GOTHICMADE+ゴティックメード+-花の詩女-
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身長182cm(DESIGNS3より)。カイゼリンやメロウラをはじめとするホルダ型ゴティックメードは彼によるもの。シワルベに乗艦し、トリハロンと同行していた。
謎の男(ユーゴ・マウザー教授)
声 - 三木眞一郎都行の旅を追跡していた一団の指揮者。逆立った髪の毛で目の周りには模様が描かれるなど奇抜な外見をしている。周到に手引きしたテロリストの敗退に子供っぽく悔しがるなど言動もエキセントリック。正体はシステム・カリギュラのGTMガーランドであるユーゴ・マウザー教授。身長200cm。胸には5本のシグナルボーダーを持つ。自身が開発したボルドックスとカイゼリンとの戦いを見届ける為に、テロリストを手引きしてトリハロンの一行を追跡してきた。トリハロン皇子がカイゼリンを携えてシワルベでベリンの警護を行うことも用意周到に計画されたことであること、この計画にはドナウ帝国をはじめ惑星連合のほぼ全ての国が関与していることがマウザーの口から語られる。もっとも当人はテロ計画の成否自体には興味はない様子(本当はマウザー自身もGTM「マークII」でトリハロン襲撃に加わる予定であったが、「カイゼリンに見とれて援護を忘れた」と後に告白している)。GTMガーランドのみならず騎士の力をも持つ重合人間(ポリメリゼーション・キャスター)という特殊な人間である。
謎の女(エルディアイ・ツバンツヒ)
声 - 三石琴乃都行の旅を追跡していた一団の1人。髪色は淡いターコイズグリーンで月代を思わせる髪型に頭部の左右に大きな髪飾りを付け、オレンジの瞳とイエローのアイシャドウと眉の下のペイントなどマウザーに劣らぬ奇異な風貌の女性。正体はシステム・カリギュラのGTMガーランド、エルディアイ・ツバンツヒ。身長192cm。あらゆる能力を持つ重合人間(ポリメリゼーション・キャスター)で、GTM・マークIIおよびGTM・マークIIIのガーランドにしてマークIIIの操縦者。マウザーと同じく、胸には5本のシグナルボーダーを持つ。マウザー教授と行動を共にし、ボルドックスとカイゼリンとの戦いを見届け、ボルドックスの敗北に自身のマークIII・リッタージェットを使えば良かったとマウザーをからかう。しかしテロ計画には興味を持っている様子はなく、ベリンとトリハロンに注目し行動を随時監視し、その未来への興味を口にしていた。そして、1500年後、3000年後に再びこの地に戻ってくると言い、マウザーらと共に「スタント遊星」に帰還した。
追跡者たち(シオの門番)
マウザー、ツバンツヒとともにGTM・マークIIに搭乗し都行の旅を追跡していた7人の部下。全員が揃いの笠と着物という異国的な出で立ちだが、目を覆うマスクから光が明滅する、服の鎖骨部分の模様から目が現れる、人間の腕から武器を仕込んだ機械の腕に変形する、機械的な音声など普通の人間とは到底思えない異様さを漂わせる。
語り(ナレーション)
声 - 榊原良子
詩女原母(ヘリオス・ナイン・ユニオIII)
声 - 川村万梨阿ベリンの神託としてトリハロンの前に炎を伴って姿を現した詩女たちの始祖と言われる女性。またの名を「炎の女皇帝」。過去に君臨したこの世界の支配者である。
詩女たち
ベリンの神託に詩女原母とともに現れた8人の詩女たち。登場したのは星の詩女スジタス、水引の詩女アオイ、黒の聖女ダッカス、開国の詩女リルレ、集約の聖女ユールラ、中原の詩女ナイミン、北限の詩女オーハイネ、緑の聖女ジスデラ。なお、歴代の詩女はこれで全員ではなく、また「?の詩女」と呼ばれているわけでもない。
アルカナス大皇帝
ドナウ帝国の今上元首で、トリハロンの父。3人の息子と3人の娘をもうけ、トリハロンは3人兄弟の三男。パンフレットの人物紹介には登場するが、劇中未登場(FSS13巻にて登場)。
エピローグに登場する4人組(クリスティン・V ファティマ・町 ファティマ・エスト ノルガン・ジークボゥ=レーダー9世)
ベリンの撒いた種により荒野から一転した一面の花の咲きほこる街道に、トリハロンのガットブロウを身につけた『ファイブスター物語』の登場人物、クリスティン・V(後述の年代より『ファイブスター物語』本編より年配に描かれている)、ファティマ・町、ファティマ・エストの3人(NT2013年5月号より)と、酷く痛んだドナウ帝国の紋章の入った指輪を嵌め、トリハロンがベリンから贈られた織物と同じ色と同じ模様の衣をまとって皇帝となった姿のノルガン・ジークボゥことレーダー9世(DESIGNS4、FSS15巻、NT2021年7月号より)が登場する。子孫を残さなかったトリハロンとは直接の血縁はないため新しく「フィルモア帝国」となった帝国内の王族のひとつからの血統のようであるが、衣を纏っているためトリハロンの後継者であることは間違いない。NT2021年7月号にて星団暦3159年の出来事と明かされた。
