかるんだな?」と投げかける等、夕方のFM放送らしからぬトークが一つの名物となっていた。また下ネタトークの際は秀島は自分の存在を消すために完全に無言になる。しかし、たまに口を開くと西沢以上に危ない発言をして、西沢に逆に注意される(これは、六本木に移っても健在である)。また秀島の性格なのか曲をかけた時もイントロ部分が完全に終わるまで番組のアドレス(時間がないとドットの部分を抜いて言う)などを繰り返すなどして、トークをかぶせてくる。

スタジオに観覧に来たリスナーにはプレゼントとしてノベルティのステッカーが配布されていた。ステッカーは色が何種類かあり、日替わりで異なる色のステッカーがもらえた。ただし西沢がじらすなどして、スタッフがステッカーを配布するまでに時間がかかる事もあった。西沢によると公開生放送終了後のステッカー配布は郵送にて対応とのことだったが、半年後に開始された後番組GROOVE LINE Zでは中継コーナー「ラジオゲリラ」に参加したリスナーに配布することになった。

このサテライトスタジオからの放送開始当初はGL以外にも『SUPER LINE'J'』の公開生放送が行われたりしたこともあった。このスタジオでの音声業務は基本的に出演者の音量ミックスとリスナー観覧客頭上のスピーカー傍にあったガンマイクの調整が主であり、BGMや放送楽曲およびニュースや交通情報などのインフォメーションの音量調整は西麻布→六本木のJ-WAVE本社で行われていた。従って、生放送中に西沢や秀島が逆キューを振る姿が見られた。
なお、このスタジオにはほかのサテライトスタジオのようなマイク設備はなく、原則出演陣はヘッドセットマイクを使用していたため、それを利用してスタジオ内を動き回りながら放送していたこともあり西沢は「日本初のアクションDJ」と呼称していた。

なお、ゲストが登場する際は、マイクのつけてあるスタンドに既にケーブルが繋いであるものが常備されていて、ゲストはそれとヘッドホンを装着して放送に参加していた。また、曲がかかっている間にスタジオ観覧に来たリスナー向けにナビゲーターとゲストがトークをすることがあり、その際は前述のスタジオ外に設置のスピーカーのみにつながっているマイクを使用していた。
シリーズの終焉

J-WAVE開局時からのMore Music Less Talk路線を転換したJ-WAVEのいくつかの番組のうちの先駆け的な番組でもあった『GROOVE LINE』シリーズであるが、2022年9月29日の放送をもって終了することとなった。同年9月1日の放送で西沢から「そうだ、この番組、今月いっぱいで終了です」と発表され[5]、西沢のYouTubeチャンネルでも公表された。その理由については「J-WAVEの憲法に反した」とも表現していたが、実際のところはYouTubeやSNS、モータースポーツ関係の方面へ主軸を移したいのもあった模様。

この日以降は番組にゆかりあるゲストが数多く登場している。最終回前日の9月28日には12年ぶりに秀島とのツインナビが復活し[6]、翌29日の最終回。番組最後のゲストには松崎しげる中村正人が登場、戸田恵子が電話出演、SOIL&"PIMP"SESSIONSの社長、wyolicaのAzumi、松嶋初音LiLiCoも飛び入り出演した。いつものDJコーナーである「MIX MACHINE」終了後、挨拶しトイレに行くと言ったまま西沢はJ-WAVEを去る[7]。西沢不在でスタジオは混乱、ほのかが進行するなか、直後の『JAM THE PLANET』担当のグローバー[8]、秀島やLiLiCo、松嶋を始め、クリス・ペプラージョン・カビラサッシャなど終わりを見届けに来たナビゲーターたちがブースに入ってその場を繋ぐも、スタッフのスマートフォンに届いた西沢のリスナーに感謝と別れを告げるボイスメッセージが流され、直後集まった面々の拍手と「サライ」で24年半の歴史に幕を下ろした[9][10][11]。この件についてもボイスメッセージで触れており、「最後ぶん投げて、逃げちゃうのも、最後ぐじゅぐじゅとみんなにありがとうございましたって言われるのが嫌で、自由を最後まで貫き通そうと思ってやることなんで、どうか許してください」という西沢なりの考えあってのことであった。現場に居合わせたクリスはツイッターで「「逃げやがったな~」w」とつぶやきながらも「形式が苦手な彼らしいピリオドだった。お疲れピストン!」とエールを送った[12]

