GODZILLA
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製作費$130,000,000[6]
興行収入

$379,014,294[6]

$136,314,294[6]

配給収入 30億円[7]
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『GODZILLA』(ゴジラ、原題:Godzilla)は、1998年に公開されたアメリカ特撮映画トライスター ピクチャーズ提供。セントロポリス・エンターテインメント作品。フリード・フィルムズ、インデペンデント・ピクチャーズ共同作品。

日本東宝が創造・所有するキャラクター「ゴジラ」に基づいて製作された。日本での通称は「トライスターゴジラ[8]」「エメリッヒ版[9]」など。2014年の『GODZILLA ゴジラ』製作以前は、単に「ハリウッド版[出典 2]」や「アメリカ版[出典 3]」と称されていた。

日本でのキャッチコピーは「人類に打つ手は無い」、アメリカでは“Size Does Matter”(巨大さ それが 度肝を抜く[16])。
概要

日本映画のスターであり、世界的な人気を誇る映画キャラクターでもあるゴジラハリウッドが製作するということから、発表当時は世界的に取り上げられた。

アメリカでは初日を映画史上最多の3,310館、7,363スクリーンで迎え、公開6日間でのオープニング興行成績は歴代で2位となる7,400万ドルとなった[3]

日本では約51億円の興行成績[注釈 3]をあげており、これはミレニアムシリーズや平成モスラシリーズよりも高い数字である。日本の観客動員数は360万人である。これは、ミレニアムシリーズ最大のヒット作である『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』の240万人を大幅に上回った。製作費は1億3千万ドル[注釈 4]であり、東宝映画版制作費の10倍以上と著しく巨額となったが、アメリカや他国での健闘が大きなリターンとなった。また、インフレーションを考慮するとシリーズでも屈指の興行収入であるという指摘も存在する[17][18]
ストーリー

南太平洋で、日本の漁船が謎の生物に襲われ沈没する事件が起きる。某保険会社から派遣されたと語る男、フィリップ・ローシェは唯一の生存者となった老船員から何を目撃したかを問い出し、朦朧としながらも恐怖に慄いた言葉で「ゴジラ」という名が紡がれる。

翌日のチェルノブイリにて、放射線による生物への影響を調査していた生物学者のニック・タトプロスは米国務省からの要請でパナマへと向かう。半ば強引に被災地の調査チームに編入されたニックは畑違いと訝るが、そこで巨大な生物の足跡を目の当たりにし、驚愕する。続いてジャマイカや大西洋でも貨物船や漁船が次々と襲われる。

ニックは各地に残された巨大な足型や、座礁したタンカーに開けられた横穴と残された肉片などから、“フランスがポリネシア近海で長年行なっていた核実験の結果として、新種の生物が誕生した”との仮説を立てる。フィリップもまた、ジャンと呼ぶ部下たちを引き連れて現場に残された爪痕を確認し、その新種こそ一連の事件を起こした“ゴジラ”だと確信する。

互いに面識を持たないニックとフィリップが“ゴジラ”の追跡を開始した矢先、ニューヨークに未知の巨大生物が上陸し、人々は突然降って湧いた恐怖に逃げ惑う。ニックはその知識を米軍に買われ、米軍が行なうゴジラ退治に力を貸すが、単為生殖で増えるとのニックの主張を米軍が一笑に付したことや、極秘扱いの日本船員への目撃ビデオがニックの元恋人のオードリーを介して公開されたことから、米軍はニックを追放する。行き場を失ったニックは、タクシー運転手に変装したフィリップに連れ去られる。実はフィリップはフランス対外治安総局の諜報員であり、自国の核実験によって生まれたゴジラを駆除すべく部隊を率いてアメリカに潜入していた。ニックはフィリップの説得により、フランスが行うゴジラ退治作戦に協力することを決意する。

マディソン・スクエア・ガーデンにゴジラの巣があることを発見したニックらは、200個もある卵を爆破しようとするが爆薬が足りず、しかもすでに卵は次々とかえり始め、ニックら人間も捕食対象として追いかけ回す。外への出口が八方塞がりの中、オードリーの発案で彼女の働くテレビ局に割り込みをかけスタジアムからの生中継を行ない、大量の幼獣がまさに街中に飛び出す寸前の危機的状況であることが米軍に伝わる。

一方、成獣の方は巣探しをしていたニックらの目の前に姿を現した後、地上に出て、セントラルパークへと導いてから一気に攻撃しようとする米軍の意図に反して、ハドソン川に逃げ込んでしまう。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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