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あまちゃん
三陸鉄道36-100形気動車(オープニング映像などに登場する北三陸鉄道の同形車両)
ジャンルホームドラマ
コメディドラマ
脚本宮藤官九郎
演出井上剛
吉田照幸
梶原登城
出演者能年玲奈
小泉今日子
尾美としのり
杉本哲太
松田龍平
古田新太
小池徹平
橋本愛
福士蒼汰
有村架純
八木亜希子
吹越満
塩見三省
でんでん
平泉成
木野花
美保純
片桐はいり
渡辺えり
薬師丸ひろ子
蟹江敬三
宮本信子
ナレーター宮本信子(故郷編)
能年玲奈(東京編前半)
小泉今日子(東京編後半)
オープニング大友良英
「あまちゃんオープニングテーマ」
時代設定2008年夏 - 2012年7月[注 1]
製作
プロデューサー訓覇圭
菓子浩
制作日本放送協会(NHK)

放送
放送国・地域 日本
公式ウェブサイト

本放送
放送期間2013年4月1日 - 2013年9月28日
放送時間月曜 - 土曜
7:30 - 7:45(BSプレミアム
8:00 - 8:15(総合
放送分15分
回数156

再放送
放送期間2013年4月1日 - 2013年9月28日
放送時間月曜 - 土曜
12:45 - 13:00(総合)
23:00 - 23:15(BSプレミアム)/
土曜 9:30 - 11:00(1週間分、BSプレミアム)
放送分15/90分

あまちゃん一週間(ダイジェスト)
放送期間2013年4月7日 - 2013年9月29日
放送時間日曜 11:00 - 11:54の一部(総合)
放送分20分

5分版ダイジェスト
放送期間2013年4月7日 - 2013年9月29日
放送時間日曜 5:45 - 5:50
月曜(日曜深夜)0:05 - 0:10
放送分5分

再放送(2015年)
放送期間2015年4月6日 - 10月3日
放送時間月曜 - 土曜
7:15 - 7:30(BSプレミアム
放送分15分
回数156
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『あまちゃん』は、2013年度(平成25年度)上半期にNHKで制作され、総合テレビBSプレミアムで放送された連続テレビ小説・第88シリーズのテレビドラマ作品である。
目次

1 企画・制作

1.1 企画の経緯

1.2 ロケ地など


2 あらすじ

2.1 第1部・故郷編(第1話 - 第72話)

2.2 第2部・東京編

2.2.1 前半(第73話 - 第132話)

2.2.2 後半(第133話 - 第156話)



3 登場人物

3.1 主人公とその家族

3.2 北三陸の人々

3.2.1 足立家の人々

3.2.2 海女・漁協関係者とその家族

3.2.3 その他の北三陸の人々


3.3 東京の人々


4 設定・用語

4.1 北三陸市

4.2 オフィス・ハートフル

4.3 スリーJプロダクション

4.4 劇中劇


5 オープニング・エンディング

5.1 タイトルロゴ


6 音楽

7 演出上の特色

7.1 オマージュ・パロディ

7.2 その他


8 受賞

8.1 ドラマ

8.2 音楽

8.3 その他


9 反響およびエピソード

9.1 視聴率

9.2 各種ランキング

9.2.1 映像作品

9.2.2 書籍

9.2.3 その他のランキング


9.3 ネット上での反応

9.4 経済効果

9.5 その他の影響


10 スタッフ

11 放送日程

12 アンコール放送

13 総集編

14 関連番組

14.1 特別編・第157回「おら、紅白出るど」

14.2 パロディ

14.3 関連キャンペーン


15 関連商品

15.1 映像ソフト

15.2 公式書籍

15.3 関連書籍


16 脚注

16.1 注釈

16.2 出典

16.3 参考文献


17 関連項目

18 外部リンク

企画・制作

NHKが2012年(平成24年)6月4日の記者発表で概要を明らかにした。宮藤官九郎の脚本によるオリジナルストーリーで、宮藤がNHKで脚本を手がけるのは、連続テレビ小説以外も含め初めて。

ヒロインの天野アキ役に起用されるのは能年玲奈で、同年7月26日に記者会見が開かれて発表された[1][2]。東京制作の連続テレビ小説では、『つばさ』以来4年ぶり(総合テレビでの放送時間が現在の8:00スタートに変更されてから初めて)にオーディションを実施し、1953人の中から選ばれたもので、能年は初めてのドラマ主演となる。

第1部(第1週 - 第12週)では、東北地方・岩手県三陸海岸沿いにある架空の町・北三陸市を舞台に、東京の女子高生・アキが夏休みに母の故郷である北三陸に行き、祖母の後を追って海女となるが、思いがけないことから人気を得て地元のアイドルとなる姿が描かれた。第2部の前半(第13週 - 第22週)では、アキが地元アイドルたちを集めたアイドルグループのメンバーとしてスカウトされ、東京に戻りアイドルになるため奮闘する姿が描かれ[3]、後半(第23週 - 最終週)では、現実世界で2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災東北地方太平洋沖地震)を劇内出来事として扱い[4][5]、アキが北三陸に再び戻り地元のアイドルとして復興に携わる姿が描かれた。なお、ドラマタイトルの『あまちゃん』には、「海女さん」の意味と「人生の甘えん坊(甘ちゃん)だったヒロインの成長を描く」という意味が込められているという[6]