この最終回について、10月14日放送の文化放送おとなりさん』に西沢がゲスト出演した際や、12月3日掲載の文春オンラインのインタビュー記事で顛末を語っており、当日J-WAVEに入るとたくさんの花が贈られているのを見て、上述の通りベタベタしたくなかったという事もあり、放送開始15分前にこのことを思いつき、ボイスメッセージを録音した上で番組を締められるようディレクター2人にのみ計画を話し、それ以外は皆知らない状態で放送したという。西沢は「自分がやったことがうまくいきそうでワクワクした」とJ-WAVEを後にする時の心境を語っており、地下駐車場から車を出してから番組を聞き始め、最後の場面で拍手喝采となったのを聞くと車内で大笑いするとともにガッツポーズしたという[13][14]

放送年数24年半はJ-WAVEにおいては『TOKIO HOT 100』『SAUDE! SAUDADE...[15]に次ぐ3番目の長さであった。

後継番組は『GRAND MARQUEE』。
ナビゲーター

ピストン西沢

秀島史香(2000年4月 - 2010年3月)

西沢と秀島は年に数回1?2週間の休暇をとる。また、西沢が日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員を務めている関係上、放送日と選考日が重なった場合も休暇をとる。その間はピンチヒッターを呼ぶが、1週間通して1人が担当することもあれば、日替わりになることもある。LiLiCoらは1週間通すことが多く、DJ DRAGON松尾"KC"潔渡辺祐らは日替わりになることが多い。かつてJ-WAVEナビゲーターだった人物が務めることもある。

ピンチヒッターは番組全編にわたって出演することがほとんどだが、2007年11月19日からの週は18:30頃でピンチヒッターの出演が終了し、それ以降は西沢が1人で進行した。西沢のソロナビゲートは2000年に秀島が登場して以来およそ7年ぶりだった。また、2009年11月16日からの週も18:30頃でピンチヒッターの出演が終了。それ以降は秀島が1人で進行した。秀島のソロナビゲートは初。西沢は「秀島さんの腕が試される」などと発言するなど注目していたが、結果は良好だったようで、2010年4月から西沢は月曜から木曜の同時間帯の後継番組「GROOVE LINE Z」を、秀島は金曜の同時間帯の後継番組「CIRCUS CIRCUS」を担当することとなった[16][17]。過去に出演したピンチヒッター(※のナビゲーターは18:30まで。)

【西沢の代理】

DJ DRAGON

松尾"KC"潔

渡辺祐【2010年現在RADIO DONUTSのナビゲーターでもある】

亀田誠治

大宮エリー

石田純一

ケンタロウ

植松晃士

DJ TARO【2010年現在M+ (MUSIC PLUS)のナビゲーターでもある】

GAKU-MCEAST END

トータス松本ウルフルズ

福ノ上達也

山口隆(サンボマスター

田中知之(Fantastic Plastic Machine

【秀島の代理】

優木まおみ

平子理沙

君嶋ゆかり

YOSHIKA

安めぐみ

大沢あかね

hirokomihimaru GT

土屋礼央(RAG FAIR

ふかわりょう【2010年現在ROCKETMAN SHOW!!(ただし、ロケットマンとして)のナビゲーターでもある】

鈴木あきえ

森下千里

サヘル・ローズ

SHELLY【2010年現在KISS AND HUGのナビゲーターでもある】

有宗麻莉子【のちに西沢とタッグを組むことになる】

コンビ解消後、3度ほど共演しており、2度は秀島が著書を出したタイミングで呼ばれている。

2017年3月6日、「いい空気を一瞬で作る話し方」を発売した際。取材を受ける過程で西沢に挨拶するためにスタジオを覗いただけが、西沢にブースに入れられた[18][19]

2022年6月22日に2度目の共演。「なぜか聴きたくなる人の話し方」発売直後、かつスペシャルウィーク期間中のオファー。当初は18時台のGUEST ZONEのみのはずがまたもや西沢の「おう、入れ入れー!もう今から喋ろうぜ!」の一言により17時台からツインナビゲートが復活する運びとなった[20][21]

2022年9月28日は、翌日に最終回を控え、番組全篇をツインナビゲートで行う運びとなった。実に12年半ぶりのツインナビ完全復活となった。

歴史

GROOVE LINEの直接の前身にあたる番組はTHE VILLAGE。同番組は午後から夜の時間帯をカバーするワイド番組であったが、1997年10月に2部構成となり、そのパート2のうち火曜から金曜を西沢が担当していた(西沢が月曜日にtvkの生番組を担当していたため)。
2010年3月の放送終了まで

1998年4月 - THE VILLAGEから独立する形で番組開始となる。QUIZ MASTERとMUSIC RESCUEは開始時から続くコーナーである。


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