GIFアニメーション
拡張子.gif
MIMEタイプimage/gif
タイプコード
GIFアニメーション(ジフアニメーション、GIF animation)は、Graphics Interchange Format (GIF) の「マルチイメージ」を使ったアニメーション。アニメーションGIF (animated GIF) ともいう。
マルチイメージは GIF87a で導入された機能で、複数のフレーム(参考:コマ (映画・漫画))を順に表示できる。GIF89a では待ち時間が指定できるようになった。
GIF の使用は色数の制約や過去のサブマリン特許問題(→Graphics Interchange Format#特許問題とその顛末)などから減りつつあるが、JPEG にはアニメーション機能そのものがないため、多くの環境で対応しているGIFアニメーションは、2021年現在でも広く使われている。 基本的に動画ファイルではなく画像ファイルの拡張なので、動作やサポート状況は画像ファイルに準じ、これが長所にも短所にもなる。また、GIF 共通の長所・短所もある。 製作者と閲覧者双方にとっての簡便さが最大の長所である。 さまざまな理由から、大規模な動画には向かない。 GIFアニメーションの代替手段としては などがある。
長所と短所
長所
古くから多くのウェブブラウザで標準サポートされており、プラグイン等は不要である。
動画編集ソフトウェアもウェブプログラミングも必要ない。必要な静止画と、簡単な変換ツールがあればいい。
HTMLでの記述も通常の GIF 画像同様の <img> タグや <a> タグが使える。
背景を透過できる(GIF 共通の機能)。
短所
画像以外のストリームを持たない。特に、音声ストリームを持たない。
最大 256 色 (=28) しか使えない。そのため、自然画
フレーム間圧縮がない。
同じフレームの再利用はできる。また透過機能を利用して差分画像だけのフレームにすることで圧縮率を上げることもできるため、間接的にフレーム圧縮に近いことはできる。
多くのムービープレイヤーでは再生できない。
Windows VistaやWindows 7 では、標準添付のフォトビューワで表示されない。
代替手段
動画ファイル (MPEG-1/-2/-4 etc)
JavaScript などで画像を連続表示する
MNG または APNG(PNG に対するGIFアニメーションの相当物だが別規格となっている)
Adobe Flash[注釈 1]
WebPのアニメーション機能
注釈^ 2020年12月でサポートを終了したため、今後は使うべきではなくなった。
関連項目
Motion JPEG - JPEG画像を連続表示する形の動画規格。こちらには音声ストリームが存在する。
コンピュータアニメーション
表
話
編
歴
アニメーション
国別
中国 - インド(英語版) - 日本 - 韓国(英語版) - 北朝鮮 - マレーシア(英語版) - フィリピン(英語版) - チェコ - アメリカ合衆国(英語版)
歴史アゼルバイジャン(英語版) - カナダ(英語版) - 中国(英語版) - フランス(英語版) - ハンガリー(英語版) - イラン(英語版) - 日本 - ロシア(英語版) - イギリス(英語版)
産業アニメーター - 作画監督
手法
セルリミテッド・アニメーション - ロトスコープ
ストップモーションクレイ (ストラタカット(英語版)) - カットアウト (シルエット) - グラフィック(英語版) - モデル(英語版) (ゴー・モーション) - オブジェクト(英語版) - ピクシレーション - パペットゥーン(英語版)
コンピュータ
2Dフラッシュ (Flash animation) - GIF - パワーポイント(英語版) - SVG(英語版)
3Dトゥーン - クラウド(英語版) - モーフターゲット(英語版) - モーションキャプチャ - ノンフォトリアリスティックレンダリング(英語版) - スケルタル
他の手法ダイレクト - パラパラマンガ - トゥイーニング(英語版) - ペイントオングラス(英語版) - ピンスクリーン - ピクセルアート(英語版) - ポーズトゥーポーズ(英語版) - サンド
関連項目カトゥーンシリーズ(英語版) - アニメイテッドカトゥーン(英語版) - キャラクターアニメーション(英語版) - インディペンデントアニメーション(英語版) - アダルトアニメ - エロティック・アニメーション