.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}
この項目では、2014年の映画について説明しています。1998年の映画については「GODZILLA」を、その他の用法については「ゴジラ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
GODZILLA ゴジラ
Godzilla
監督ギャレス・エドワーズ
脚本
マックス・ボレンスタイン
『GODZILLA ゴジラ』(原題: Godzilla)は、2014年のアメリカ合衆国の怪獣映画。『モンスター・ヴァース』の1作目。日本映画のシリーズ『ゴジラ』のリブート作品であり、シリーズ29作目。
レジェンダリー・ピクチャーズがゴジラのキャラクター使用許諾を得て製作した海外版ゴジラ[2]。
着ぐるみを用いた特殊撮影(特撮)によって制作していたそれまでの日本の作品と異なり[注釈 1]、シリーズで初めてフルCGを用いてVFXによって怪獣が描かれている[6][7][2]。
アメリカ合衆国の映画におけるゴジラ作品では、1998年の『GODZILLA』(いわゆるエメリッヒ版)に次いで2作目である[8]。
日本での通称は、「レジェンダリーゴジラ[9]」「ギャレス版[10]」など。 日本の「ゴジラシリーズ」のリブートを取り入れ[11][12]、アメリカ合衆国の資本で制作された『GODZILLA』以来16年振りの作品である。また、日本でゴジラ映画が公開されるのは、2004年公開の『ゴジラ FINAL WARS』以来、10年振りとなる[13][8]。ワーナー・ブラザース映画 = レジェンダリー・ピクチャーズ提供、レジェンダリー・ピクチャーズ製作[3]。 1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、ウラン採掘現場の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、原発は倒壊し、付近は閉鎖された。 15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォード大尉は、父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、フォードと共に禁止区域へ再侵入し当時の居宅に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、原発跡地内の研究施設へ連行される。 施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、すでに繭は羽化を開始していた。羽化を遂げた生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに原子力空母「サラトガ」[注釈 2]にてムートーと名付けられた巨大生物を追う。モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物ゴジラを研究し、その存在を社会から隠蔽することだった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。
概要
ストーリー