GAORAプロ野球中継
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『GAORAプロ野球中継』(ガオラ・プロやきゅうちゅうけい)は、毎日放送の連結子会社が運営するGAORA2009年から放送されている阪神タイガース北海道日本ハムファイターズ主催ゲームのプロ野球中継タイトル。
概要

阪神タイガース(阪神)と北海道日本ハムファイターズ(日本ハム)の主催ゲームを中継しているGAORAでは[1]2008年まで阪神戦を『檄!阪神タイガース中継』、日本ハム戦を『なまら! 北海道日本ハムファイターズ中継』というタイトルで放送してきたが、2009年より両者のタイトルを統合することになった。

年末年始には中継した全試合の中から、視聴者からの反響が大きかった試合を選出してアンコール放送する「セレクション」企画が行われる。

2013年は、両チーム合わせて134試合の中継を連日送る。以下、各球団ごとに中継の方針について述べる。
阪神戦

主催全72試合のうち、読売ジャイアンツ(巨人)戦を除く60試合と巨人戦の一部を生中継、もしくは試合終了後に録画放送する(生中継の場合は、翌朝に再放送も行われる)。2013年度は、生放送22試合・録画40試合の計62試合となる。

放映権は競合するスカイAと共有しており、一方で生中継、もう一方で録画放送を行う。生中継と録画放送の日数は、双方の編成の都合に合わせ、ほぼ同数になるように調整される[2]。GAORAでは日本ハムの主催全試合も中継しているため、日本ハム戦の中継がある日は基本的に録画放送となる[3]

巨人戦は、GAORAを運営するMBSが放映権を獲得した場合のみ放送する[4]が、テレビ大阪が放映権を得た場合にも生中継を行う場合がある[5]。MBSが放映権を獲得し、それが全国ネットで放送される場合は、地上波とのトップ&リレー中継となる場合がある(2012年は4月7日の試合が該当)。

阪神甲子園球場で試合が開催される日は、原則としてTigers-ai(実質的な球団直営の映像制作組織)が制作した番組を使用する[6]。ただし、MBSが放映権を持つ巨人戦のみ、MBS制作の映像を使用する場合がある[7]。また、京セラドーム大阪や各地の地方球場で行われる試合については、MBSやサンテレビから供給を受けることがある(ただし、MBSやサンテレビなどが放送していても、出演者の契約の都合でそのまま放送できない場合もあるため地方開催の主催試合でもTigers-aiから配給されたものを使う試合もある)。オープン戦や阪神二軍戦(不定期に阪神鳴尾浜球場や甲子園球場での開催分を中継)はGAORAとTigers-aiの共同制作となり、MBSを含む三者の出演者が合同で出演する場合もある[8]。なお、クライマックスシリーズの中継に関してはMBS地上波で放送される場合、MBSの映像を使う場合がある。

また、オープン戦の場合は例外で、一部の阪神甲子園球場で試合が開催される日でもサンテレビから最低1試合は供給を受けている。

生中継を行う日には、『GAORAタイガースライブ?直前練習?』と題して、試合前の打撃練習を中継することもあった(進行役はMBSアナウンサーと解説者)が、2014年ごろからは「トラツボ・タイガース直前情報」と題したプレゲームコーナーに変更。亀山つとむによる選手インタビューや、当日の解説者・アナウンサーによる直前情報が放送される。この他、ウエスタン・リーグファームの試合の生中継を不定期に行う場合がある。

2012年からは、毎日放送(MBSテレビ・MBSラジオ)と共に『With タイガース』という統一スローガンを掲げており、テレビ・ラジオと合同のキャンペーンを展開している。

2013年はスカイAが生中継を強化した兼ね合いで、GAORAでの生中継は20試合(巨人戦2試合含む)に縮小された[9]。なお、4月13日のDeNA戦は「with タイガース MBSデーゲーム」としてMBSテレビ・ラジオとの合同実況企画(GAORAの実況担当は馬野雅行金本知憲亀山つとむの2名、遠山奨志今岡誠の3組の解説者が3イニングずつ各局をローテーションする)を行った(映像はMBSテレビと同様のものを使用)。「猛虎ファイル#協賛試合の地上波テレビ・ラジオ・CS同時中継」も参照

