GE・アビエーション
GE-Aviation
種類部門(ゼネラル・エレクトリック - GE・インフラストラクチャー
本社所在地アメリカ合衆国オハイオ州エバンデール
GE・アビエーション (GE-Aviation) は、アメリカ合衆国の航空機エンジンメーカー。複合企業ゼネラル・エレクトリック (GE) 傘下の、GE・インフラストラクチャーの一部門。本社はオハイオ州エバンデールにある。
企業概要GE・アビエーションの社有機であるボーイング747。左翼の第2エンジンを換装し、試験に用いられる(GE90に換装されている)。
世界最大の航空エンジンメーカーで、商用機でも多くのシェアを占める、GEグループの主要な実業部門である。2005年9月にゼネラル・エレクトリック・エアクラフト・エンジンズ (GEAE) から改称した。
1942年、スチーム/ガスタービンと航空レシプロエンジン用ターボ過給器で実績のあったゼネラル・エレクトリックは、ターボジェットエンジンの実用化に当ってアメリカ国防総省から指名され、当時技術的に先行していたパワージェット W.1 のライセンス生産にマサチューセッツ州リンで着手した。後にこのリン工場では、商用ターボシャフト発電機なども手掛けている。
エバンデール本社工場は、中型のCFM56の他に、LM6000、LM2500などガスタービンを担当し、またノースカロライナ州のダーラム工場では、大型のGE90、CF6、CF34などの組み立てが行われている。
これらのタービンブレードなど主要部品は、ケベック州ブロモン、ニューハンプシャー州フックセット、ケンタッキー州マディソンヴィル、バーモント州ラトランドなどで分散生産されている。
同社の主要競合社は、ロールス・ロイスとプラット・アンド・ホイットニーである。フランスの航空エンジンメーカー・スネクマ(Snecma)とは、1974年にCFMインターナショナルを設立し、民生用中型エンジン分野で提携している。大型機市場ではライバルのプラット・アンド・ホイットニーとエンジン・アライアンスを立ち上げ、ロールス・ロイスに対抗した。また小型機市場では本田技研工業との合弁企業GE・ホンダ・エアロ・エンジンを設立した。
1950年代にはターボジェットエンジンが多軸化しつつある中で超音速機には単軸ターボジェットこそが最適との考えからJ79、J85、J97(英語版)といった単軸エンジンを開発、当時の戦闘機等に搭載され、民間機向けの派生型も製造された。