登場メカニック
ゴティックメード

ドナウ帝国のゴティックメードは、ホルダ型と呼ばれており、攻撃と防御共に優れ、ドナウ帝国の軍事力の源でもある。各種機種はホルダ型のバリエーションとなっている。劇中には5機種が登場したが、永野護によると劇場公開時点で20機種のデザインが完了しているとのこと。
ディー・カイゼリン (Die Kaiserin)
ドナウ帝国の所有する皇帝機で、トリハロンが貸与され乗機としているホルダ17型ゴティックメード。アウトメタ型ライオンフレームと呼ばれるフレームを採用している、機体形式は「Pzkprbt-キ-707 Horda 17a」、エンジン型式は、ペダン・ワイオ=ペダン型エンジン「ハ=FDK-Y-ON」。Pzkprbtはパンツァー・カンプ・ロボーターの略で、キは機体、ハは発動機を意味する。「ドナウ帝国の氷の女王」・「氷の女皇帝」・「ガラスのカイゼリン」などの異名を持ち、周辺諸国の畏怖の対象でもある。そのデザインはかつてこの世界に君臨した恐怖の象徴として人々に記憶されている支配者を模したものであるとされる。その外見は、戦争・暴力・兵器を嫌うベリンに美しいと言わしめてしまうほど。カラーリングは黒と白のツートンカラー。しかしドナウ帝国を象徴する色である黒色と白色の部分は意図的に発色させているに過ぎず、装甲は本来全て透明で状況によって様々な色に変化する。カイゼリンの異様な起動音にボットバルトは「わが帝国のGTM起動音は、女性の幽霊が泣き叫ぶような音」と説明していた。戦闘終了後の現場検証においては誰も乗っていない状態で広大な荒野に飛び散った残骸の中から、テロリストの正体を示す物証となる、掌に収まる小さな物体を先んじて見つけ出すほどの探査能力を発揮していた。全高:26.7m 本体重量:189t 戦闘重量:232t 通常出力:149.0TW(2026億4000万PS) 最大出力:22,300TW[6]。(30兆3280億PS
ディー・メロウラ
声(メロウラのシン・ファイア) - 麦人ドナウ帝国騎士団の所有するホルダ19型駆逐ゴティックメード。ドナウ帝国の騎士団の中でもトップクラスのハイランダーとよばれる皇帝代理騎士が搭乗する。現在は、ハイランダーの一人シャンディ・マーカスが使用している。盾には竪琴を弾く人魚の絵が描かれている。
ディー・ウィリーズ
ドナウ帝国騎士団の所有するホルダ23型駆逐ゴティックメード。ドナウ帝国の騎士団の中でもトップクラスのハイランダーとよばれる皇帝代理騎士が搭乗する。現在は、もう一人のハイランダー、ルドルフ・サヤステが使用している。本編未登場(NT2022年12月号デザイン公開)。
ライルンレー・エルベ ライルンレー・ライン
ドナウ帝国騎士団の所有するデバイス(主力)ゴティックメード。ホルダ11型(エルベ)13型(ライン)。機体自体は本編未登場だが、ラインのコクピットがシワルベ内にて待機中の騎士のシーンで登場している(記述は機体名含めリッターピクト、NT2022年7月号より)。
ボルドックス
ベリン暗殺のためにテロ組織が送り込んだとされる新型ゴティックメード。正式名称ゾルダートX-3・ボルドックス。システム・カリギュラのユーゴ・マウザー教授が設計開発した最新型ゴティックメードで、機体を見たトリハロンやボットバルトがボルドックスと呼んでいたことから、その存在は既に知られている。パンターフレームと呼ばれるフレームを採用し、劇中には頭部形状の異なる赤色と青色の2機が登場する。
マークII
飛行形態で登場する灰色の機体。ティーガーフレームと呼ばれるフレームを採用しており、人型から飛行形態への変形機能を有する特殊なゴティックメード。飛行形態でも着陸状態では4肢は固定されておらず、浮上したのち背中に装備する飛行ユニットに身体と4肢を引き込んで(永野護曰く、完全変形)から飛行する。劇中では8機編隊で登場。ベリンの都行を光学迷彩などを用いた隠密行動にて監視する謎の男と謎の女の一団が運用していた。頭頂高24m、全高29m。絶大な威力を誇る全長35mにも及ぶ最終兵器バスターランチャーをも標準装備している。劇中では、バスターランチャーの表面が氷結していたが、これは冷却で結露した水が凍結していたもので、バスターランチャーが高温になっている状態を表現しており、いつでも射撃可能なスタンバイ状態であった。正式な呼称はGTMゲート・シオン・マークII・ナンバーIII。
マークIII・リッタージェット
飛行形態で登場する白い機体。「破烈の人形」というサブネームを持っている。マークIIと共に都行の旅を隠れて追跡する一団に所属する謎の女ツバンツヒが開発し自身が搭乗する。マークIIよりも二周りほど大きく馬力も桁違いで、加速時には光の翼のようなものが現れ、マークII以上の轟音を発する。


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