また、2014年も2013年同様、4月19日のヤクルト戦で前述と同じ企画を放送したが、この時はMBSテレビが録画放送であったため、MBSテレビと合同で「With Tigers MBSベースボールパーク」としてMBSテレビ・ラジオとの合同実況企画ながら前回とは違い、通常であればTigers-aiに差し替えられるが、この時は例外でMBSテレビが録画放送(前述)だった兼ね合いもあり、MBS製作(解説:金本知憲藤本敦士 実況:馬野雅行)でそのまま放送を行った。(また、この企画は5月9日の巨人戦と6月7日のオリックス戦でも実施される予定である。)
日本ハム戦

主催全72試合を中継する。大半は生中継だが、年に数試合は阪神戦をGAORAで放送する関係上、J SPORTS、スカイA、フジテレビTWOのいずれかにて生中継(2011年までは『アクティブ!ベースボール』名義、2013年は1試合が該当)を行い、GAORAではノーカット録画放送となる。

球団とGAORAの共同制作で、東京ドームでの開催分は東京ケーブルネットワーク(TCN)も技術協力として参加する。このため球団公式の番組としても扱われ、インターネットテレビの『パ・リーグTV』やひかりTVでも同時放送される。また、2012年度には一部の試合がNOTTV 1・NOTTV 2でも『NOTTVプロ野球2012』のタイトルで放送された。ちなみに日本シリーズは放送されていない。

2020年は『BS12 プロ野球中継』(BS12トゥエルビ)でも2試合が同時放送された。

かつて東京を本拠地としていた時代にはテレ玉の『TVSヒットナイター』やチバテレの『マリーンズナイター』でも同時放送していた[10]。現在もその名残で、テレ玉では東京ドーム開催分を数試合ネット受けする。また、対戦カードによっては他の独立局もネットに加わる場合もある。

『なまら!』時代から引き続き、チームがリーグ優勝した日には表彰式から優勝記者会見、祝勝会(ビールかけ)までノーカットで放送する。また、北海道放送(HBC)で放送された特別番組時差放送する他、優勝時以外の大記録達成時などにもHBCの特番を時差放送する(稲葉篤紀の2000本安打達成記念など。内容によっては、番組がDVD化されることもある)。HBCとはオフシーズンの特番も共同制作するなど関係が深い。その一方で、中継技術は北海道テレビ放送(HTB)の子会社であるHTB映像(愛称:miruca〈ミルカ〉)と札幌テレビ放送(STV)の子会社である札幌映像プロダクション北海道文化放送(UHB)の子会社であるオーテックが担当している[11][12]。また沖縄県での開催時はMBSと琉球放送(RBC)、関西東通や、その他沖縄県内のプロダクションなども制作協力団体として参加する。

年に1・2回程度、ファイターズ鎌ケ谷スタジアム千葉県鎌ケ谷市)などで行われるファーム(イースタン・リーグ)の試合を中継することもある。

2011年にはBS-TBSで放送された中継にHBCと共に制作協力として関与した(実況・解説はTBSが派遣。地上波はHTBでローカル放送)。2013年以降にに同様の体制(地上波放送局はその時々で異なる)で放送された際にはGAORAのクレジットがない代わりに、製作著作に「北海道日本ハムファイターズ」がTBSと連名でクレジットされることがある。

2014年から初回放送に限り、親会社の日本ハムとその関連会社「日本ハムグループ」1社提供番組[13]になった。同枠のCMでは、商品CMのほか、この番組限定で配信されているグループのオリジナル企業CM「ニッポンハムグループはグループじゃない。チームだ。」シリーズ(札幌ドームで撮影 2014年に第1弾、2015年に第2弾製作)[14]が放送されている。また2015年からGAORA社員が北海道日本ハム球団に出向し[15]、GAORA・日本ハム球団製作のテレビ中継の映像に加え、リニューアルされた札幌ドームの大型ビジョンとの連動を高め、様々な迫力のある映像を織り込みながら中継する。またこの年から、「ファイターズホームラン賞」と称して、GAORAで中継する日本ハム主管試合で日本ハムの選手がホームランを打った場合、その本数分の人数に対して、同球団公認商品の「ホームランソーセージ」詰め合わせ(10パック)[16]、2022年はコロナ禍を考慮し、Airdogの空気清浄機が贈呈される。

2021年は一部の試合でビジターチーム応援副音声を実施する。出演はビジター側の球団制作中継に準じるが、対阪神戦は毎日放送からもアナウンサーを派遣する(2021年4月7日の対ソフトバンク戦は主音声=解説:岩本勉、実況:近藤祐司、副音声=解説:柴原洋、実況:久保俊郎)。