アキ(能年)以外の主要キャストについては、2012年9月6日の記者発表で第1部「故郷編」(第72話以前)の主要キャスト(アキの親族と北三陸の人々)が[7]、翌2013年1月18日の記者発表で第2部「東京編」(第73話以降)の主要キャスト[3]が明らかになった。2012年10月18日岩手県久慈市クランクイン、翌2013年(平成25年)6月18日に最終話の第一稿が書き終わり[8]8月1日クランクアップした[9][10][11]
企画の経緯

番組タイトル発表時の記者会見[6]や放送前後に行われた宮藤への複数のインタビューによると、本作の発想の核になっているのは「小さな田舎の、地元アイドルによる村おこし」だという。宮藤も東北(宮城県)出身であるが、宮藤自身は最初から東北を題材に描こうと思ったわけではなく[注 2][注 3]、具体的な題材を探す中で岩手県久慈市小袖海岸の「北限の海女」や、三陸鉄道北リアス線を使った町おこしなどの存在を知り、2011年11月に宮藤・井上ら4名で久慈市を取材[14][15]。このとき宮藤は「僕から見ると豊富にネタがあるけど、町の人はそれを当たり前に思っている感覚がいい[14]」と感じ、さらに現地の琥珀掘りの人が「1984年から掘っている」ということから“1984年→アイドル全盛期”という発想により田舎とアイドルが具体的に結びつけられ[15]、そこからドラマの輪郭が一気に立ち上がったとのこと[注 4]。このような経緯もあり、舞台こそ架空の町だが、久慈市で主なロケが行われるとともに、ストーリーの随所に久慈市周辺を題材とした舞台設定がちりばめられている。

また、東日本大震災を描くことについては、執筆前の時点で宮藤は「震災をフィクションの中に入れることは抵抗があった」とする一方で「(震災の話題を)やらないのも嘘、それだけをやるのも嘘」と語り[4]、執筆後には「(震災なしで書くのもありかもとは)思えなかった」「地震までの回でずっと積み上げてきたものが、自分で思っていたよりも揺るぎなかった」と述べている[16]
ロケ地など

故郷編ロケ地・久慈市小袖海岸

小袖海岸の小袖漁港(袖が浜地区ロケ地)

三陸鉄道久慈駅(北三陸鉄道北三陸駅ロケ地)

久慈駅前デパート・撮影に使用された看板を掲示中(観光協会外観ロケ地)

三陸鉄道堀内駅(北三陸鉄道袖が浜駅ロケ地)

三陸鉄道田野畑駅(北三陸鉄道畑野駅ロケ地)

埼玉県立寄居城北高等学校(北三陸高校ロケ地。ただし、潜水土木科のプールのシーンは岩手県立種市高等学校

アメヤ横丁(アメ横。アメ横女学園芸能コースの本拠地「東京EDOシアター」近辺ロケ地)

あらすじ

内容については公式サイトに記載された「あらすじ」に基づく[17]
第1部・故郷編(第1話 - 第72話)

1984年(昭和59年)夏の「北三陸鉄道リアス線」開通式、歓喜に賑わう大勢の人たちをよそに、18歳の天野春子は不愉快な様子で上り列車に乗り込んだ。

それから24年後の2008年(平成20年)夏、春子の娘で東京で生まれ育った16歳の天野アキは、祖母・天野夏の危篤の知らせを受けた春子に連れられ、彼女の郷里である岩手県北三陸市袖が浜を初めて訪れる。しかし夏の危篤の話は、後継者不足に悩む観光資源「北の海女」を春子に継いでもらおうと、北三陸駅の駅長・大向大吉がついた嘘だった。24年前に家出同然で上京した春子は、夏との口論の末に東京に戻ろうとするが、夏ら海女たちの勇姿と過疎化が進む北三陸の現実を知ったアキは、暗く引っ込み思案な今までの自分を払拭し海女になる決意をする(第1週)。夫・黒川正宗との離婚を決めた春子とともにアキは北三陸に移住し、地元の美少女でアイドル志望の足立ユイと親友になる(第2週)。

初代「ミス北鉄」となったユイと海女活動中のアキは、観光協会のホームページに動画が掲載されてアイドルオタクの注目を浴び、北三陸には二人を目当てに大勢の観光客が押し寄せる。大吉ら町おこしに熱心な人々の思いに押され二人は観光PRの広告塔的存在になる(第3週 - 第6週)。そんな中、久しぶりに袖が浜に帰ってきたアキの祖父(春子の父)・天野忠兵衛の口から、春子がかつてアイドルを目指していたことが暴露される(第6週)。自分の過去と重ねてアキがアイドルになることを嫌う春子の思いに反し、アキは春子の歌う姿に感銘を受けたこと、ユイと共に「潮騒のメモリーズ」として大勢の人前で歌い楽しさを感じたこと、昔の青春映画「潮騒のメモリー」を見て主演女優の鈴鹿ひろ美に憧れを抱いたことをきっかけに、芸能活動に目覚めてゆく(第7週)。

この間、アキは観光協会職員でユイの兄・足立ヒロシからの恋心の告白を受けたり、高校の潜水土木科の先輩・種市浩一への初恋とユイを交えた三角関係による失恋を経験する(第8週・第9週)。

折しも、琥珀掘りの小田勉に弟子入りしていた水口琢磨が実は大手芸能事務所「オフィス・ハートフル」のスカウトマンであり、同社長兼大物プロデューサーの荒巻太一の指令でユイとアキを偵察していることが発覚。


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