2022年5月21日の対西武戦は「LIONS BASEBALL L!VE」を放送するフジテレビTWOで放送、副音声も西武に準じている(主音声=解説:建山義紀、実況:近藤祐司、副音声=解説:松沼博久、実況:鈴木光裕)。
その他詳細は「アクティブ!ベースボール」を参照

競合するJ SPORTSが放映権を持つ広島の主催試合(広島はNHK BS1で生中継される試合を含む)のうち、J SPORTSで放送枠が確保できない試合も年に数回中継している(スカイAでの放送の場合もある)。

2011年までは『アクティブ!ベースボール』という別のタイトルが付いており、sky・A sports+の楽天戦(当時)[17]も対象だったが、2012年より本番組に統合された(J SPORTSでも同様)。

2019年オフのアジアウインターベースボールリーグは、GAORAをはじめ、J SPORTSスカチャンBSスカパー日テレジータスフジテレビONEで放送されるが、制作はGAORAで行っているため[18]、本番組の解説者(阪神戦・日本ハム戦担当とも)とアナウンサー(毎日放送所属・フリーとも)を中心に、現職コーチ(荒木雅博片岡治大光山英和[19]その他フリーアナウンサー(大前一樹)が出演することがある。
放送時間

生中継 - 阪神戦は試合開始15分前、日本ハム戦は試合開始30分前から試合終了まで

阪神戦・日本ハム戦ともに2011年までは試合開始15分前から試合終了まで、2012年?2014年・2020年は試合開始30分前から試合終了まで

阪神戦のナイターでは、前座として応援番組の『
ぷちトラ!』が放送される。


録画放送 - 23時、23時30分、翌朝5時から(編成の都合により変動)

阪神戦と日本ハム戦の中継対象ゲームが同一日に開催され、阪神戦が録画となる日に雨天などで中止となった場合には、阪神戦に代えて日本ハム戦の録画放送を行う場合がある。翌朝の再放送を含めると、同じ試合が2日間で3回も放送されることになる(うち1回がスカイAでの放送の場合も含む)。


備考

スカイAで朝日放送テレビ(ABC)の制作番組が使われる場合、Tigers-ai配給のものは事実上GAORAの独占放送となる。

MBSやサンテレビの映像を使って中継する場合は、各局の中継開始時刻に合わせることもまれにある。

GAORAやスカイAの編成の都合によっては、ごくまれに同じ阪神戦の録画放送が同じ時間帯に並行して放送される場合がある[20]

試合開始前は直前情報として、前回の試合回顧・当日の試合の見所を当日の解説者が行うほか、注目選手インタビュー(阪神戦は「トラツボ」と題して亀山が、日本ハム戦は主に実況の近藤が聞き手役を務める)、また日本ハム主管試合はこれに加え当日のベンチレポーターによる選手の試合前の表情や、応援席のレポート、ファイターズのチアガールや球団スタッフ出演のイベント情報を送る。


解説者
阪神戦
毎日放送制作(主に2軍)

太田幸司

亀山つとむ

藪恵壹

今成亮太(2020年 - )

井川慶(2021年 - )

岩田稔(2022年 - )関西テレビ・ABC・サンテレビ解説者

Tigers-ai制作試合(主に1軍)

岡義朗(サンテレビ・JSPORTS解説者)

湯舟敏郎(サンテレビ・ABCラジオ解説者)

黒田正宏

工藤一彦

大熊忠義

佐野慈紀

上田二郎

狩野恵輔(MBSラジオ・サンテレビ解説者)

今成亮太(2020年。2022年 - )

阪神球団との業務委託契約で「タイガースアカデミー ベースボールスクール」のコーチを務めていた2020年に、古巣でもある日本ハムとのオープン戦中継へゲスト出演。契約期間の満了に伴って野球解説者として独立した2022年以降は、日本ハム主管の公式戦中継やスカイAの阪神戦中継にも出演している。


井川慶(2021年 - 、サンテレビ解説者)

岩田稔(2022年 - 、阪神球団のコミュニティ・アンバサダー)

関西テレビNHK大阪放送局・ABC・サンテレビ制作の阪神戦中継にも、解説者として随時出演。


日本ハム戦

岩本勉


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